第一回 城南排尿障害セミナー
去年の時点で、今年の2月に「排尿障害」について講演を依頼されました。
一般の開業医向けの啓蒙活動の一環で、地元の大学病院泌尿器科教授の要請により、第一回の講師として私に白羽の矢が立ちました。一般の素人向けの講演ならば、病気の種類と定義と診断・治療法について話せば良いだけですから、容易いのですが、聴衆が医師となると話は変わります。
通常の教科書的な内容では、恐らく興味は持てないでしょう。与えられた時間は1時間、実際に話すのが45分で、質疑応答に15分が与えられます。
45分間、聴衆の興味が維持出来るような話しをしなければなりません。そこでテーマは「排尿障害の表の顔と裏の顔」にしました。少し意味深な雰囲気を醸し出すような内容です。医師は専門職で、どちらかというと理系の頭です。しかし、純粋に科学者的な発想はしないと私は思っています。科学風に装っているだけが現実です。その本質は技術者と職人の中間的な発想で成り立っています。ですから、診断や診療に有効な着想やテクニックに興味が湧く筈です。
教科書には掲載されていない、常識では思いつかない視点で話しを進めてみたいと現在考えています。
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コメント
先生の考え方が広まって多くの方が救われると良いですね
投稿: | 2016/01/09 19:24