第81噺（145噺中） 「体重」

健康のバロメーターとして体重測定があります。
毎日の体重測定で一喜一憂するのは愚の骨頂ですが、病気によってはバロメーターになります。
例えば、肥満は体重測定が重要になります。私のように 慢性腎不全の場合も然りです。
肥満の場合は、体重と脂肪が比例します。そして運動による脂肪の燃焼でその比率が変化します。脂肪が少なくなる代わりに、筋肉が付くからです。

慢性腎不全の場合は、体に水が溜まり易くなるので、体重測定で水分量を推測する必要が出てきます。水分が多くなる＝体に水が溜まる＝心不全・肺水腫・腹水＝死へ直結だからです。
私が1月に入院した時の体重の変化をグラフに示しています。12日間の入院で体重が10㎏以上減りました。減ったほとんどが水だったのです。

今では筋力トレーニング（クロストレーナー）で体重が３㎏ほど増えました（69.6㎏）が、逆にそのことで腎機能が悪くなり、現在、運動は休止中で、66.4㎏に落ち着いています。バロメーターもいくつもあり、判断に迷うところです。

体重は刻々と変化します。ある日の私の就寝前に体重を量り67.9㎏が早朝に66.7㎏まで落ちていました。その間に200mlの水分を含んでいて、排尿量が1㍑ですから、汗で一晩に400ml蒸発したことになります。人間の体ってすごいですね。