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第82噺(145噺中) 「気の養生・充電」

腎臓は気功の中では充電池の役目を果たします。
腎臓には先天の気と後天の気が蓄えられていることになっています。先天の気は生まれた時に持っているエネルギーで後天の気は生きて行くうちに大気や食べ物から補充しているエネルギーです。
そのエネルギーの取り入れ口が口になります。気功術の中では、このエネルギーを蓄える方法として「攪海嗽津(かくかいそうしん)」という養生法があるそうです。(参考:戸塚鍼灸院HP)

「古来、中国の養生家は、唾液の事を醴液、華池、玉泉等と呼び、大変大切な命の水として尊んできました。唾液は腎を養う水として非常に大切な物なのです。 年をとり腎が衰えると、唾液が次第に出なくなり皮膚や五臓六府に潤おいがなくなってきます。(陰虚といいます)これからご紹介するのは腎を強化してご陰虚さん(ご隠居さん^^;)になるのを防ぐ中国3000年の保健気功の一つです。」

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その中で、「叩歯(こうし)」という技法があります。歯を20~50回軽くカチッ、カチッと素早くお互いに叩き合う様にかみ合わせる技法です。 この技法により腎臓を養生するために必要な唾液(津液)が分泌するきっかけを作ります。

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この「叩歯」を映画「レッドクリフ赤壁の戦い」で観たことがあります。俳優、金城武さん扮する諸葛亮孔明が、戦いを前にしてポーズを取りながら歯をカタカタ鳴らすのです。一説には邪気を払うための儀式だと言われていましたが、実は戦いを前に「気=エネルギー」を高めるための操法だと考えれば合点がいきます。

風邪を引いて突然悪寒を感じた時に、寒くて歯がカタカタ鳴ってしまうことがあります。また、戦争の合戦直前に、武者震いで歯がカタカタと鳴ってしまうことがあります。どちらも交感神経が極度に緊張した際に起きる現象です。さらに、中国の春秋時代などは大陸で戦争が繰り広げられていました。戦場跡では戦死者を祀られることもなく、恐らくは野ざらし状態だったでしょう。想像してみてください。沢山の遺体が白骨化し、木枯らしが吹く度に、頭蓋骨に部分的にくっ付いている下アゴの骨が、カタカタとそこら中で鳴り響く光景を。ガイ骨がエネルギーを吸収し甦ろうと「叩歯」するように思えませんか?

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さあ、皆さんも健康のため生きている間に、白鶴のように太極拳を舞い、歯をカタカタ、舌をザラザラ、口をクチュクチュ、唾をゴックンと言わせてみませんか?

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コメント

先生、1日一回20回から50回カチカチ噛めばいいのでしょうか?
【回答】
そうです。
そして唾液が出てきたら、歯の裏側を隅々までしごくように舌を動かします。
すると、もっと唾液が出ますから、その唾液を使って歯の隙間をクチュクチュするようにします。
十分に唾液が出てきたところで、その口の中の唾液を3回に分けて飲み干すのです。

投稿: 慢性前立腺炎 | 2015/10/26 12:17

ありがとうございます。
昨日よりはじめました。
すいません先生つまり唾液が腎臓にいいし 気をつくり身体にもいいと言うことなのですね?
【回答】
そうです。
でも、あくまでも中国漢方の考え方です。
西洋医学では、そのような概念はありません。
しかし、西洋医学一辺倒では治らない場合、他の考え方を採用しても良いと考えます。

投稿: 慢性前立腺炎 | 2015/10/27 09:16

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