第77噺(145噺中) 「大腸カメラ・CF」
【インターネット上の横行結腸の写真】
今年の1月に入院した際、貧血の原因を調べるために、大腸カメラ(Colon Fiberscope・CF)を行いました。その際に、回盲部に潰瘍らしき引き吊れが認められました。アスピリンという抗凝固剤を服用していたので、出血を恐れ生検はされませんでした。半年後に再度大腸カメラを予定され、今日8月25日(火)に行いました。
大学病院の内視鏡検査室に朝8時に受け付けを済ませました。同時刻に何と10人の老若男女が看護婦さんから検査の説明を受けています。説明はこうです。まず、液体の下剤を1リットル1時間以内に服用します。その後、水を500ml飲んでから処置室の隣のトイレで排便をし始めます。排便を促すために、検査を受ける患者さんは廊下を行ったり来たり、階段を上ったり下りたりしています。
4回目の排便からは流さないで、看護婦さんに確認してもらいます。ほとんど透明になった状態で、検査準備OKです。私は5回目の排便でOKになりました。早速、検査着に着替え、後ろに穴が開いた紙パンツをはきます。検査台に案内され、血圧測定・血液酸素濃度測定され、血管確保・点滴をされて左横向きのポジションを取ります。「セデーションします」と言って、ドルミカム(短時間静脈麻酔剤)、オピスタン(麻薬)を静注した時点で私の意識はなくなりました。
「終わりました」と看護婦さんの声で目を覚ましました。検査中のことは全く覚えていません。麻酔がまだ残っているせいかフラフラの状態で着替えました。この時点で午後1時過ぎです。午後2時に検査結果の説明があり、それまでの間、病院の地下にある蕎麦屋さんで「卵とじうどん」を食べました。一緒に付き添いで行った奥さんは「あんかけそば」を注文しました。朝から下剤と水しか飲んでいなかったので美味しかった!
午後2時の消化器内科で大腸カメラの説明を受けました。前回の潰瘍らしき所見はなくなり、おそらくは服用していたアスピリンによるものだったのだろうという結論です。念のために生検は行いました。ヤレヤレです。
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コメント
はじめまして。高橋先生のブログやWEBページをいつも拝見させていただいております。今年はじめの健康診断で、主人のPSA数値が突然7.2とあり、再検査となりましたとき、先生のブログにお出会いでき、どれほど助けていただいたことでしょう。何度も何度も読み返し、印刷して主人にも読んでもらい、夫婦で勉強させていただきました。5月の再検査では3.7に下がり、本日の検査で、1.6でした。このような経過で生検を受けずにすみました。先生におかれましては、激務でおられご静養なさるお時間も無いご様子。どうかどうか、ご自愛くださいませ。
投稿: カボスワイン | 2015/08/26 19:42
高橋先生無事で何より。
お疲れ様でした。
投稿: | 2015/08/26 20:08
中国の3D療法で画期的な改善したひらくさんのブログにて 先生の批判がなされていて残念です
製薬会社との癒着など
投稿: 慢性前立腺炎 | 2015/08/30 11:44