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開業医の独り言

このブログを開設したのが、2004年6月でした。続けること何と11年です。書いた記事の総数が1,506テーマです。私は元来、三日坊主になる性格でしたから、頑張って続けてみようと思い、情報を収集し記事を書いているうちに、ブログを書くのが日課になり習慣になりました。今では、テーマが思いつかなくて記事が書けない時には、落ち着かなくなるまでになりました。習慣とは本当に恐ろしいもので、まるで中毒です。

患者さんの中にプロバイダー関係のお仕事をされている方がいて、彼の話によると個人でブログを始めても、3年続かないそうです。なぜなら、一個人の生活範囲ではネタがすぐ尽きてしまうからです。私の場合、多彩な症状の患者さんが毎日来院され、毎回毎回考えさせられることが多いので、話題に尽きないのです。

このブログ中毒には思わぬ才能を生み出します。今まで気が付かなかったことの本質が見えたり、問題の解決策が頭に浮かぶようになったのです。自分の身の回りの些細なことも疑問に感じるようになりました。すると、思わぬところから、別の問題の解決法が見いだせるようになりました。これは私にとっては貴重な才能です。

インターネットは情報を収集するアイテムですが、情報を受け取るだけの使い方をしていると、他人の情報に依存するだけの何も考えられない人間になってしまいます。そしてバーチャルな世界と現実の世界の境界が分からなくなってしまい、現実のリアルな」世界で生きにくくなってしまうでしょう。
インプットだけするのではなく、アウトプット、つまりこちらからも情報発信をするべきでしょう。その場合、匿名性のある責任のないつぶやきではなく、現実の世界の人間として氏素性を明らかにして責任のなる情報発信するべきでしょう。そうすれば、インとアウトのバランスが取れ、心身ともに健全に〉インターネットができます。

私は今後も思いつくままにテーマを決め、記事を書くつもりです。支離滅裂・荒唐無稽な記事も出てきますが、ご容赦ください。そこに真理が生まれるかも知れません。なぜならブログを書いている状態は、まるでシャーマンのようで次から次にアイデアが湧き出るのです。これは自分の能力ではなく、異世界、智慧の海との交信の結果かも知れません。

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コメント

こんにちは、慢性前立腺炎の治療でお世話になっております。
ゲップ、おならが酷く、先日消火器内科へ行って胃カメラとう検査したところ、特に異常は無く「呑気症」と診断されました。
呑気症も慢性前立腺炎と同じように原因が特に分かっておらず抗不安薬での治療がメインです(私もリーゼを処方していただきました)
「ストレスによって空気を多く吸いすぎる事が原因」等言われてますが、前立腺炎の時同様、私には別の根本的な原因が隠されてるようにと思えます。
先生は「呑気症」にどうお考えになられてますか?
【回答】
もしかすると、慢性前立腺炎の症状かもしれません。

投稿: たいしょう | 2015/06/26 22:16

飲食店はじめ商売を10年続けられるのは約2割だそうです 何でも10年続けるってすごいです 尊敬します

投稿: | 2015/06/27 08:57

こんにちは。排尿困難で困ってる25歳の患者です。(朝は30分以上トイレに座ってても尿が出ない日があります、1日150mlほどしか出ません)
今、エブランチル2錠、ベタニス1錠の処方を受けてるのですが、現状に満足出来ずベタニスを50mgに増やそうかと考えていますが、膀胱を弛緩させるベタニスを増量させるのは尿閉等のリスクが高まるでしょうか?
エブランチルを増量させる方が効果的でしょうか?
【回答】
どちらも試したら良いでしょう。

投稿: | 2015/06/29 20:40

返信ありがとうございます。遠方でなかなか直接クリニックに行けない為、このようにブログでコミュニケーションをとっていただけるのは、とても自分の助けになってます。これからもブログの更新楽しみにしてます。

投稿: | 2015/07/01 13:42

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