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コレステロール値 食事の影響受けず 毎日新聞社ニュース5月4日号m3.comから

コレステロール値:食事では変わらず 厚労省見解、学会が容認 動脈硬化予防、運動など包括的に
 取りすぎると動脈硬化などを招くとして悪者扱いされてきたコレステロールについて、日本動脈硬化学会(佐藤靖史理事長)は1日、「食事で体内のコレステロール値は大きく変わらない」との声明を発表した。厚生労働省も今年、5年ぶりに改定された「食事摂取基準」で、コレステロールの基準を撤廃しており、これを容認した形だ。動脈硬化予防には生活習慣や運動など包括的な対策が大切だとしている。
 コレステロールは脂質の一種で、食べ物からのほか肝臓でも作られる。動脈硬化学会は血中の「悪玉」のコレステロールが高いと心筋梗塞(こうそく)を起こしやすいとして警告する一方、日本脂質栄養学会は「数値が高い人はむしろ長生き」と主張し、論争が続いていた。
 厚労省はこれまで、18歳以上の男性は1日当たり750ミリグラム未満、女性は600ミリグラム未満の摂取基準値を設けていた。しかし5年おきに改定する「食事摂取基準」の2015年版で、科学的根拠が得られなかったとして基準を撤廃。「食事からのコレステロールは一部に過ぎず、食事から多く取れば、体内で作る量を減らすなどの調整する仕組みがある」と解説した。
 米農務省も「コレステロールは過剰摂取を懸念すべき栄養素ではない」として、摂取量を1日300ミリグラム未満に抑えていた食事指針を今年見直す方向だ。
 こうした中、動脈硬化学会は1日の声明で「食べるのを制限しても血中の値が低下する人と、しにくい人がいて、個人差が大きい」と基準の撤廃に賛同した。悪玉コレステロールの値が高い人はコレステロールの摂取制限が推奨されるとする一方、食事や運動、生活習慣を全体的に改善することが必要とした。
 生活習慣病に詳しいたちかわ総合健診センター(新潟県長岡市)の小田栄司センター長は「BMI(体格指数)が30を超える肥満の人は食事制限が心臓病予防に効果的だが、悪玉コレステロールが高くない人は、食事よりも運動の方が効果がある。指針などで一律に定めるのではなく、個々の状態に応じて考えることが大切だ」と話している。【下桐実雅子、永山悦子】
【感想】
何を今更という感じである。
ご婦人が更年期になるとコレステロール値が高くなるというは、以前より知られた事実です。それは食事の影響ではないことは、素人でも想像出来る現象です。専門家は視野がとても狭くて非常識な結論を出すことがあるので注意が必要です。

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コメント

先生お世話になります。

本文と関係ない内容ですみません。
質問があります。

体温、についてなのですが。私は50歳を超えてますが、体温が20代の若い頃に比べて下がっています。
体温の低下はそのまま抵抗力の低下、という内容の文章を読んだことがあります。免疫は体温が上がっている時に活動的である、と素人の認識があります。
体温が下がれば血液の循環も滞り、体全体の循環も滞り始めるのではないでしょうか?
【回答】
そうとも限りません。」

先生のブログの中で高酸素カプセルで元気を取り戻した女性がおられる、との内容も、この血液の循環に少なからず影響しているのかな?と考えました。
これも老化の一つなのでしょうか?

健康な方は歳を重ねても基礎体温が下がることはないのでしょうか?
【回答】
年齢とともに基礎代謝が下がるので体温は低下します。」

すみません、突然の意味不明な質問で。
何となく、前立腺炎、膀胱炎とこの体温の低下が少なからず関係があるのではないのか、と思えてなりませんので。
【回答】
無関係でしょう。」

投稿: | 2015/05/07 23:27

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