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第36噺 (145噺中) 「トリアージ」

Start_triage大規模災害の際に、多くの負傷者・被災者・患者さんを少ない医療資源で処置しなければなりません。しばらく放置していても構わない患者さんに時間を取られ過ぎて、直ぐに治療しなければならない患者さんを後回しにしてしまったら、助けられる人も救命できなくなります。そのような災害時救急の弊害を少しでも減らすために、多くの負傷者・患者さんから治療の優先順位を付け、患者さんを選別しなければなりません。その選別を「トリアージ」と呼びます。

負傷の部位別や体格や年齢別でトリアージしていては、客観性に欠け、医師・看護師によって再現性が失われてしまい、かえって現場が混乱してしまいます。そのため、簡便で客観性の高いトリアージ法であるSTART法が考案され啓蒙されています。

トリアージはまず、軽症(緑色)・中等症(黄色)・重症(赤色)・死亡(黒色)の4つに分類されます。具体的に歩いて来られた負傷者は軽症(緑)と判定され治療対象外になります。歩けない・呼吸数が30回毎分以上・脈拍数120毎分以上・意識消失の負傷者は重症(赤色)と判定され、緊急性が高いと考えられ直ちに治療対象になります。それ以外の負傷者は中等症(黄色)と判定され、緊急性が低いと考えられ、治療待機グループに選別され取りあえずの簡単な処置を受けます。

トリアージ判定は流動的で、軽症・中等症と判定された負傷者でも、重症患者さんが紛れているかも知れないので、時間を置いて再度トリアージチェックします。

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