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第27噺 (145噺中) 「毛細血管」

Kekkan毛細血管は、直径が約5μm(0.005mm)という細さです。
大血管(大動脈・大静脈)、血管(動脈・静脈)、細血管(細動脈・細静脈)と比較するとイラストのようです。(資料:組織細胞生物学 南江堂から)
赤血球の大きさが7μmですから、そのままであれば直径5μmの毛細血管を通過することはできませんが、赤血球には変形能があるので、狭い毛細血管を難なく通過することができるのです。

Kekkan2毛細血管が、他の血管と異なる所は、内皮細胞が平滑筋で覆われているか否かの違いです。(イラスト参照、資料:同じ)
毛細血管は平滑筋がほとんどないので(一部例外あり)、自らが収縮したり弛緩(しかん:ゆるむこと)したりしません。毛細血管の前後にある動脈や静脈の圧力や血流量にによって他動的に収縮や弛緩をします。

しかし、生きた毛細血管を動画で観察すると驚くことがあります。拍動が全くないのです。脈打たないのです。毛細血管の太さは変わらずに、ただひたすら血液が流れているだけなのです。つまり、血管の脈拍・拍動には平滑筋の存在が必要になることが理解できます。

毛細血管に平滑筋がないのであれば、毛細血管に動脈硬化がないことになります。動脈硬化には平滑筋が重要な要素だからです。組織に血液が届かない原因は、毛細血管の動脈硬化にあるのではなく、毛細血管に至る手前の細動脈の動脈硬化が原因になります。

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