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第八噺 (145噺中) 「汗・多汗症」

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代謝を良くするために水分をたくさん取りましょうと、実しやかな常識が巷に流布しています。
その影響で、小さなお子さんからお年寄りまでせっせと水やお茶を飲んでいるのが現代人です。結果、子どもも大人も更にはお年寄りまでもが汗ビッショリです。人類史上、お年寄りが汗ビッショリというのは、どう考えても不自然です。

私たちの体を水を中心として簡略化して考えると図のようになります。口から入った水分は、様々なルートを経由して外に排出されます。水はこれら生体機能を補助する溶媒にしか過ぎません。溶媒は適量が代謝を円滑に働かせるための条件です。もしも溶媒の量が相対的に過剰であった場合、生体機能の円滑さは失われてしまいます。水分をたくさん摂取して代謝が良くなり健康になると言うのは嘘です。良く考えてみてください。高齢者の新陳代謝を亢進させて、寿命に影響しないと誰が言い切れるのでしょうか?中古の自動車のエンジンをフル稼働した方が、自動車の寿命が延びると考えられますか?

Water_1
最初の図式を更に簡略化したのが、この図です。
私たち生命は、水を取り入れて外に排出するだけの存在です。このシステムを運転するためにエネルギーを消費しているとも考えられます。無意味なたくさんの水分摂取は、このシステムを狂わせるだけです。水分排出で一番重要で負担が掛かっているのが尿を作る腎臓・尿管・膀胱の尿路系です。
水分が多くて、これ以上尿として排泄できなければ、身体としては他のルートから水分を排泄しようと考えます。その一番が汗です。以前に解説したように汗は尿を10倍ほど薄めたモノですから、この現象はうなずけます。すると水分を多く摂取する人は汗っかきになります。いわゆる「多汗症」になります。汗でも十分に排泄できない場合は消化液で排泄されます。そのような患者さんは下痢症になり、最近多くなりつつある過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎になるのです。同時進行で免疫システムにも影響が出ます。いわゆるアレルギー反応になります。最近多い花粉症・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎・喘息・潰瘍性大腸炎になるのです。

水分摂取は控えるに越したことはありません。1日多くて1㍑以下が理想でしょう。

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