再会
主人と久しぶりの再会です。
仙人のような白装束で私のことをかなり前から待っていたようです。
「ようッ」と片手を上げています。久しぶりに会った割にはそっけない主人の態度です。
幅が30cm程の峰のような道が延々と続いていて、そこに私と主人が立っています。細い道の両側には、これまた遥かかなたまで雲海が広がっています。
「気を付けて!乗って大丈夫な雲と、ダメな雲があるから・・・。こっちの世界もトラップが仕掛けられているんだ。」
主人は、この世界の情報をいろいろ教えてくれます。
いつの間にか主人は長い竹竿を取り出して、道の直ぐそばにある一つの雲を手繰り寄せています。
「この雲なら乗っても大丈夫だ。竹竿で抑えていてあげるから乗ってごらん?」
そう言って私を雲に乗るように促すのです。恐る恐る雲に足を載せると、確かに踏み応えがあって雲の上に立てます。二人でその雲に乗ると、まるでセグウェイのように動きだしました。
主人は、そのセグウェイ雲を器用に操りながら、この世界を観光案内しています。
「この場所は、前の世界の同じ場所で裏なんだ・・・」
私は主人の言っている意味が分からず、「どういうこと?」と質問したら・・・・
目覚まし時計が鳴って目が覚めました。全部夢だったのです。
以上は、今朝、妻が見た夢の話です。主人である私は、妻より先にあの世に行って、妻を待つ運命のようです。
【写真】
http://aruku.sancyou.com/158.html
http://www.tmf.jp/segway.php
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