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痛風とアワビの肝

Ua【写真】血液中の尿酸結晶
ある泌尿器科の会で、友人と後輩の二人がビールを飲まずに、ひたすらハイボールとサワーを飲んでいました。
宴会がたけなわになると、二人が痛風を経験していることが分かりました。痛風は血液中の尿酸値が高くなり、尿酸結晶が関節炎を起こすのだと考えられています。当然、血液中の尿酸値が高ければ、痛風発作の痛みが出る筈ですが、そうでもないと二人は言うのです。ビールのはプリン体という尿酸の原料がたくさん入っているので、痛風の患者さんはビールを避ける必要があるのです。
Awabikimo【写真】アワビの肝
友人がこんなエピソードを聞かせてくれました。冬場になると手の関節が痛くなる。その痛みが出るのが、決まってある高級寿司店に行って食事をした数日後だというのです。その時に決まって食べるのが、アワビの肝(きも)なのだそうです。アワビの肝にはたくさんのプリン体(尿酸の原料)が入っているので、発作が起きることが分かりました。
たまたま、友人の診ていた高齢の患者さんが、尿酸値が異常に高いのです。尿酸を下げる薬を処方してもなかなか下がりません。友人は自分の経験を思い出し、このご老人の食生活を尋ねました。すると、1日3回、朝昼夕と3食欠かさずシジミのみそ汁をたくさん飲んでいることが分かりました。つまり、シジミの肝の成分をたくさん摂取していたのです。食生活を改めてもらったら、尿酸値は劇的に下がったそうです。

どんなに健康に良い食品であっても、摂り過ぎはダメです。何事もほどほどが肝心です。痛風でお悩みの方、シジミ・アサリ・ハマグリなどの丸ごと食べる小さな貝は、肝として食べている意識がないので、注意を!

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