金属の芸術
右の金属の物体が何だか分かりますか?
複雑な曲線の金属製の物体です。金属はプラチナ製です。
まるで映画ターミネーターに出てくる殺人ロボットのパーツのようです。
実は、私の金属床義歯(入れ歯)です。
私は、上顎の歯は全部健康です。虫歯もありません。ところが下顎の歯は前歯7本を残し、人生57年間ですべて虫歯で無くなりました。悲しいことです。
私の母(歯科医です)の紹介で、中野駅前にある西原デンタルオフィスで、昨年9月から治療し、1月に完成した義歯です。歯はないのに残った歯根周囲が慢性炎症をおこし、下顎の歯槽骨が融けていました。また歯石もがっちり付着しており、その処置で長期間かかったのです。西原先生(代表03-3229-1182)は残っている歯はなるべく残そうという主義で一貫していました。
実際に装着した様子です。
力を分散させるために下の前歯に金属がかかります。意識的に「イーッ」とすると金属が少し見えますが、会話の中では、私の下の歯は見えないので気になりません。
眼は白内障の手術でアクリル製のレンズは入っているは、下額は義歯だはで、私自身が次第にサイボーグに変身しているように感じる今日この頃です。憧れのサイボーグ009のように・・・57歳の009では恰好がつかないか・・・。
画像:HOBBY SERCHより
| 固定リンク
コメント
先生はインプラントにはされないのですか。
今はやりのインプラントをよく歯科医ですすめられます。
【回答】
私は糖尿病です。一般の方よりも炎症反応などがはるかに強く出ます。糖尿病の患者さんの白血球は防御反応が非常に強く、炎症反応を起こす必要のない所で強く炎症反応を起こします。
インプラントを下顎の大部分に挿入した際、もしも私の糖尿病による炎症反応が強く出た場合、下顎歯槽骨の大半を融かしてしまう可能性があります。
そのリスクを回避するために、主治医に西原先生と十分に相談し、ダブル冠の義歯にしたのです。
投稿: | 2010/02/05 20:26