ますます手狭に・・・
開業して18年目になります。
初めの頃は、来院される患者さんも少なく(少ない時で1日10人以下)、カルテを保管する場所などは考えてもみませんでした。
ところが、月日が経ち1年間に1000人~1500人ペースで新患が来院されと、カルテの量が半端でなくなります。
開業当初患者さん番号101番からスタートし、現在患者さん番号が21000を越えています。初めのうちは、カルテをすべて保管していたのですが、置く場所に困るようになり、6年を経過しても来院されない患者さんのカルテはすべて焼却していました。
それでも手術した患者さんのカルテは完全保管ですから、次第にカルテは増えていきます。クリニックの2階は元々院長室ですが、もはやカルテ保管倉庫に化けてしまいました。
「旧いカルテは院長室」というスタイルになって久しいのですが、クリニックの1階に2年分(カルテラック3さおで6千人分)しか保管ができないため、3年前の患者さんが来院した際には、スタッフが2階に駆け上がりカルテを探さなければなりません。
そこで、今回、利用度の低いリハビリ器械を処分(処分費用が12万円!)してスペースを確保し、新しいカルテラック(写真手前のラック)を購入しました。これで1階に保管できるカルテは2千増えて8千人分になりました。
電子カルテが話題になりますが、検査データや写真を一度スキャンしカルテに入力するという手間がかかり、無駄な時間が多くなります。医療機器すべてがデジタル化してLANで結ばれているのならいいのですが、まだまだ現実的ではありません。医療分野では私が『こうだったらいいな?』と想像してから現実になるまで10年以上かかります。新規開業する医師には、お薦めしますが・・・。
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