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片頭痛(偏頭痛)と要塞

片頭痛(偏頭痛)の前兆症状の一つとして視覚異常があります。その典型的な症状が視野の中に光る点(閃光輝点せんこうきてん)がギザギザのカミナリ模様に動きいつまでも輝いている見える症状です。

時には写真のようにヨーロッパの要塞都市(北海道の五稜郭)の城壁の平面図のように見えるのです。その動きは秒速3mmで時間にして20分~25分です。
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これは大脳皮質視覚領域野を電気伝達専門の神経線維ではなく、細胞から細胞へと化学的変化が直接移動して脳細胞を刺激し視覚として表れていると考えられます。
そしてこのギザギザは脳内の組織構造をトレースしているらしいのです。生体内にこれほど遅い生体変化の移動は他にありません。
強いてあげれば「気の流れ」が秒速10mm以下と言われていますから、「気の流れ」とは何らかの化学的変化が解剖学的構造を無視し、細胞の間を効率の悪い「ドミノ倒し」のように、ゆっくり伝わっている現象なのかも知れません。
ゆっくり伝わる現象で有名なのが、狂牛病騒ぎの発端となったクロイツフェルト・ヤコブ病です。脳内の異常プリオンタンパク質が正常なタンパク質を次々に異常プリオン化して広がって行くのが病気の本質です。ただしこちらの速度は年単位ですが。

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