子宮内膜症に効くサプリメント
子宮内膜症は、日本で推定260万人罹患していると言われています。生理のたびに腹痛が起き、ご婦人にとっては辛い人生です。更年期になり卵巣からホルモンの分泌が低下すれば症状は改善します。しかし、50歳近くまで我慢しなければならない人生は、本当に辛いものです。
現在の治療法は、大雑把に言って、疑似更年期を作るのが主流です。卵巣からホルモンが分泌しないようにするGnRHホルモン治療も、男性ホルモンを投与して更年期のホルモンバランスに近づける治療法も、黄体ホルモンを投与して嘘の妊娠状態のホルモンバランスにする治療法も、どの治療も全て相対的にあるいは実質的にエストロゲンを低下させる方法です。ひどい人の場合は卵巣を摘出する場合もあります。
今年の第69回日本産科婦人科学会学術講演会での発表で、アグリコン型イソフラボンが子宮内膜症に効果があることが判明しました。
その研究発表は、京都府立医大産科婦人科が報告しました。
研究発表の内容は、次の2つです。
❶アグリコン型イソフラボン(麹菌発酵大豆胚芽抽出物、商品名アグリマックス)を人から採取した子宮内膜症間質細胞に投与して、その効果を観察した。
❷子宮内膜症モデルマウスに投与を行い、その効果を観察した。
実験・研究結果で、アグリコン型イソフラボンは子宮内膜症に顕著に有効であるが、豆腐や納豆に含まれる自然なグリコシド型イソフラボンでは、子宮内膜症を防止する有効性が得られませんでした。
アグリコン型イソフラボンは、子宮内膜症に関与する幾つもの活性物質(ERβ、SGK1、NFkβ、サイトカイン、COX2、プロスタグランジンE2、アロマターゼ)を抑えることで、子宮内膜症の増殖、増悪をストップすることが判明しました。
アグリコン型イソフラボンは、子宮内膜症の一番の要因である卵胞ホルモンのエストロゲンに類似していますが、そのエストロゲンと競合して、エストロゲン本来の作用を抑えてくれるのです。それでいて、アグリコン型イソフラボンが生体に程よくエストロゲン様作用をしますから、エストロゲン欠乏症状にはなりません。その証拠に、エストロゲン欠乏症である更年期障害の患者さんに、アグリコン型イソフラボンを服用してもらうと、更年期障害症状が消えます。
子宮内膜症とアグリコン型イソフラボンについて詳しくお知りになりたい方は、下記にご連絡ください。
ニチモウバイオテックス株式会社
http://www.nichimobiotics.co.jp/
電話:03-3548-3510
FAX:03-3548-4330
直接の質問メールもできます。
医師チーム 専用メールアドレス
dr.aglymax@nichimo.co.jp
コメント蘭で質問された「静岡県」さん、お役に立てれば良いのですが。
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