« マナーズサウンド#2 「宇宙は世界は細胞は踊る」 | トップページ | マナーズサウンド#4 「観音」 »

マナーズサウンド#3 「細胞は楽器」

Mscell
私たち人間の生命活動の基本は細胞です。
この細胞は動物細胞に属し、ブドウ糖をエネルギー源として酸素を利用して化学エネルギーATP(アデノシン三リン酸)を獲得します。
この化学エネルギーを利用して、様々な複雑な生命活動を営んでいるのです。そのためには、細胞内、いわゆる細胞質には複雑な仕組みや装置が備わっています。
これから、各装置について解説しましょう。

Mscellkaku
細胞の中心にあるのが核です。
核には遺伝子情報が詰まったDNAというたんぱく質が含まれています。核膜には細かい穴が無数開いていて、細胞内のほかの装置との情報のやり取りします。そうです、この膜には穴があいているのです。穴の開いた装置は音が鳴る球体楽器に思えませんか?

Mscellsyohotai
核の周囲に取り囲むように存在するのが小胞体です。
小胞体は写真で見るように、何層もの蛇腹状の構造をしています。核で作られた情報やリボソームで作られたタンパク質が輸送される場所であり、タンパク質を合成する装置でもあります。まるで複雑なアコーディオンのような楽器です。共鳴振動すれば、さぞかし良い音が鳴るに違いありません。

Mscellgolgi
小胞体ほど大きくはありませんが、小さな蛇腹構造として確認できるのが、ゴルジ体です。
ゴルジ体は、小胞体で作られたタンパク質を加工あるいは選別して、パッケージ(分泌小胞)に詰めて、他の装置に輸送します。まるでアマゾンのようです。小さなアコーディオンといったところでしょうか?

Mscellmitcondria
細胞内の一番有名なのがエネルギー産生をする装置、ミトコンドリアです。
ある意味、細胞内の発電機です。電子顕微鏡で見るように、内部は布が何重にも織り込まれている構造です。生きた細胞を観察すると、ミトコンドリアは常に動き回っています。まるで細胞内でマラカスやギロを振ったりたたいているようです。

どうですか?面白いでしょう?細胞内の主要な装置は、すべて楽器のようです。ですから1個の細胞で1つのオーケストラと見なすことができます。そしてそのたくさんの楽器は自らが音を出さなくても、外部からの振動で音が鳴るような楽器なのです。マナーズサウンドで細胞に適正な共鳴振動を与えてあげれば、これら装置が演奏するかもしれません。そして、その演奏が細胞を活性化させるのです。

【参考】
図説生物 東京書籍

|

« マナーズサウンド#2 「宇宙は世界は細胞は踊る」 | トップページ | マナーズサウンド#4 「観音」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« マナーズサウンド#2 「宇宙は世界は細胞は踊る」 | トップページ | マナーズサウンド#4 「観音」 »