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男性の更年期障害#2 「治療すべき人」

Lhfsh前回のテーマでを更年期障害を解説始めましたが、まずは自分の体がどうなっているかが興味が湧いてきます。そこで採血をしてみました。ホルモン検査です。
LH(黄体形成ホルモン・男性の場合は精子形成ホルモン)
FSH(卵胞刺激ホルモン・男性の場合は間質細胞刺激ホルモン)
テストステロン(男性ホルモン)
エストラジオール(E2・卵胞ホルモン)
DHT(ディヒドロテストステロン)
を調べれば、性ホルモンの力関係は理解できる筈です。
生理学の専門書・教科書で調べると図の様なフローチャート図になっています。
・・・で、私のホルモンの値を調べるとテストステロン=男性ホルモンは正常範囲内ですが、どういう訳かエストラジオール=卵胞ホルモンが高めなのです?そして、上位ホルモンであるLHとFSHも高めなのです。さあ理由が分かりません。
ここで熊本悦明先生の本の中にヒントがありました。

Yubihitosasi私の人差し指は、薬指に比較して短いのです!
熊本悦明先生の著書によれば、イギリスの統計で証券会社の有能な高額所得者は、テストステロン値が高く、そして人差し指が薬指に比べて短いという身体的な特徴があるそうです(23~26ページ)。企業トップや会社のリーダーになる人も同じ特徴があるそうです。これは、母親の体内にいた胎児の時に、どれだけ多くのテストステロンに暴露されたかによるそうです。すると、人差し指が短くて現在テストステロンが正常だとすると、その人にとっては現在テストステロンは低いと考えられます。
したがって、私のように人差し指が短くてテストステロン値が正常範囲の場合でも、このテストステロンの補充が必要になる場合があると考えます。だから上位ホルモンのLHとFSHが「テストステロン高くなれ!」と号令していたと理解で出来ます。
そこで、テストステロンを自分に注射してみました。結果はまだ先ですが、さてさて、吉と出るか凶と出るか・・・オソロシイ!
「治療してはいけない人」に関しては、#5で解説しました。
取りあえず、更年期障害の治療適応のある患者さんは次の3パターンになります。
1)テストステロン値が明らかに低下している人
2)テストステロン値が正常範囲内であっても、人差し指が短い人
3)テストステロン値とは無関係に、臨床症状で男性更年期障害が強く疑われる人

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