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男性の更年期障害#4 「うつ病」

慢性前立腺炎で通院中の60歳代の患者さんです。
以前から治療に対して反応が抵抗します。奥様も心配になり、時々ご一緒に来院されます。私が男性更年期障害の治療を行っていることを知り、奥様の方が積極的に質問されて来ます。
元気はなく、食欲はなく、顔には表情もありません。そこで手を診せていただきました。手相を観るのではなく、人差し指の長さをチェックしたのです。明らかに人差し指が薬指に比べて短いのです!そこで提案をしました。「更年期障害による心の病気かも知れません。男性ホルモンを注射してみましょう」と。「強い反応や副作用が出るとご心配でしょうから、少ない量を始めてみましょう」と言って、エナルモンデポー125㎎注射しました。4月28日(火)のことです。

今日、5月8日(金)に10日ぶりに患者さんが来院されました。驚くことに笑顔です。
「妻が元気になったと言うんです。」
「久しぶりに勃起し、マスターベーションを本当に久しぶりにできました!」
「先生!笑顔でしょう?」と私にアピールするのです。
恐るべし男性ホルモン!

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