SAS簡易検査の実例
以前に睡眠時無呼吸症候群SASの検査で、簡易検査について解説しました。
実際に私が被験者となって、このSAS簡易検査を受け、その結果をここで解説します。
この表は私の検査結果です。私は睡眠1時間当たり平均10回も無呼吸か低呼吸であることが判明しました。つまり無呼吸低呼吸指数AHI(apnea hypopnea index)=10ということになります。そして長い時で76秒間も呼吸が止まっていたのです!私はこんなに質の悪い睡眠をとっていたのです。
しかし、AHI=10では、睡眠時無呼吸症候群SASの重症度からいうと「軽症」と判定されてしまいます。軽症ではCPAP療法の保険適応にはなりません。
データを詳細に見ると、「いびき」を1時間当たり223回もかいていました。妻からは「いびき」がうるさいと言われ続けていましたが、ここで初めて具体的に証明されました。妻は事実が証明されて大喜びです。
血中酸素飽和度も低い時(無呼吸の時)で72%も下がっています。覚醒時に普通に呼吸している際には、私の血中酸素飽和度は98%~99%ですから、睡眠中に私はかなり頑張っている?ことになります。慢性気管支炎や喘息の患者さんが血中酸素飽和度が90%以下ですから、私も入眠中は呼吸器疾患の患者さんよりもはるかに低レベルの呼吸をしていることになります。
こんな私でも、睡眠時無呼吸症候群の軽症にランクされますから、CPAP療法は保険適応にはなりません。そこで、業者に依頼してCPAP装置を購入しました。30数万円でしたが質の良い睡眠を得るためには仕方がありません。そして6月11日に待望の装置が届きました!
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