« 2012年1月 | トップページ | 2012年6月 »

プラズマ療法

平成24年5月20日(日)に日本プラズマ療法研究会に出席しました。
プラズマ療法・・・初めて耳にする治療法です。懇意にしている水上先生が症例報告をなさるというので、興味本位に出席しました。

プラズマとは、原子が結合して分子とならずに独立して均一に存在する状態を意味します。例えば酸素O2であれば、O-の状態で存在している状態だそうです。
純水を一定の周波数の強い磁場の中に置くと、純水の中にたくさんの電子e-が生まれます。時間が経過すると、純粋中の電子は過飽和状態になります。純水にマイナス極、純水直上の空気中にプラス極の回路を作ると、純粋中の電子が空気中に飛び出します。飛び出した電子は空気の窒素分子N2や酸素分子O2と衝突して、N+やO-の電離状態になります。つまりプラズマ状態になるのです。そこで生成されたプラズマ状態の空気を患者さんに吸入していただきます。

また、空気中でプラズマ状態になった窒素Nと酸素Oは、特殊な形で結合し、一酸化窒素NOが生成され、純粋中に混入し、一酸化窒素が大量に含まれた純水ができます。通常、一酸化窒素NOは不安定なので短時間で消滅してしまいますが、このプラズマ状態で生成された一酸化窒素NOは、長時間に渡って純粋中に存在します。この高濃度に一酸化窒素NOが含まれた純水を1週間かけて少しずつ患者さんに服用していただきます。
以前に解説したように、一酸化窒素は血管平滑筋の緊張をやわらげ弛緩させるので、血管は拡張し血流が改善し体内の内部環境を改善させます。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2012年1月 | トップページ | 2012年6月 »