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水こそ命!水こそ神!水こそ悪魔?

Teraluna漆黒の宇宙空間にただよう・・・母なる地球・EARTH・TERA・・・。
他の無数にあるであろう惑星と地球との違いは何だと思いますか?

・・・水です。水の存在こそが、他の惑星と決定的に異なる点です。水の存在によって地球の温度差は小さく、水が循環(海水-蒸気-雲-雨-地下水-川-海水)し、生物とまったく同じ恒常性(ホメオスターシス)を地球は持っているのです。水というこの上もない媒体によって、地球上の物質は溶け、イオン化し生物を育むのです。

この水はどこから来たのでしょう。地球の成分上、地球が水を元々持っていたとは思えません。恐らく大きな氷の塊りである彗星が何十年~何百年周期で地球に大接近し、宇宙から地球に水を降らせていたのでしょう。その最後の宇宙からの雨が、世界中に伝承されている「洪水伝説」になっているのかも知れません。

水の存在価値はバランスによって決まります。あくまでも人間の視点からですが、洪水のように水が多過ぎても、干ばつのように水が少な過ぎても困るのです。これは生命としての人間にも当てはまります。

Cellview【細胞のイラスト】
人間は内部環境を水によって維持しています。水分が少なければ細胞は脱水で死にます。水分が多ければ細胞は水中毒で膨化し死にます。生きていく上では、水分の許容範囲が厳格に決められているのです。この範囲を上にあるいは下に逸脱すると、それは死に直結するのです。
私たち体にも、地球と同じ恒常性(ホメオスターシス)があります。元々「恒常性」という言葉は生物学の用語ですが、地球の悠久の歴史からみれば、地球の恒常性が先です。この恒常性を維持するために、神経・血液・リンパ液・電解質・ホルモン・細胞間液・細胞内液など様々なシステムが密接にリンクしながら休むことなく働いています。

近頃、「水飲み健康法」が流行っています。水をたくさん飲み、体に取入れることで新陳代謝を高める健康法です。あるいは、水をたくさん飲むことにより血液を薄くサラサラにして、脳梗塞や心筋梗塞を予防しようというものです。
水をたくさん飲むことで、これらのことが実現できると思っている医療関係者が実際存在することに、ただただ落胆するばかりです。私たち人間にも地球と同じ「恒常性」が備わっています。ですから水をたくさん飲もうと血液はサラサラにはなりません。水分代謝は高まるかも知れませんが、新陳代謝全体が高まるわけではありません。
それよりも、水をたくさん飲むことでの弊害が様々な病気を作ります。多汗症・過敏性腸症候群・花粉症・アレルギー性鼻炎・蓄膿症・口内炎・ドライアイ・アトピー性皮膚炎・慢性前立腺炎・間質性膀胱炎・線維筋痛症・舌痛症・めまい・耳鳴り・蓄膿症などは、その典型です。

地球は我々に「命の場」を提供してくれる存在です。そして地球は、水の存在なしには「命の場」としての価値はありません。言い換えると、水が地球自信に命を吹き込んだとすれば、地球に完全依存している我々にとって、水は神そのものです。ところが、水の神としてのお姿は、命にとって許容範囲が非常に狭く、それを逸脱した場合には、命にとって水は悪魔にもなるのです。モーゼが布教した頃のユダヤ教を含めた土着の神々には、崇められる存在の神=白い神と、融通の利く(現世利益の)神=黒い神≒悪魔に分けることができました。許容範囲内の水は差し詰め白い神であり、逸脱した水は黒い神≒悪魔といえるでしょう。

悪魔は一見魅力的です。水をたくさん飲まれる人は次第にのどが渇くようになります。そして年中水を飲んでいないと耐えられなくなります。のどの渇きを体が訴えるのは生理的現象だから必要なんだと思いながら、水を更に一層飲むようになり、この悪循環は他人から注意されるまで止められなくなります。まるで悪魔に魅入られた生け贄のようです。
「過ぎたるは、及ばざるが如し」のように水の飲み過ぎは、水が足りない死と隣り合わせの脱水状態と同じです。水は命そのものであり、また神にも悪魔にもなります。水は諸刃の剣であることをくれぐれもご注意下さい。

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