術後の経過報告が少ないというコメントを読まれた患者さんから、以下のメールが届きましたのでご紹介します。
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カルテNO. 〇〇891の〇〇です。
高橋先生大変お久しぶりです。ご無沙汰いたしております。その節は大変ありがとうございました。
ご連絡は取っておりませんでしたが、ブログの方はほぼ毎日楽しみに拝見いたしております。
最近高橋先生が目が加齢黄斑?患われている。月日も経ち体力も衰えられているだろうとのことから患者さんの一部に「高橋先生現役引退した時は患者はどうしたらよいのだろう」
「OP後の患者のレポートが少ない」との不安のコメントを見て、長期の患者として重い腰を上げ今回メール作成した次第です。
約3年前の3Dエコー導入された頃に3回目の膀胱頸部硬化症のOPをしていただいた患者の一人です。
近年は再診に伺う時間もなかったので、近況報告も伸び伸びになり本日報告となりました。
私事ですが、最後のOPの時までは宮崎県在住でした。医療従事者にもかかわらず、勤め先院長が病気も理解してくれないとの理由等もあり、宮崎の職場を離れ単身で北海道に移住しました。
ご承知の通りこの病気には寒さはよくないとはわかっておりましたが、職が見つからないこともあり北海道に縁があり行くところがみつかり定住して約3年が過ぎました。落ち着いたこともあり近況報告いたします。
現在フリバス75ミリ服用続けております。OP後もこれだけを飲み続けるだけでかなり軽快していますと言いたいところですが、最後のOPの後、職場とのトラブル等色々ありIBS便秘型が以前からあった上に、多大なストレスから身体表現性疼痛障害も発症してしまいました。発症から上記の薬に加えパキシル、リボトリール、ハルシオン等である程度痛みが軽快してきました。
3回の膀胱頸部硬化症のOPである程度軽快いたしましたが、痛みが残るたちでした。
最近の高橋先生がブログで仰る通り、αブロッカーは不可逆性ではなく飲み続けることで、膀胱頸部に対し可逆性がありOPの補完的な要素があるのが実感です。壊れたシャッターは壊して開くことができるが元のきちんとした開閉はできないと思っておりましが、OPでシャッターを壊し、αブロッカーを飲み続けつ事で頸部にある程度柔軟さが出てくるのだろうと、私も思います。
早期の膀胱頸部硬化症であればOPなしでもαブロッカーの投与で軽快するのもうなずけます。
また膀胱三角部刺激症状が脳に過剰に刺激信号を送り続け、仕事トラブル等のストレスもさらにプラスされ、脳内異常興奮混信状態の結果、身体表現性疼痛障害も発症したと考えます。
歯痛、舌痛、大後頭神経痛、腰痛などありとあらゆる痛みに悩まされ、身体表現性疼痛障害と診断受けてから、投薬受けて仕事環境を大きく変えるのと、ある程度時間はかかりましたが、かなり症状が軽快し、寒い北海道でもやっていけている状態です。
私なりの解釈なんですが、膀胱三角部からの刺激症状による脳異常興奮による関連痛はパキシルが有効だと実感します。現在はパキシルは服用しておりませんが、痛みの増幅回路を立つ手段の一つだと考えます。
痛みゼロを目指すため、新薬ベタニスも試してみたいところですが、発症初期の痛みから考えるとかなり軽快しているので現在の服薬フリバス。リボトリール、眠剤、IBS治療薬でそこそこ安定です。大豆イソフラボンも気になります。ただαブロッカーを一生飲み続ければならないと考えると憂鬱ですが、可逆性があると見えてきたので、仕方ないかと・・・・
慢性前立腺症状の膀胱頸部硬化症でお悩みの皆様、高橋先生を信じて不安はありませんよ。
未だに他医院の泌尿器科医はエピデンスが確立していないからと言って否定的な医師が多いのが事実です。
高橋先生を信じて治療受けてきた一人として感謝いたしております。大変ありがとうございます。
体力の続く限り発信しつづけてくださいませ。長文おつきあいありがとうございました。
機会探して再診と思いますのでその時はまたよろしくお願いいたします。
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