カテゴリー「慢性前立腺炎の症状」の記事

いわゆる、慢性前立腺炎の症状の秘密と治療

前回、慢性膀胱炎の症状について解説しましたが、今回、慢性前立腺炎の症状の秘密に関して解説しましょう。これ以外に、前立腺症、前立腺疼痛症、慢性骨盤内うっ血疼痛症候群も、すべて同じ範疇の病気です。

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慢性前立腺炎の症状#8 「精子運動率の低下」

前立腺は精液に3分の1を作っています。
その役目は、精子をアルカリ性物質で保護し、酵素で精液をサラサラにして精子が移動し易くし、精子にエネルギーを供給しています。
精子はエネルギーの蓄えなしで睾丸より放出されます。射精直後に前立腺液と混ぜられながら尿道から放出されます。前立腺液のATPというエネルギー物質を利用しながら精子は動きます。

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慢性前立腺炎の症状#7 「急性副睾丸炎と急性前立腺炎」

慢性前立腺炎を訴えて来院される患者さんの中には、過去に急性副睾丸炎にかかっている患者さんがいます。
一般的には、雑菌が体内に侵入して急性副睾丸炎や急性前立腺炎に罹患すると考えられていますが、実は慢性的な排尿障害がその原因だと私は考えています。

しかし、そのような事実や文献の記載は存在しません。ですから、この考えは私オリジナルな荒唐無稽の考えと思って読んでください。
排尿障害があると、尿道内、特に前立腺部尿道内に排尿中に尿によるジェット流が生じます。ジェット流は渦流となり尿道粘膜に負荷をかけます。その負荷は物理的エネルギーですから尿道周囲・前立腺内にストレスをかけます。生体はストレスがかかると、生体反応が起きます。いわゆる炎症という生体反応です。

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慢性前立腺炎の症状いろいろ

慢性前立腺炎を訴える患者さんを多く拝見していると、様々な症状を合併している方に遭遇します。
排尿障害が原因の慢性前立腺炎症状の患者さんを治療していく過程で、一見無関係と思われる随伴症状が治るのです。それら随伴症状も慢性前立腺炎の症状の一面と考えれば、その随伴症状で長年苦しまれている患者さんを助けることができます。
今まで、このブログで書きためた随伴症状をここに書き出しました。

①またの付け根が痛い=会陰部痛
慢性前立腺炎と言えば、会陰部痛と思われるくらい代表的な症状です。

②陰嚢が痒い=陰嚢掻痒症
慢性前立腺炎で陰嚢が痒いなんて思われない症状です。実は、排尿障害がその原因だったのです。

③尿道分泌過多症
慢性尿道炎や非淋菌性非クラミジア性尿道炎と誤診される病態です。漫然と抗生剤や抗菌剤が処方されてしまう症状です。

④尿臭
自分がオシッコ臭いと思ったり、他人に臭いと思われてしると妄想してしまう病態です。

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慢性前立腺炎の症状#18 「顔の痒み」

29歳の男性患者さんです。
平成24年4月に食中毒に罹患しました。その後から、顔の痒み、陰茎の痒み、陰嚢の痒みが出現しました。皮膚科を2軒はしごし、色々な軟膏と抗アレルギー剤の処方されましたが改善しません。特に顔の痒みが辛く、インターネットで検索しますが、ハッキリした解決策が得られないでいました。
Face29cp202061陰嚢も痒かったので、「陰嚢の痒み」という言葉で検索したところ、高橋クリニックが候補に挙がり、意を決して平成25年7月に高橋クリニックを受診しました。
後日、患者さんが持参したCG画像です。赤い斜線で示している部分が、当初の顔の痒み部分です。

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慢性前立腺炎の症状#17 「突発性睾丸挙上・埋没睾丸」

32歳の男性患者さんです。
5年前から、月に1回程度の頻度で両方の睾丸が突然お腹に入ってしまう現象がありました。
「突発性睾丸挙上」あるいは「突発性埋没睾丸」とでも表現すれば分かりやすい現象です。どうやら、仕事で疲れたりストレスがたまると発症するようです。
ひとたび、この現象が起きると手で引張っても睾丸が降りてきません。気分が悪く下腹部全体が不快です。時には肛門の奥までもが不快感を感じます。思い余って、泌尿器科に8軒、心療内科に1軒、精神科に1軒ドクターショッピングしましたが、一向に改善しません。
3年前からは、この現象の頻度が1週間~2週間に1回に起き、頻度が増してきました。
インターネットで高橋クリニックにたどり着き、平成24年9月に来院しました。

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症状の変遷

Symptmmulti慢性前立腺炎や間質性膀胱炎の患者さんを治療していくと、初めのメインの症状と異なる症状が出現することがあります。
患者さんは新しい症状の出現で、病気が悪化したと怖がる方が存在します。私は次のように説明します。
まずは、原因があり、その原因を脳中枢に伝えるべく脊髄神経が症状に見合った神経回路をいくつも造ります。イラストの矢印が神経回路です。他を抑え鼻差で先頭を走る神経回路がメイン症状になります。メインの症状を造る神経回路は、他の神経回路を構造的に抑えて(抑制回路:紅い矢印)、他の症状を出現しないようにします。

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慢性前立腺炎の症状#16 「逆行性射精」

Gyaku25823m34flow射精しても精液が勢いよく飛ばなくなったという悩みで来られた30代の男性患者さんです。
尿の切れも悪く便秘症がひどくなりEDでもあるという悩みです。
尿回数は1日10回、夜間に4回もおしっこで目を覚まします。
尿流量測定検査(ウロフロメトリー)では、ご覧のように前立腺肥大症型の排尿曲線です。

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慢性前立腺炎症状の頻度内訳

Syojo751132011年4月名古屋市の国際会議場で開催される泌尿器科学会で私が報告する(4月21日)原稿内容の中で、10代から20代の慢性前立腺炎症状の頻度が判明したのでご紹介します。

症状を大きく分類すると、痛み系症状、排尿系症状、その他に分けることができます。
痛み系症状が一番多く、全体の65%(113中73)でした。
内訳は、睾丸痛21(19%) 会陰部痛16(14%) 陰茎痛15(13%) 排尿尿道痛4 陰嚢掻痒症5 下腹部痛5 鼠径部痛5 肛門痛2 でした。

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ヒョウタンからこま 慢性前立腺炎の症状#15 「慢性副鼻腔炎」

20歳代前半から陰嚢掻痒症で困っていた44歳の男性の事例です。(患者番号24483)
痒みの原因は、「神経性」と言われ続けていました。治療はステロイドの軟膏だけでした。
平成22年5月に、ブログをご覧になって高橋クリニックを訪れました。
1日の排尿回数は10回以上で頻尿です。
Bien24483m44超音波エコー検査では、膀胱三角部の肥厚が顕著で、前立腺結石も認めます。膀胱括約筋は、変形しており不連続です。

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