泌尿器科の病気の全体像
泌尿器科の病気には、数多くの原因不明の病気がたくさんあります。原因不明のまま治療します。でもそれは、根治的治療ではなく、対症療法なのです。実は、根本的原因が患者さんの自覚しない排尿機能障害が原因なのです。患者さんが訴えもしない排尿機能障害を医師が調べもせずに、目の前の症状だけに振り回されて、さまざまな病名・病気が作られるのです。
ここで示した病気・病名は、それぞれ私が何十人も実際に治療して、治した経験のある患者さんばかりです。
原因が1つなのに、こんなにたくさんの病気になってしまうのは、脊髄神経回路=生きたソフトウエアに依存するからです。情報量の多さによって、ソフトウエアが次々にバージョンアップ(過剰更新)するからです。ただし、そのバージョンアップが、患者さんに警告するだけでなく、苦しめ悩ませるから原因不明の病気になってしまうのです。
排尿機能障害→【無自覚】
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膀胱出口の肥厚➡︎➡︎➡︎膀胱出口の過敏
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⬇︎⬇︎⬇︎ 脊髄神経回路の工夫
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排尿障害→【自覚】 ❹過活動膀胱:頻尿・尿失禁
⬇︎⬇︎⬇︎ ❺間質性膀胱:頻尿・痛み
❶前立腺肥大症 ❻慢性前立腺炎:痛み・しびれ
❷神経因性膀胱 ❼膀胱疼痛:痛み
❸PSA髙値 ❽慢性骨盤疼痛症候群:痛み
❾陰嚢掻痒症:かゆみ
➓❶カンジダ性膣炎:かゆみ
➓❷慢性胃痛症:痛み
➓❸坐骨神経痛:痛み
➓❹舌痛症:痛み
➓❺幻臭症:臭い
➓❻頸肩腕症:痛み
➓❼四肢振戦:運動神経
➓❽四肢しびれ:知覚神経
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コメント
今年慢性前立腺炎と診断された20代です。
自分でもこの病気の原因を調べていて、こちらのブログをよく拝見します。
尿検査では異常なしで、セルニルトン、漢方薬、ベシケアなど色々試しましたが、いまいち効果が分かりませんでした。
一般的には細菌、血流障害、心因性などが原因と言われていますが、排尿障害が原因という先生の理論を支持してます。
先生のブログを読んで、ベタニスを私も試してみたいと思ったのですが、今のところ慢性前立腺炎に対してのベタニスの処方は一般的ではないのでしょうか?
【回答】
はい。」
あと疑問なのですが、自分はストレッチと入浴で症状が緩和されるのですが、これは血行障害の可能性もあるのでしょうか?
よろしくお願いします。
【回答】
患者さんの個性です。
個性=脊髄神経回路の特性です。
貴方と逆の患者さんもおられます。
投稿: | 2019/09/09 22:57
舌痛症の症状が、最近出てきたのですがまさか頻尿と関係あるとは思いませんでした。
ベタニスとタムスロシン飲みはじめて1度エブランチルに変え(金銭的に)またタムスロシンに戻したのですが、再開した場合はまた1からという意味で症状の緩和時間かかりますか?
また右下腹部の痛み、排尿ちゅ
【回答】
戻る人もいれば、そうでない人もおられます。
投稿: サイトウ | 2019/09/10 13:44