« べオーバの発売日決定 | トップページ | 休診のお知らせ »

慢性前立腺炎の治療を中断してはダメ

このブログの中で何べんも解説しているように、病気の症状は病変部が直接作っているのではありません。

症状を作成しているのは、病変部を神経支配している脊髄神経回路なのです。

薬物治療や手術治療によって、病変部から湧き出る情報を抑えることが出来ても、脊髄神経回路は何の変化もなくそのままです。ここが一番気をつけなければならない点です。

 

Bukajosi

脊髄神経回路は、病変部から見れば上層部です。病変部をヒラ社員と考えると、脊髄神経回路は部長・重役になります。病変部が存在していた際には、ヒラ社員から情報が常に上がってきていたのに、治療したことにより情報が上がって来なくなります。すると、部長・重役は「どうして情報が上がって来ないんだ!」と怒るに😤👊😤決まっています。当然として情報収集をするために画策努力するのです。

Joukenreflex

病変部は長い期間持続すると、次第に過敏になり、その情報が大量に脊髄神経回路な伝達されます。脊髄神経回路は、人によって様々なソフトウェアを作成します。主な症状は3つ程度(症状ABC)ですが、人によっては様々な症状(症状DEFG)を作るのです。ある意味で脊髄神経回路は、詳細に調べることの出来ないブラックボックスです。それらの症状が病変部と一致していないものだと、誤診されてしまうのです。

病気が継続して進行すると、病変部→脊髄神経回路→症状のルートは、条件反射になってしまうのです。そうなると、病変部の条件が全て揃わなくても、症状は発現してしまいます。

慢性前立腺炎の患者さんが、排尿障害の治療薬(αブロッカー:ユリーフ、ハルナール、フリバス)と膀胱三角部の鎮静剤(β3作動薬:ベタニス、ベオーバ)を処方すると、症状が劇的に改善します。すると、「治った!」と誤解されて思い込んでしまうのです。結果、薬を中止してしまうのです。病変部も脊髄神経回路も消えませんから、病状は次第に悪化してしまいます。慢性前立腺炎の病変部は、患者さんの自然体である機能障害ですから治りません!そして新たに作成された脊髄神経回路も絶対に消えないのです。逆に、脊髄神経回路はバージョンアップしてしまうのです。ですから、治療を中断してはダメなのです。

初診の際に、患者さんの病気は患者さんの自然体だから、治療は持続しなければならないと説明します。しかし薬を飲んで症状がなくなると、自己判断で薬を中止してしまいます。当然、症状が再発します。そして「何で薬を中止したらいけないんだ!」という怒りの態度で私を責めるのです。私の言葉を真剣に聞きもせずに自分勝手に思い込むのです。素直でない患者さんには私は治療しません。

|

« べオーバの発売日決定 | トップページ | 休診のお知らせ »

コメント

先生初めまして
34才男です。

ご質問ですが、エコーで残尿が60ccあった場合に残尿測定するとそれ以上出る事はありますでしょうか。
【回答】
もちろん。
超音波エコー検査による残尿測定は大雑把だからです。」

もう一つ、排尿障害の場合に強烈な口臭と因果関係はございますか。
【回答】
脊髄神経回路の個人差によるものです。
症状は患者さんの個性です。」

お忙しい所すみませんが、宜しくお願い致します。

投稿: 山本 | 2019/04/17 22:49

高橋先生は慢性前立腺炎の治療にボツリヌス毒素膀胱壁内注射療法はやっておられますでしょうか?
また、ボツリヌス治療は効果はあるのでしょうか?
【回答】
10年前には実施していました。
1回の治療で10万円かかり、効果のある人は50%で、効き目があった人も3か月で再発してしまいます。
ですから、今は行っていません。

投稿: | 2019/04/21 04:09

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« べオーバの発売日決定 | トップページ | 休診のお知らせ »