α-ブロッカーとベタニスの併用
高橋先生いつも大変お世話になります。
NO.〇〇634 大分市の〇〇〇〇です。
ハルナール単体及び、ベタニス単体では、殆んど痛みへの効果が無かったのですが、両者を約4週間併用したところ
1、臀部の圧迫痛 30%軽減
2、それより上部の腰痛 50%軽減
3、背筋部両サイド痛 20%軽減
明らかに楽になっているのが、感じられます。ただ、いつも一定の調子でキープできないので四苦八苦しております。
また、ベタニスを処方して頂きますので電話いたします。
よろしくお願い致します。
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コメント
ベタニス服用中ですが大便時に尿道から
粘液が出てきます。何故でしょうか、治療法はありますか?また、これは精液でしょうか?
【回答】
尿道腺液でしょう。
自律神経の興奮による尿道腺分泌亢進です。
排尿障害の患者さんに多く見られる症状です。
http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/cp/cat7049655/index.html
をご覧下さい。
ベタニスの影響かどうかは不明です。
投稿: 太田 | 2011/11/27 10:18
いつもお世話になってます、ご活躍をブログで拝見しております。そちらでお世話になってます患者です。
ところで、こんなこと聞くのはおかしいかもしれないのですが、ふと不安になったのでお尋ねします。
当方30代の患者ですが、先生が閉院してしまった後は僕ら患者はどうすればいいのでしょうか・・・。先生のように排尿障害の観点から治療する医者は他にいないでしょうし、慢性前立腺炎と言えばすぐ抗生剤が出されてしまいます。アルファブロッカーを出してくれと言ったところで、患者が医者に命令するわけにはいきません。
先生に無限の命があるわけではあるわけではありませんから、僕より長生きしてもらうわけには行きませんし…。
慢性前立腺炎に先生のように理解がある方や先生の後継者のような方はおりませんか?僕ら患者は先生が閉院してしまった後はどうすればいいのでしょうか。
先生のお考えをお聞かせください。
【回答】
「なるようにしかならない」というのが私の感想です。
私も手をこまねいている訳ではありません。この病気を理解してもらうために、このブログにしつこいほど解説していますし、泌尿器科学会でも発表しています。
私が命尽きるまでに理解されないのであれば、その程度の理論・治療なのでしょう。
あとは、神様が決めることです。
投稿: もーちゃん | 2011/11/27 18:30
高橋先生に質問があります。
夏は比較的、症状が安定していたのですが冬になり寒くなると症状が安定しないように思います。
これは冬の「寒さ」の影響で膀胱が過敏になり、
持病の膀胱頚部硬化症で 異常興奮した膀胱平滑筋が冬の「寒さ」でさらに 異常興奮するのでは?
と、素人ながら考えてみました。
薬はフリバス、デパス
ベタニスを服用しています。
お忙しい中、すみません。回答 よろしくお願い致します。
【回答】
寒いと膀胱炎になることは良くあることです。
しかし、その原因について、どこにも解説していません。
下記のブログを参考にして下さい。
http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/cc/2008/02/post_df8b.html
われわれ人間は寒いと知覚神経を過敏にする性格を持っています。
聞きたくもないラジオ番組をボリュームいっぱいで聞くようなものです。
寒くなると自動的に、そのボリュームをいっぱいに回してしまうのが人間です。
投稿: 東京タワー | 2011/11/28 03:19
この記事の内容とは関係無くて恐縮ですが、手術関連の記事はなぜあまり載せないのですか?
【回答】
保存的治療が第一選択です。
手術しないで患者さんが楽になるのであればその方が良いと考えます。
先生は年間数百人の患者さんを手術していると思いますが、患者さんから術後の相談や術後の経過などについて報告や連絡は無いのでしょうか?
【回答】
以前は年間200人くらいは内視鏡手術をしていましたが、現在は年間50人前後です。
手術が保険適応が出来なくなってしまった(手術料金20万円)ということと、内服治療の工夫で症状が落ち着く人が増えたということもあります。
手術のこともたくさん記事にしていただければ嬉しいです。
【回答】
手術した患者さんのレポートなどで、今までにもたくさんご紹介していますから、ほぼパターンは出尽くしていると思います。
また、現在、患者さんにもレポートを催促していません。
ベタニスの登場で内視鏡手術がなくなることを期待していましたが、結局、内視鏡手術を選択される、あるいは希望される方はいます。
もう少しベタニスの効果があれば・・・と思う昨今です。
投稿: マサ | 2011/11/28 11:50
お返事ありがとうございます。
もう1つお聞きしたいのですが、エブランチルに膀胱の器質的硬化を和らげる働きがあるとの記事が去年ありましたが、ベタニスと併用することによってその効果は更に強まるとは考えられますか?まだベタニスが出て間もないですから、未知数であると思いますが、いかがでしょうか?
【回答】
効果が強まると考えます。
あと、その後エブランチルによる器質的改善については、現在もそのような患者さんは見受けられますか?
【回答】
います。
投稿: マサ | 2011/11/28 20:16
回答、ありがとうございました★
投稿: 東京タワー | 2011/11/28 21:57
11月17日の静岡新聞紙面の医療相談コーナーに、
残尿感についての相談が載っていました↓
http://uproda11.2ch-library.com/324493fYn/11324493.jpg
この記事の中で、ウブレチドやベサコリンといった薬が勧められていますが
(さすがに、一般には過活動膀胱治療薬として使われているベタニスの名前は挙がっていませんね)、
これらの薬は残尿感や頻尿に効果があるのでしょうか?
【回答】
膀胱の収縮力の低下で排尿障害を来す患者さんに、膀胱平滑筋の収縮力を高めるためにウブレチドやベサコリンを処方します。
しかし、実際の臨床現場では膀胱収縮力が低下して頻尿になる人よりも、膀胱出口が十分に開かないで頻尿になる人の方が多いのです。
膀胱出口が開かない患者さんに、膀胱出口の括約筋の収縮力を高める薬を処方すれば、状況はもっと悪化するのは容易に理解できるでしょう。
膀胱全体の収縮力と膀胱出口の開放力?との微妙の差で、ウブレチドやベサコリンの効果が出る人もいますから、これらの薬を完全に否定するものではありません。
私が処方することはめったにありません。
投稿: レイニーブルー | 2011/11/28 22:05
連続コメントですみませんm(__)m
膀胱平滑筋の異常興奮を抑えるためにはaブロッカー、ベタニス、大豆イソフラボン。
そして、膀胱平滑筋の異常興奮が原因で知覚神経が過敏になっている人にはデパスや仙骨神経ブロック。
このような解釈でよろしいでしょうか?
【回答】
正解!
その通りです。
投稿: 東京タワー | 2011/11/29 03:09
内服療法が進んだということですが、
以前の先生の記事を読んでいると
やはり膀胱経部の出口が2ミリ程度しか開かないのは異常だと思いますし。先生もそう書いております。
なのでこれからもそのような患者さんには手術をすすめるべきだと思います?
【回答】
過去の記事は私の考え方の記録ですから、今の考え方と違っていたとしても、そのまま残してあります。
あなたが指摘したとおり、もしも膀胱出口が2ミリしかない状態であれば、その時点で内視鏡手術の適応です。
しかし、それは、内服治療では改善しないと考えていたからです。
その後の長期にわたる内服治療で器質的硬化像が改善した証拠が確認された訳ですから、膀胱出口が2ミリだった人も内服治療で4ミリにも5ミリにもなるかも知れません。
明らかに膀胱出口があいてない患者さんでもベタニスとかではどうにもならないでしょう。絶対。
なので手術は続けるべきですよねー。
手術が0になるのは基本的におかしいと思いおます。あれだけ成果を上げたのですし。
【回答】
内視鏡手術で成果があったからといって、内視鏡手術を絶対に続けるべきという根拠にはなりません。
内服治療という外科的治療ではない治療で改善するのなら、内服治療を選択するべきです。
もしも私が内視鏡手術に固執するのならば、それは慢性前立腺炎の原因が細菌感染だといって抗生剤投与に固執している他の医師と同じことになります。
理論や真理や定理は常に一つではありませんし、変化することもあります。
この病気も含め人間にかかわる病態は複雑で眼を離すことはできません。
投稿: キキ | 2011/11/29 13:43
閉院とその後の不安についてコメントした者です。コメントが掲載されないので、ご気分を害されたのでしょうか?そうでしたら大変申し訳ありません。
決して先生の治療を否定しているわけでも、先生に敵対するものではなく、私は先生にお世話になっている患者で純粋にこれからの病状に不安を覚えている者です。
もしご気分を害されましたら心から謝罪いたします。もしお考えやお言葉がありましたら、お答えいただけましたら幸いです。
【回答】
気分を害している訳ではありません。
毎日の診察が40人~50人以上で、手術を1件~2件実施しています。
毎日、パソコンに飛び込んでくる新しいコメントの質問が10件以上、メール相談が10件以上です。
私のメールBOXには、返事や回答しなければならないメールやコメントが常に90件前後存在します。
回答するまで1週間以上かかることはよくあることです。
投稿: 匿名 | 2011/11/29 19:37
いつも変わらずの先生の全力投球には頭が下がります。3か月に1回くらい2004年ころのこのブログの最初の記事から読み直すのですが、やはり非常に面白いです。本当面白いです。
ところで質問ですが、アルファブロッカーにベタニスを併用して、さらにアグリマックスを飲むと膀胱平滑筋が伸び伸びになるとか、あまりに弛緩しすぎたり緊張しなくなりうまく機能しなくなって尿意の感覚がボケるとか、そうゆう心配は理論上無いのでしょうか?
【回答】
ベタニスを大量に服用すれば、平滑筋が伸びきって死んでしまう可能性はあるでしょうが(ネズミの実験で前立腺や子宮重量が減少)、現時点での少量では問題ないでしょう。」
上の方のコメントを見まして、将来のことも考えなきゃいけないことを痛感しました。手術も再硬化のリスクがあるとすれば、エブランチルによる器質的効果の緩和を期待して、とりあえず薬を飲めるだけ飲んで、手術したのと同程度の効果を得られないものかなと思います。そこで、上記の疑問がわきました。アホみたな素人考えですが…。
本格的に寒くなってきましたが、お体にお気を付け下さい。
投稿: とし | 2011/11/30 23:49
先生のブログを最初から読み終わりました。コメント欄ですごく不愉快なコメントをされても、きちんとお答えしている姿を見て、胸がつまります。先生に恨みでもあんのかってくらいひどいコメントもありますね。何を考えてるんだか・・・。
ところで読み返していて2つほど疑問に思ったので、お答えいただければと思います。
①ブログの中で、先生の治療方針や手術について賛同や、教えてほしいとの連絡やコメントがありましたが、今まででそのような他の医者の方は全部で何人くらいいるのですか?今も賛同し続けている方もいらっしゃるんですか?
【回答】
医師の方から賛同の意見をいただくと嬉しくなって、このブログでご紹介していますから、ブログに紹介している数だけです。」
②手術についても興味深く読ませていただきました。再硬化についての苦労と、再硬化を防止するためにいろいろ工夫なさっているお姿が拝見出来ました。それで質問なのですが、先生の手術のテクというか経験は日々進化していると思いますが、今年や去年手術をした人と、2004年や2005年に手術をした人とでは、前者の方が再硬化は少ないのですか?
【回答】
内視鏡手術をする患者さんの数が少ないので、当然、再硬化の患者さんが実数は少ないのですが、再硬化率が少なくなったとは実感できないです。」
以上です。
投稿: とし | 2011/12/01 15:37
ベタニス服用中で、症状が快方に向かってたのですが、最近寒くなってきたせいか尿漏れが続け様に起こりました。 具体的には、小便をした後も尿が止まらず、無意識に出続けます。 また、出切ったはずなのに尿が漏れます。(くしゃみ、腹に力を入れた時を含めます) 尿道が閉まらない様になっているきがするんですが、括約筋がベタニスによって緩んでるせいでしょうか? 出ているのが尿なのかも不安です。
【回答】
尿道全体がゆるんでいるので、排尿直後に尿道の緩んでいるところに尿が残るのでしょう。
ミルキングをして対処していただくか、残念ながらベタニスを止めていただくしかないでしょう。
投稿: 新井 | 2011/12/03 00:13
仙骨神経ブロックについて質問です。
①仙骨神経ブロックは頻尿や残尿感、排尿痛などのいわゆる尿意系症状にも効果はありますか?
【回答】
治療と症状の性質は関係ありません。」
②この仙骨神経ブロックによって長期的に痛みが軽減した患者さんたちは今も効果は存続してますか?
【回答】
もちろんです。」
③先生のブログを通して読んで、僕なりにこの病気に対する可能な限りのベストな治療を考えてみました。
まずアルファブロッカーやイソフラボンで膀胱頸部、平滑筋の緊張を取る。更にその後手術で直接的に頸部の硬化を取り、三角部も処置。
手術後ブロック注射を長期的に実施することにより配線である神経回路のほうにも対処。
さらにアルファブロッカーやエブランチルを再硬化対策のため飲み続ける。この再硬化対策としてステロイドの注射も考えられる。
と、素人ながらこんな感じかなと思いました。保存的療法に留まらず、根本治療として硬化を手術で対処し、しかも手術では不可能な神経部分についてもその配線を潰すため神経ブロックをして更に対処という感じです。
手間も時間も費用も掛かるし根気もいりますが、僕の価値観としてはやれるだけやって、この病気と真剣に正面から闘いたいと思います。まだ後人生が50年はあるのに一生この病気の症状や再発に苦しむぐらいなら、今のうちに打てるだけの手は打っておきたいです。
【回答】
私の考え方も治療も発展途上です。
完成したと思えるのはいつの日か?・・・。
楽しみです。
投稿: とし | 2011/12/05 00:06
ご解答ありがとうございます。もう少し質問させてください。
①のご解答については、尿意系症状も痛み系症状も根本原因である神経は同じであるから、仙骨神経ブロックによって効果は両方の症状にあるという理解でよろしいですか?
【回答】
その通りです。」
②過去記事で以下のコメントを見つけました。
「内視鏡手術後に仙骨神経ブロックでコントロールしなければならない方は、手術した患者さん100人中1人位な頻度です。
ほとんどの患者さんは仙骨神経ブロックは実施していません。
ですから、内視鏡手術が功を奏しているかを判断しなければならないほどの例数ではありません。」
このコメントからすると、ほとんどの患者さんは手術によって効果が認められたということですか?
【回答】
その通りです。」
この手術をしたけれど、仙骨神経ブロックが必要であった患者さんと言うのは術後に再硬化してしまったから手術後に仙骨神経ブロックをしたのですか?それとも手術をして再硬化に至っていないにも関わらず何らかの理由で症状が治まらない患者さんがいらっしゃるということですか?再硬化のリスクは15パーセントほどであるとブログで読んだので、後者の再硬化してないけれど症状が治まらない患者さんに神経ブロックをしているのかと思いますが、確認したいです。
【回答】
再硬化しても症状の出現しない方が多いのですが、再硬化部分と脊髄神経回路との間に再連絡経路網が完成すると、症状は再現します。
出来立てほやほやの連絡経路網は未熟ですから、仙骨神経ブロックを繰り返すことで連絡経路網が未完成に終わり、症状が発現しないことがあります。」
③手術をしていないが、仙骨神経ブロックを患者さんに行うことはありますか?
【回答】
原則としてありません。
どうしてもという患者さんには実施することはあります。」
またそのような患者さんでも長期的な症状の軽減効果はあるのですか?しかしこの場合はスイッチに当たる頸部の硬化を取っていないのですから一時しのぎかもしれませんが…
【回答】
一時しのぎです。
完成してしまった連絡網は、仙骨神経ブロックで壊すことはできません。」
④仙骨神経ブロックの定期的長期的注射によって症状が消えるのは、麻酔によって神経に情報が流れなくなると、その回路自体が弱体化して機能しなくなる・途絶えてしまうからですか?
【回答】
概ね正解です。」
そしてこの効果も長期的には再硬化や生まれつきの膀胱頸部の開きにくさによってまた排尿障害がおこり、その刺激でまた新たな神経回路を作ってしまう可能性もあることになりますか?
【回答】
仙骨神経ブロックで排尿障害を治すことはできません。
すでに完成された膀胱頚部と脊髄神経回路との経路は、仙骨神経ブロックでは治すことはできません。」
結局何個も質問してしまいまてしまいました・・・。申し訳ありません。
投稿: とし | 2011/12/05 12:53
解答ありがとうございます。
「保存的治療が第一選択です。
手術しないで患者さんが楽になるのであればその方が良いと考えます。」
と、ありますが、なぜ保存的療法が第一選択なのですか?費用ですか?逆行性射精の問題ですか?手術と言う外科的な手段だからですか?それとも何か違う理由があるのでしょうか?
【回答】
手術とは、国が医師だけに唯一認めた他人への「傷害行為」です。
医師免許は、言い換えれば治療目的のための「傷害免許」に他なりません。
人の体に傷付けるということは、絶対に元に戻すことができないことです。
他に手段があり、それが効果的であるならば、絶対に回避すべきです。」
最も効果があって、根本治療になるのは手術であることに代わりは無いですよね?
投稿: マサ | 2011/12/06 00:12
お返事ありがとうございます。
高橋先生がウブレチドやベサコリンをめったに処方しない理由がよくわかりました。
「膀胱全体の収縮力と膀胱出口の開放力?との微妙の差で、
ウブレチドやベサコリンの効果が出る人もいますから」
というところが、人間の身体の複雑さを物語っているような気がして興味深いです。
投稿: レイニーブルー | 2011/12/07 22:00
すいません、ちょっとよく分からないのですが、
「完成してしまった連絡網は、仙骨神経ブロックで壊すことはできません」
「すでに完成された膀胱頚部と脊髄神経回路との経路は、仙骨神経ブロックでは治すことはできません」
とありますが、このとおりだとすればなぜ仙骨神経ブロックは複数回繰り返すと恒久的に症状が治まるのですか?ブロックによって症状が治まった患者さんはたくさんいらっしゃるんですよね?
【回答】
理解できないでしょう?
でも私の解説していることは真実ですし、患者さんの症状が楽になっていることも真実です。
一見矛盾する現象ですが、そこには確かな理由があります。
例えば、真っ赤に熟れた酸っぱい匂いのある「梅干し」を一度でも食したことのある人は、「梅干し」を見ただけで酸っぱい唾液が出ます。
この現象を抑えることができますか?
恐らく精神薬を飲もうが唾液分泌を抑える薬を服用しても抑えることはできないでしょう。
なぜなら、神経回路が形成されたからです。
しかし、この現象を抑える方法があるのです。
真っ赤に熟れた酸っぱい匂いのある「梅干し」にそっくりの甘いお菓子を作り、それを食べ続けるのです。
すると、「梅干し」を見ても酸っぱい唾液が出なくなります。
なぜなら、新しい神経回路が形成されたからです。
この方法と同じように、仙骨神経ブロックを定期的に実施することで、膀胱と脊髄に新しい「症状が出ないぞ!」という神経回路を形成させれば、旧い神経回路に情報が流れなくなり、慢性前立腺炎・間質性膀胱炎症状が発現しなくなるのです。
投稿: とし | 2011/12/11 23:43
なるほど、「神経回路を破壊する」という説明より、「既存の神経回路」を仙骨神経ブロックにより「症状が出ない神経回路」に交代させるという理解の方がいいですね。
【回答】
正解です。」
あと、最近手術についてコメントが盛んでしてそれで疑問に思ったのですが、手術後に初診時にやった3Dエコーを取ると、健常者と同じように見えるのですか?
【回答】
見えません。」
硬化の所見であるエコーが跳ね返って白っぽく見えるハイエコー?が見られなくなったり、硬化により頸部の形が円ではなく歪んでいたのが真円に近づいたりというふうにエコー上も手術による効果は見て取れるのですか?
【回答】
治療のためとはいえ、手術を行ったということは、病気であるものの本来自然の状態に、不自然さを作ることでもあります。
術後の傷はハイエコーで観察できますし、以前の歪みではないですが、やはり自然の真円にはなりません。
投稿: とし | 2011/12/13 09:08
慢性前立腺炎のため会陰部や臀部・大腿部等に痛みがあるのですが、微細な排尿障害もあるため泌尿器科でベシケアOD5mgを処方されました。
α-ブロッカーやベタニスほどでないとしても、何らかの改善効果はあるとお考えになりますか?
【回答】
効果の出る方もおられます。
投稿: 財前 | 2011/12/16 00:03
もっと先生の理論に忠実に効果を出せる薬剤が出るといいですね。
【回答】
本当に。
投稿: | 2012/10/06 23:12