大豆イソフラボンの違い
以前にこのブログの中で「慢性前立腺炎に大豆イソフラボン」というテーマで掲載したら、一般の店頭販売している大豆イソフラボンと医療者向けの大豆イソフラボンの違いについての質問がとても多いので、ここであらためて説明しましょう。
イラストで示すように、一般的な大豆製品に含まれるイソフラボンは、糖分と結合している「グリコシド型イソフラボン」です。私が紹介している医療者向けの大豆イソフラボンは、酵母などによって発酵させて糖分を分離させた「アグリコン型イソフラボン」です。
糖分と結合したグリコシド型イソフラボンは、糖分が付いている分、分子量が大きく、胃・空腸で直接吸収されることはありません。下位小腸の腸内細菌によって分解されなければ吸収できないので、非効率を否定できません。
ところが、発酵型のアグリコン型イソフラボンは、分子量が小さいので、胃・空腸で直接吸収されて吸収効率が良いのが特徴です。ただ製造するのに、発酵させるというひと手間の行程が増えるので、価格が高めになるという欠点があります。
また、アグリコン型イソフラボンも3種類に分けられ、ダイゼイン・ゲニステイン・グリシテインに分類できます。その中で効果を比較すると、強い順にゲニステイン>ダイゼイン>>グリシテインです。
私が紹介している大豆イソフラボンは、このゲニステインとダイゼインが70%と高濃度に含有しているので期待が持てるのです。
もしも、この大豆イソフラボンをご希望の方は、右のFAX用紙をプリントしてご使用ください。(右クリック、画像の印刷クリック)
医療機関でのみ購入できる大豆イソフラボンです。
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コメント
高橋先生のブログを拝見して、お勧めの大豆イソフラボンを注文させて頂きました。
服用する際に効果的な時間帯はあるのでしょうか?
【回答】
特にありません。
自由でOKです。
投稿: 匿名 | 2011/09/08 12:35
前回質問した貧乏人のパルルですが、お勧めの大豆イソフラボンは一日一粒で良いのでしょうか。
【回答】
OKです。
吸収効率が良いので、1日1錠で済むのです。
それなら、79800÷60錠×30日=3990円(1ヶ月分)となり、貧乏人でも続けられそうなのですが。また、ベタニスを飲むようになっても併飲しても良いのですか?
【回答】
OKです。
投稿: f[.. | 2011/09/08 23:13
先生お世話になります!ニチモウからイソフラボンのモデルチェンジの案内が来ました、1錠20mgから15mgになり1日2錠のめあすになるようで、当方は豆腐・納豆・大豆レシチン・味噌汁・きなこなど摂取して今まで20mgで効果がありましたが、モデル変更後1日2錠では多すぎて副作用(女性ホルモン化)の方が心配ですが先生の見解をよろしくお願いします。<(_ _)>
【回答】
1日1錠15mgで十分でしょう。
厚労省の大豆イソフラボンの1日摂取量が30mgと規定されているのに、今までの1錠20mg規格だと2錠服用しなければならないというクレームが多かったので、1錠15mgの規格を作り、一本化したという経緯があるらしいです。
しかし、厚労省の規定した大豆イソフラボン30mgは、ブドウ糖結合型イソフラボンを意味しており、実際に吸収されるアグリコン型イソフラボンの量ではありません。
食事として口に入る大豆イソフラボンは、ほとんどがこのブドウ糖結合型イソフラボンであり、実際に消化吸収されるアグリコン型イソフラボンになるのは、そのうち10分の1以下にしか過ぎません。(効果は100分の1ともいわれている)
ですから、20mgでも15mgでもその効果は、通常のブドウ糖結合型イソフラボンの10倍以上の効果がありますから、1錠15mgで十分です。
また、喜ばしいことに15mg規格の方が価格が安価になっています。
大豆イソフラボンは天然の植物性女性ホルモンとされていますが、実際には女性ホルモンとしての副作用は出現しません。
男性も副腎から女性ホルモンが分泌されていますが、女性にするために存在するのではありません。
医学の世界で女性に多いから女性ホルモン、男性に多いから男性ホルモンと安易に命名しただけです。
女性ホルモンであるエストロゲンにしろ男性ホルモンであるテストステロンにしろ、存在意義はもっと普遍的なのです。
投稿: けんじ | 2011/12/04 13:53
先生、お休みの所、早速のご回答有難うございます!ご丁寧な解説でよーくわかりました1日15mgで良いのなら価格的に安くなり助かります!女性ホルモンの副作用症状も出現しないとのことで安堵しました、有難うございました。
投稿: けんじ | 2011/12/04 23:20
高橋先生、
いつもお世話になっております。3月末に診察していただいた診察券番号31490のヨネヤマです。
会陰部および睾丸の痛みが1年近く続き、
これまでにいくつかのお医者様に診てもらいましたが尿検査・エコー検査ともに異常が見当たらなかったため、なにも治療できない、思い込みもあるのではないかと言われ続け、それでも痛みは続くため多少ウツ状態にも陥っていました。
そんな中、高橋先生に診ていただいて暖かい言葉をかけていただき大変救われた思いがしました。
未だ調子の良いときと悪いときの波がありますが、処方していただいたお薬(ハルナール&ベタニス)を続けて、あせらず経過を見ていきたいと思っています。
大豆イソフラボンも良いと拝見したのでこちらも合わせて試してみようかとも考えております。
また、月末にお伺いいたしますのでその際はよろしくお願いいたします。
ヨネヤマ
投稿: ヨネヤマ | 2014/04/09 22:17
こんにちは。
同じニチモウバイオティックスから出ている「ライフマックス」http://isolacom.jp/SHOP/L-RG011.htmlでも同じイソフラボンの効果はあるのでしょうか?
【回答】
はい。」
こちらはノコギリヤシ等も配合されているようなのですが。
投稿: たい | 2015/01/24 16:25
「ライフマックス」についての回答ありがとうございました。
こちらは1粒のイソフラボンの含有量が7.5mgらしいのですが、摂取量は1日2粒程度がよいのでしょうか?
また2粒の場合は朝・晩のように分けた方が良いのか、1度に2粒摂取したほうが良いのか。
よろしくお願いします。
【回答】
まずは1粒から試されたら良いでしょう。
投稿: たい | 2015/01/28 20:39