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前立腺結石の診断的価値 (2012年4月日本泌尿器科学会発表予定)

2012uroposter2012年の日本泌尿器科学会の演題申し込み受付が始まったので、早速、演題登録をしました。
今回は、超音波エコー検査で容易に見つけることのできる前立腺結石に焦点を当てました。「前立腺結石」は、発見されても、ほとんど無視されることの多い所見です。しかし、私の研究では、「前立腺結石」の成立には、必ず排尿機能障害が存在します。このポイントさえ把握しておけば、患者さんが自覚しない排尿機能障害が、実は悩んでいる症状や問題の本質であることが多いのです。

慢性前立腺炎で来院される患者さんの多く(80%以上)には、前立腺結石を認めます。一般的に医師は、結石が炎症の原因だと見当違いの診断をし治療を続けるので、患者さんは治りません。ところが、結石=排尿機能障害と診断すれば、必ず排尿機能障害の治療に結び付くので、患者さんの症状は改善します。

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コメント

一般演題 の[方法]平成23年6月から10カ月・・・・とありますが、平成22年ではないですね?
【回答】
良く読んでいますね。
6月から初めて、8月でまだ2ヵ月ですが、現時点ですでに102症例集まりました。
その中間統計で、ここに掲げる仮のデータです。
この調子だと10ヵ月で300症例は軽く超えるでしょうが、経験的にデータ内容はほとんど変わらないと考えています。
学会に提出するサマリーは、学会発表時点での指針ですから、ある程度未来を予想して提出します。

投稿: 大豆 | 2011/08/26 10:45

[学会発表時点での指針ですから・・未来を予想して提出]・・そうなのですね!
学会での発表までには、今までと・今からの膨大なデーターと時間と研究の積み重ねなのですね、先生油こい物は控えめで頑張ってください、(医学こぼれ話より)
【回答】
ありがとうございます。

投稿: 大豆 | 2011/08/26 12:44

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