« 慢性前立腺炎の症状#17 「逆行性射精」 | トップページ | 慢性前立腺炎症状に「パニウツ元気」が効く? »

ベタニス(ミラベクロン)製造販売承認!

Betanisついにβ3作動薬である「ベタニス錠」の製造販売が厚労省により承認されました。
アステラス製薬から発売されるβ3作動薬(刺激剤)は、膀胱平滑筋の緊張を積極的に弛緩させる薬剤です。効力からすると、α‐ブロッカー(エブランチル・ハルナール・ユリーフ・フリバスなど)よりも効き目があります。表向きは「過活動膀胱OAB」の治療薬ですが、私の理論(慢性前立腺炎・間質性膀胱炎は膀胱頚部硬化症などの排尿機能障害が原因の膀胱平滑筋の異常興奮)からすれば、おそらく、慢性前立腺炎や間質性膀胱炎の患者さんにも効果がある筈です。
実際に、臨床治験に参加した際に、間質性膀胱炎症状の被験者に効果があり、排尿機能障害も改善されました。
9月から遅くとも10月には販売される予定です。期待していました!


|

« 慢性前立腺炎の症状#17 「逆行性射精」 | トップページ | 慢性前立腺炎症状に「パニウツ元気」が効く? »

コメント

現在、エブランチルを服用中の者です。
日によって波はありますが、比較的最近は症状が見られず通常の生活が出来ております。
願わくばもう少し症状が無くなってくれればと思いながら過ごしております。
この新薬は年齢的に何歳からの服用とか決まっているのでしょうか?
【回答】
ありません。


少し調べたところ、生殖可能な方への服用はなるべく避けて下さいとの記載があったのですが。
【回答】
動物実験(ラット・ネズミ)で、30倍の投与を続けたら、前立腺と子宮の重量が減少したという報告があります。
原因は不明ですが、取りあえず生殖能力がある方は、できるだけ控えようとするらしいです。
実験の30倍の投与量は、人間でいえば、30日分を1日で服用してしまう量ですから、副作用が出現しても不思議ではないでしょう。

投稿: しゅう | 2011/07/05 13:11

以前、この薬のことについて高橋先生からお聞きしていましたが、無事に厚労省からの承認を得られたそうで、一患者として嬉しいことです!

さまざまな治療を受けてきましたが芳しい効果を実感できず、α‐ブロッカーよりも効き目が高いという今回の薬に期待しています。

話は変わりますが、ニトログリセリン薬について、「効果は6月には分かるでしょう。」ということでしたが、効果のほどは如何ほどだったのでしょうか?
【回答】
患者さんの30%くらいです。
思ったほどの効果はありませんでした。


また、ボトックス治療の効果についても、その後どうでしたでしょうか?
【回答】
効き目があったのは患者さんの50%くらいです。
しかし、3ヵ月を過ぎると効果がなくなるようです。

お忙しいところとは存じますが、自分に合った治療方法を模索している私としては、高橋先生が試みられている様々な治療方法をとても興味深く思っています。簡単にでもお答えいただければ幸いです。
【回答】
現在、大豆イソフラボンに関して試行錯誤検討中です。
http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/cc/2011/06/post-60af.html#more

http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/bph/2011/06/psa-6665.html#more
をご覧下さい。

投稿: レイニーブルー | 2011/07/07 13:13

高橋先生、こんにちは。月一で通院してユリーフ、ニトロール、ノイロトロピンを処方してもらってる患者です。先生の説明を読んで疑問に思ったので質問します。ベタニス錠は積極的に膀胱を緩ませて蓄尿機能を改善するだけでなく、αブロッカーみたいに尿の出を良くする作用もあるのですか?
【回答】
はい。


自分、ベタニス錠を楽しみにしています。先生、毎日暑いので体調崩さないように気をつけてください。

投稿: K.S | 2011/07/07 14:04

忙しい中すぐに回答頂きありがとうございます。ベタニス錠に期待してます。七月の半ばくらいに診察に伺います。

投稿: K.S | 2011/07/07 21:54

高橋先生よりハルナールの投薬治療を受けさせて頂いている者です。
以前の診察でこちらのお薬の事は一度お聞きしていました。
お陰様で痛み、不快感症状は投薬前より半分位にはなりましたが、陰部の痒みはあまり変わらない様です。
これ以上の改善を望むのであれば、こちらのお薬に変更して頂いた方が良いのでしょうか?
【回答】
有効かも知れません。


あと、αブロッカー服用の初期の頃にあった副作用の逆行性射精はこちらのお薬では起こりやすいのでしょうか?
【回答】
現在のところ、製薬会社から報告は受けていません。

投稿: 匿名 | 2011/07/09 22:15

遠方より、ハルナール、デパスを3カ月毎処方頂いているものです。
薬を変更する場合、診察が必要でしようか。電話での対応のみでも可能でしようか。
【回答】
電話のみで可能です。

投稿: 遠方患者 | 2011/07/11 12:06

その間質性膀胱炎症状の被験者には
ベタニス錠だけをつかって治療したのですか?
他の薬が効いているという可能性もありそうなので一応聞いておきます。
【回答】
臨床治験ですから、他の薬剤は服用しません。

あとベタニス錠の薬価はどれくらいになりそうですか?
【回答】
まだ不明です。

投稿: お釈迦 | 2011/07/11 15:41

僕も遠方患者の1人です。ベタニス錠は新薬なので先生のクリニックで処方をお願いしても1年間は2週間分の処方が限度でしょうか?それとも病名を過活動膀胱にしてもらえれば3ヵ月分の処方が可能なのでしょうか?
お忙しい中、すみません。回答,よろしくお願い致します。
【回答】
新薬は、病名に無関係で、1年間は2週間処方しかできません。

投稿: 東京タワー | 2011/07/12 20:43

先日は、質問への回答と
大豆イソフラボンの紹介をしていただき
ありがとうございました。
現在、高橋先生ご紹介の大豆イソフラボン錠を飲み続けて20日目です。
【回答】
効果はどうですか?


さて、ロキソニンが夜間頻尿を改善するという話をインターネットで読みました。

http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=68426&pg=20051001
上記のHPにはロキソニンの作用として、
「②下部尿路に対する鎮静 ③尿意に関する神経の中枢での抑制」
が挙げられていました。
そして、「著効・有効を含めると74.2%に効果あり。」ということらしいです。

また、こちらのHPには「PG抑制により、膀胱排尿筋の収縮が抑制される」とあります。
http://aizproject.blog.shinobi.jp/Entry/46/

「②下部尿路に対する鎮静 ③尿意に関する神経の中枢での抑制」、
「PG抑制により、膀胱排尿筋の収縮が抑制される」という作用があるのならば、
僕のような頻尿症状にも利用できるのではないかと思ったのですが、
高橋先生はどのように考えられますか?
【回答】
確かに理論的にはそのようです。
否定はしません。
私も、夜間頻尿の高齢者に就寝前に服用するために処方することがあります。
しかし、ロキソニンの体液貯留の副作用を利用するためです。
鎮痛剤であるロキソニンは、浮腫という副作用を持っています。
風邪の患者さんに処方したら、体重が増えた、体が浮腫んだという訴えを耳にします。
高齢者の夜間頻尿は昼間の摂取した水分が組織に残っており、それが夜間に放出されて多尿・頻尿になるのです。
水分制限を行い、夜間に組織の水分が放出しないようにロキソニンを1錠処方します。
日中の頻尿の患者さんにロキソニンを処方しても、効果がある手応えを感じたことはありません。

投稿: レイニーブルー | 2011/09/01 15:53

間質膀胱炎で苦しんでおります、薬はほとんど試してみましたが全く効果なく、9月5日に水圧拡張を450ミリしましたが、9月9日現在では効果なく痛み頻尿が続いております、先生のおっしゃている、ベタニス錠が最後の頼みですが、効果があっても2週間分しか処方されないのでしょうか?また450ミリの拡張は少なくないのでしょうか?お忙しい所申しわけございませんが宜しく御願いいたします。
【回答】
間質性膀胱炎に膀胱水圧拡張術は無意味だと私は信じています。
ベタニスは2週間分を何回でも処方できます。
その前にエブランチルが効果的です。
http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/cc/
をご覧下さい。

投稿: 山本 | 2011/09/09 16:33

お返事ありがとうございます。

現在、イソフラボン錠を飲み続けて39日目です
(正確には、手もとに1錠多く残っているので、どこかで飲み忘れた日があったみたいですが(^-^;)。
残念ながら、自覚症状の改善は実感できていないのが現状です。
しかし、続けて服用することで効果が現れてくるかもしれませんので、根気よく続けてみます。
【回答】
残念です。


ロキソニンの効果について、高橋先生の見解を知ることができてよかったです。
また、「日中の頻尿の患者さんにロキソニンを処方しても、効果がある手応えを感じたことはありません。」という
高橋先生の臨床経験を知ることができ、
僕にとってはロキソニンは効果がないだろうと判断できました。
ありがとうございます。

「理論的には効果があるはずなのに、実際に日中頻尿の患者さんに投与しても効果がなかった。」というのは、
とても興味深いお話です。世の中、なかなか理論通りにはいかないこともあるということなのですね。
理論通り、日中頻尿にも効果があればよかったのですが・・・。
【回答】
患者さんの中には、理論通り薬理作用が出現する人もいます。
ほとんどが高齢者です。

投稿: レイニーブルー | 2011/09/19 11:43

お世話になります。
62歳,男性
以前,このメールにて慢性前立腺炎と診断されたものです。
座り仕事で会陰部が痛く,就寝するときも痛みを感じております。尿意を感じても少量の尿しかでませんが残尿感はありません。(最近特に会陰部に痛みを感じております)。
現在,内科医にてセルニルトン(1回2錠×3)を処方されています。
ご相談の趣旨ですが,直近6月の健診データでクレアチニン値が上昇しました。上昇を見て内科医からは水分を取るようにと指示を受けましたが,高橋先生のブログを拝見しますと前立腺炎は水分は余計に取る必要はないとの記述がありました。(すみません。全てを拝見したわけではありません。)
以下は直近6月の健診データです。
尿酸=6.0(いつも基準値内です)
尿素窒素=13.0(いつも基準値内です)
クレアチニン=1.45(いつも1.1前後でした)
LDL=80
HbA1c=6.5(JDS値,いつも6.2-6.8の間です)

●前立腺炎でクレアチニン値の上昇はありますでしょうか?
【回答】
無関係でしょう。』

●セルニルトンのほかに薬はありますか?
【回答】
慢性前立腺炎は排尿障害が原因です。
ですから治療は、α‐ブロッカー(エブランチル・ハルナール・ユリーフ・フリバスなど)です。』

よろしくお願いいたします。

投稿: マツムラ | 2013/07/02 11:25

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ベタニス(ミラベクロン)製造販売承認!:

« 慢性前立腺炎の症状#17 「逆行性射精」 | トップページ | 慢性前立腺炎症状に「パニウツ元気」が効く? »