患者さんからのレポート#47
高橋先生
6年前だったと思われますが、当時高校生で手術を施していただきました〇〇〇〇と申します(診察券番号は15298です)
手術後は大学で化学を学び、現在は大学院に進学し研究を行っています。
現在、就職活動を行っており、それにともなって当時を振り返る機会が多くなり、術後の連絡を入れられなかったことを後悔しメールしました。
現在では症状はほぼなくなり以前と変わらない生活をおくることができています。
現在の一日の排尿回数は4、5回ぐらいであり、一回あたりの量も問題ないものと思われます。
当時のことなのでうろ覚えな所もありますがまとめますと次のとおりになります。
治療初期
突然、排尿が近くなり一時的なものだと思って最初は軽視していたところ症状の改善が見られないために他院に通院を開始しました(高橋クリニックに通院するまでに計3院、泌尿器科2院、心療内科1院)
慢性前立腺炎と診断され、投薬での治療を開始しました。しかし、症状の改善が見られず、精神症状を発症し、極度の食欲不振におちいったため次回の通院時に栄養失調寸前といわれ点滴を受けました。その際に医師が疑ったのは家族による虐待だったことでさらに精神状態が悪化し、心療内科の診療を受けました。
治療中期
高橋クリニックに通院し、薬による治療を開始、しかし劇的な改善は見られず手術による治療を希望しました。
手術後
当日は大きな痛みもなく、手術が終わったことで安心し、よく寝れました。
フタ式のカテーテルに変えてからは排尿の度にバルーンが内壁にあたり痛かったのを覚えています。
カテーテルを除去した直後の排尿がひどく痛かったことを覚えています。この痛みはしばらく続いたため、排尿は男性用便器では辛い状況で便座に座り、力を入れないように注意して行いました。
排尿回数は手術前に比べて明らかに減ったように思いました。しかし、しばらくの間は時々症状がひどくなり再びお薬をいただくために何度か通院したのを覚えています。ただ、この時期は大学受験と重なっていたために精神的なものもあったのかもしれません。
大学入学後、半年したくらいからは症状もほぼでなくなっていたと思います。
現在思うのは、排尿障害自体も十分辛いのですが、それ以上に改善が見られない症状や周囲の理解が得られないことや医師の無責任な発言からくる精神的症状が辛かったということです。
当時、高橋先生に出会っていなければ私は大学に入ることもできなかったと思いますし、生きていなかったかもしれません。
先生の「自殺とかしないでよ」という言葉を聞いたとき、この医者は他の医者とは全く違うと若いながらに思いました。それまでの医者は患者を突き放す言葉しか言いませんでした。
それ程に感謝しているのに6年間もメールを送れなかった自分が情けないばかりです。
この病気にかかっている者にとって高橋先生は最後の希望だと思っています。
稚拙な文章で申し訳ございませんが目を通していただければ幸いです。
最後になりますがこれからも高橋先生の益々のご活躍を心からお祈り申し上げます。
〇〇〇〇
【備考】
この患者さんは、16歳の頃に高橋クリニックを受診しました。
平成14年9月に頻尿が出現し、地元の複数の病院で、「神経性頻尿」「慢性前立腺炎」と診断され、改善しないので平成16年5月に受診しました。
内服薬による治療では、効果が十分に得られないために、内視鏡手術を希望されました。手術当時の年齢は16歳でした。その後、症状に波があったものの、頻尿は改善し、平成18年に国立大学に見事合格し、医師としても喜んだものです。
レポートありがとうございます。
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コメント
この患者さんも症状が重いですが、その後手術後数か月以降は、薬は何か飲んでいたのですか?
【回答】
平成16年12月に手術し、その後薬を服用していません。
しかし、平成17年10月に頻尿・残尿感が出現し、エブランチル・デパスを平成18年9月まで処方しました。
大学入学した年(平成18年)から、症状が落ち着き、その後通院していません。
平成23年2月に、この報告を受けました。」
症状が治まってから通院していないという事は何も飲んでいないということでしょうか?
【回答】
来院しなくなった平成19年ごろから、処方していないので、薬の服用はしていないでしょう。
投稿: 地方患者 | 2012/01/30 09:15