膀胱頚部硬化症と診断された患者さんへ
膀胱頚部硬化症と診断された患者さんへ
「膀胱頚部硬化症」という病名は一般的ではなく、泌尿器科専門医にも理解してもらえない可能性のある病名です。この病気の患者さんは、男性であれば慢性前立腺炎・前立腺症・慢性骨盤疼痛症候群・前立腺肥大症・非淋菌性非クラミジア性尿道炎・陰嚢掻痒症・神経因性膀胱・「気のせい」など、ご婦人であれば間質性膀胱炎・慢性膀胱炎・膀胱疼痛症・心因性頻尿・過活動膀胱・神経因性膀胱・「気のせい」などの病名がすでにつけられています。
病態生理は、膀胱出口の生理学的機能低下が原因の排尿障害が、膀胱に対して物理的な刺激を長期間(数年~数十年)にわたって与え続けることによる結果、膀胱出口の器質的変化(膀胱頚部硬化症)し、膀胱頚部周辺が過敏になり症状がある日突然、満を持したように発現すると考えます。
そのきっかけは様々で、過激なセックス・尿道炎・過労・ぎっくり腰・手術処置のカテーテル操作・尿を我慢した等々です。きっかけはどうでも良いのです。それまで病気が隠れていて、ある日突然発症した、単にきっかけに過ぎません。
膀胱出口の機能低下(膀胱頚部機能低下)は即、症状が発現する訳ではありません。しかし、長年(数年~数十年)にわたる機能低下→膀胱出口の振動→膀胱出口の器質的変化→膀胱頚部硬化症という流れで次第に症状が発現します。
膀胱出口の機能低下は、恐らくは発育不全(少年少女から大人になる期間に)が原因だろうと私は推察しています。
症状は多岐にわたります。頻尿症状・痛み症状・自律神経症状・免疫症状・水分代謝症状などいろいろです。根本原因は患者さんが自覚しているしていないにかかわらず「排尿障害」です。排尿障害の影響で過敏になった膀胱頚部や膀胱三角部がスイッチになり中枢に脊髄を介して情報を伝達します。その際に脊髄内で症状に見合ったソフトウェアーを形成するか、他の脊髄神経と混線するために、常識的には理解不能の症状が形成されるのです。
症状が多岐にわたって支離滅裂だと、一つの病気として客観的に評価することは難しくなります。そこで症状を客観的に評価する問診表(CLSS)があります。この問診表が膀胱頚部硬化症の症状のすべてを表現できるとは思いませんが、現状ではこれが最良でしょう。
膀胱頚部硬化症による慢性前立腺炎や間質性膀胱炎の一連の症状は多彩で訳が分かりません。冷静に落ち着いて解剖学的にあるいは生理学的に考察すると理解できるのですが、本質的には何か違うように思えてなりません。他のページで夢想的に語るつもりです。
膀胱頚部硬化症をお薬で完全に治すことはできませんが、症状を軽減させることはできます。根治的に治すには内視鏡手術しか方法がないと私は考えます。しかし薬の服用で症状が軽快するのならば、内視鏡手術を絶対的に実施する必要はありません。
この病気の理解を広めるために、関連した事実をコツコツと積極的に学会で発表しています。しかし、医師の間で一般的な常識になるまで相当かかるでしょう。私が一生かかっても実現しないかも知れません。それが現実です。
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コメント
高橋先生の治療に否定的な患者さんや医師もいるようですが、先生の治療方は正しいと信じています。なぜなら、よく思い出してみるとこの病気の前兆は中学生くらいからあったからです。中学2年の時に軽い残尿感あり、しかし一時的なものだったので、そのまま放置、高校生の頃に また何度か頻尿、残尿感あり、これまた一時的なものだったのでそのまま放置、二十歳の頃、お酒を飲むと30分に一回の頻尿になる事に気付く、残尿感もあり、お酒を飲まなければ症状はでないのでそのまま放置、しかし22歳の時に 突然、ひどい頻尿、残尿感になってしまい、病院に行って薬を飲んでも治らず、7件のドクターショッピング、こんな感じです……。 先生の治療に否定的な患者さんもいますが、ホントに過去を振り返ってみて、よく思い出してみて下さい……。僕は記憶力だけはいいみたいで、ちゃんとよく思い出せたので、コメントさせて頂きました。
(この病気はゆっくり、じっくり時間をかけて作られていく病気ですね。まさにサイレントキラーです……。ホントに恐ろしく、難しい病気ですね)
投稿: レクサス | 2010/01/22 01:33
私も 治療はするものの治らないと、なぜか!?気のせいにされ続けてきました。しかし思い出すと前の方と似たような経験をしてきました。先生の意見に否定的な人もいるけど、先生の言ってる症状が事実私の様に当たっている人もいます。仮に手術した場合何割位の方が復活しますか?
【回答】
7割です。
通常の私生活の復帰までどのくらい必要ですか?
【回答】
1週間くらいでしょう。
投稿: 匿名さん | 2010/01/25 22:30
手術で回復しなかった残り3割の患者さんは、病気の完治、軽快は難しいのでしょうか?
もし治療法が有るのであれば、手術で効果が無かった3割の患者さんにはどの様な治療方法が残っているのでしょうか?
【回答】
残り3割の患者さんは、一部の患者さんあきらめて来院しなくなります。
残りの患者さんは2度目3度目の手術に挑戦しています。
投稿: 匿名 | 2010/02/25 20:48
先生、失礼します。三重に住む36歳男性です。
高校生の頃手でペニスを刺激し、射精したのですが、その夜ペニスが異常に縮み、一晩尿が出にくくなりました。そしてその数日後には今も続いている右腰の腰痛が出始めました。
やはりそれは同じようなオナニーをして非常につらい右腰の腰痛が起こり、H22年11月頃まで弱いながら続いていました。
H22年11月、1日に2回オナニーしたところ強烈な腰痛、頻尿、下腹部の熱感、股関節・太もも・左わき腹の不快感等が現れ、今も悩んでおります。
これまでセルニルトン、エビプロスタット、デトルシトールカプセル、抗生剤、漢方薬、鍼、体外衝撃波療法などを試しましたが病状は強弱はつけながらも一進一退です。挙句の果てには、「気のせい・ストレス」と医者から言われます。
最近では、膀胱の出口辺りで非常に強い尿意を感じ、漏らしてしまいそうになることがあります。
慢性前立腺炎症状は膀胱頚部硬化症の症状と先生はおっしゃいますが、前立腺マッサージをした時の前立腺の痛みは前立腺の炎症なのでしょうか?
【回答】
前立腺も過敏になっているからです。』
地元に膀胱頚部硬化症なる病気を疑い、治療に頑張ってくださる先生がおらず、毎日暗い気持ちです。
(これまで前立腺の炎症と思い、その炎症を抑えることばかり考えてきましたが、最近では先生の説がこの病気の本性なのではないかと思うようになりました)
【回答】
α-ブロッカー(エブランチル)を処方してもらってください。
投稿: かくかく | 2013/01/24 19:32
本日、初めてウロフロ検査をしてきました。検査は特に問題なく、排尿開始すぐに検査結果用紙を突き抜けるほど山なりの曲線を描きました。ただ、残尿は10mlくらいとのことでした。
ただ、慢性前立腺炎様の症状は続いています。先回、このウロフロをした病院で前立腺マッサージ後の前立腺液中に精子がいると言われ、次回は精液検査となりました。
膀胱頚部硬化症より精液のほうがおかしいと先生は思っているようです。たしかにこの慢性前立腺炎様症状となってから精液がおかしいです。ドロットした白濁液ではなく、少し黄色みがかったさらさらしたものが射精したときにでることが多いです。これはどういう症状なのでしょうか。
◎今日は念のため、高橋先生のブログをプリントアウトして担当の先生にみせましたら、担当の先生も高橋先生の記事を机の中に保存してみえました。高橋先生の考えをある程度知ってみえるのには驚きました。
◎先回、エコー検査をして膀胱頚部について尋ねましたが、担当の先生はよくわからないと詳しく調べようとしてくれないのが気になりました。
投稿: かくかく | 2013/02/09 11:52
先生にご相談があります。
高橋クリニックに通院しております、カルテNO.28804の39歳女性です。
昨年、高橋先生から膀胱頸部硬化症と診断して頂き、朝一錠のエブランチルを飲んでから辛い症状が改善された者です。
しかしここ最近、調子が悪く、エブランチルを飲み始める前の症状に戻りつつあります。
現在3か月分のお薬を処方して貰い、毎日服用しておりますが、お薬の量を増やしてもよろしいでしょうか?
【回答】
OKです。』
また、体が冷えた時や生理中の膀胱付近(陰部のあたり)の痛みが酷く、市販の膀胱炎の薬(漢方)を飲んだら改善されました。
エブランチルと一緒に飲み続けてもよろしでしょうか?
【回答】
OKです。』
どうかご回答をよろしくお願い致します。
投稿: | 2013/09/20 21:16
初めまして。大阪に住む39歳男性です。
20年間オートバイで通勤しています。
昨年の12月に突然頻尿になり、泌尿器科を受診しましたが、検尿では菌は出ず、前立腺もそれほど肥大していないので過活動膀胱の診断で、抗コリンの投薬を受けました。
ウリトス・バップフォー・ベシケア・デトルシトール・ベタニスを試しましたが、改善には至りませんでした。
今回、このココログの文章が自分の症状に近いのではと思い、エブランチルを処方してもらいました。まだ1週間なので効果は実感できていません。
1ヶ月程してもあまり効果が実感できない場合、次のαブロッカーはどれを選択すれば良いでしょうか?
【回答】
ハルナールD錠が良いでしょう。』
バイク通勤後、職場で1時間おきにトイレに行きます(排尿後も尿意が続くこともあります)症状は午前中が酷く、午後からはやや緩やかになります。帰宅後、入浴して晩酌をすると症状は一切出なくなります。常に感じる尿意がなく、畜尿して放尿が実感出来ます。アルコールで麻痺しているのでしょうか?
【回答】
その可能性はあります。
水分(お茶・コーヒーを含む)を極力控えて1日1㍑以下にして下さい。
水分を摂取すればする程、症状は悪化します。』
夜間はトイレで起きることはなく、朝まで寝ることが出来ます。
投稿: | 2013/10/02 18:17
先生に先日初診を受けたものです。ユリーフ、ベタニス、デパスを処方されました。
前の病院で処方されていたソランタールが残っているのですが会陰部に不快感がある為、
ソランタールも同時に服用しいてよろしいでしょうか?
【回答】
OKです。』
それとも服用しないほうがよろしいでしょうか?それからデパスの服用を一日3回となっていますが調子の良い時は服用しなくてもよろしいのでしょうか?
【回答】
OKです。』
決まった回数は服用したほうがよろしいのでしょうか?お忙しいところたいへん申し訳ありませんが
次回診察までまだ日にちがありますので回答よろしくお願いいたします。
投稿: 〇〇〇〇忠男 | 2013/10/09 07:44
再び大阪に住む39歳男性です。
現在ハルナールD錠を服用して1ヶ月になりますが、改善に至りません。
水分制限は実行しています。
来月診察がありますが、どのような方向性で進めたら良いでしょうか?
①3ヶ月程度ハルナールを服用してみる
②ハルナール+デパスにする
③違うレセプターのフリバスを試す
結果を求めるのにせっかち過ぎでしょうか?
【回答】
どれを選択してもOKです。
実施してみなければ分からないのが治療です。
投稿: 大阪人 | 2013/11/24 15:06
排尿障害ということであれば
きちんとプレッシャーフロースタディー等を行い、その裏付けをおとりになられたのでしょうか?
【回答】
この質問を待っていました。
尿流量測定検査(ウロフロメトリー)と残尿量測定検査のみで判断しています。
その他の検査、排尿腹圧検査、膀胱内圧検査、腹圧検査、外尿道括約筋筋電図検査などは実施していませんし、実施する価値もないと考えます。
研究レベルでは、興味ある検査ですが、毎月70人以上の慢性前立腺炎の新患全員を予定を立てて検査するのは現実的ではありません。
膀胱頚部硬化症や前立腺肥大症のために機能低下している下部尿路の正確無比の検査は、検査の為の検査あるいは研究者の自己満足の為の検査であって、治したいと思ってりる患者さんのための検査ではありません。
検査の結果、例えば神経因性膀胱と診断されたら、その後の治療は、ウブレチド、ベサコリン、自己導尿程度で、「一生続けなさい」という落ちです。
一生自己導尿と診断された患者さんを無駄な検査をせずに手術で何人も治しています。
投稿: たまたま来ました。 | 2014/01/15 07:48
お世話になっております。
膀胱頸部硬化症によって症状が発生している場合、
膀胱頸部硬化症の手術をすればよいのでしょうか?
【回答】
お薬を服用するか、内視鏡手術になります。
投稿: | 2014/02/21 15:36
現在先生に診ていただいているものです。
手術を希望した場合、手術をしていただけるのでしょうか?
【回答】
条件がそろえばです。
投稿: | 2014/02/21 16:26
条件が揃えばということは、先生が必要がないと考える場合は、手術はしていただけないということですか!?
【回答】
はい。
投稿: | 2014/02/22 16:14
膀胱頸部硬化症や排尿障害で射精はしても大丈夫でしょうか!?
【回答】
はい。
投稿: | 2014/02/22 16:15
度々失礼します。
手術をして頂くにはどのような条件が必要となるのでしょうか!?
【回答】
いろいろです。
直接聞いてください。
投稿: | 2014/02/22 18:54
こんばんは、
昨年、アルギニンというサプリを飲んでいたのですが、
排尿障害と関係あるでしょうか?
【回答】
特にありません。
投稿: 患者です | 2014/02/25 20:37
近所の泌尿器科にかかっています。1日10回以上の頻尿や深夜に尿意で起きてしまうことに悩まされています。排尿の最後に痛みがあり、特にお酒を飲んだ後は肛門や会陰部に沁みる様な鋭い痛みが出ます。このため排尿が恐怖ですらあります。検査では尿に白血球が混ざっているということで尿道炎か膀胱炎と診断され、様々な抗生物質とハルナールを処方され続けましたが、いつまでも症状が改善せず、最近は膀胱頸部の炎症が疑われています。それでも白血球がなくならないので抗生物質のトライアンドエラーとハルナールが処方され続けています。1年程度のあいだ、一向に症状が改善しないのですが、このような場合は手術しか方法がないのでしょうか?また手術で治るものなのでしょうか?それとも薬で症状をおさえることができるのでしょうか?先生の「悩める非細菌性慢性前立腺炎の患者さんに一筋の光明であることを祈って」が目に留まりブログを読みふけりました。どうか御助言をお願いします。
【回答】
他の薬剤を試す余地はあります。
投稿: 匿名希望 | 2014/04/03 17:42
高橋先生
先生に膀胱頸部硬化症と診断され、1年ほどお世話になっている者です。(症状:会陰部痛のみ、現在ハルナール・ザルティア服用中。)
先生のブログによれば、
******
排尿障害の影響で過敏になった膀胱頚部や膀胱三角部がスイッチになり中枢に脊髄を介して情報を伝達します。その際に脊髄内で症状に見合ったソフトウェアーを形成するか、他の脊髄神経と混線するために、常識的には理解不能の症状が形成されるのです。
******
とのこと。
私は、膀胱頸部や膀胱三角部の硬化により、排尿時に通常以上の負荷がかかることによって、膀胱に隣接している前立腺が実際に炎症を起こしているものと思っておりましたが、上記コメント等に鑑みれば、私の理解は正しくなく、膀胱頚部や膀胱三角部がスイッチになり、あたかも前立腺が炎症を起こしているかのように脳が認識し、痛みを感じている、実際に前立腺が炎症を起こしているわけではない、と理解すべきでしょうか。
【回答】
そうです。
逆に、本当の前立腺炎の症状が、貴方の症状と言い切れるのですか?
恐らく、一般の医師が前立腺炎と診断したというのが根拠でしょう。」
また、慢性前立腺炎に関する一般論として、タバコは非常に良くないと言われることがあるようですが、私の場合、それは当てはまらないものと理解して差支えないでしょうか。(勿論、体に良いとは思っていませんが、タバコが暴行頸部硬化症に対する直接的な悪化要因にはならないと考えられますでしょうか。)
【回答】
タバコのニコチンが血流を悪くするのは周知の事実です。
単純に推理すれば、前立腺の血行が悪くなり前立腺の状態が悪くなると理論展開できますよね?
しかし、前立腺に抗生剤が届きにくいと噂されている前立腺の血行を議論するのは、細菌説を唱える人からすれば矛盾する話です。
そして血行の悪い組織に細菌がいつまでも生き続けると考えるのも無理があるでしょう。」
参考URL:
http://www.zdfrei.com/cat4/entry18.html
お忙しいところ恐縮ですが、ご教示頂ければ幸いです。宜しくお願い申し上げます。
投稿: ken | 2014/08/20 12:57
先生、お世話になってます。先生の患者です。
先生は慢性前立腺炎の原因を膀胱頸部硬化症ととらえています。が、他の泌尿医者は細菌説や炎症説ととらえている方が多いと思われます。泌尿器学会などで慢性前立腺炎患者の死亡後解剖検体などで前立腺に細菌がいたか炎症が起きていたかの検証は行われているのでしょうか?お忙しいところ申し訳ありません。よろしくお願いします。
【回答】
剖検は、死亡原因を検索する手段です。
慢性前立腺炎が原因で亡くなられる方はいませんから、剖検して前立腺を調べる医師は存在しません。
投稿: 啓太郎 | 2014/08/23 06:21
お世話になります。
2014年8月26日に初めて先生を受診した者です。茨城県守谷市在住です。その節はありがとうございました。
膀胱頚部硬化症の治療法として,摂取水分を1000[ml]未満とし,エブランチルを1日1個服用する(副作用のため)ということでしたが,
1日朝夕の2個に増やしてよろしいでしょうか。
∵ 身体が薬に慣れたようです。
【回答】
OKです。
投稿: yuu mochida | 2014/08/29 17:41
私は他の病院で原因不明と言われ薬も処方して貰えず、高橋先生の所で受診して救われた患者の一人です。ただ、自宅から高橋クリニックまでが遠く、近くに良い病院はないかと調べ上げ、やっと見つけた近所の病院でお薬を処方して貰えるようになりました。
その病院にて、詳しい検査をした方が良いと言われ、都内の大学病院の紹介状を頂き、ウロダイナミクスやその他を行った結果、潜在性二分脊椎症と診断されました。
高橋先生からも言われましたが、私は女性にしてはめずらしく尿閉になる事があります。
その大学病院では膀胱頸部硬化症ではないといわれましたが、私が思ったのは、潜在性二分脊椎症による尿の出にくさが続き、膀胱頸部硬化症につながったのではないかと考えております。
先生はどう思われますでしょうか。
【回答】
二分脊椎症の患者さんではなくても排尿障害の人はたくさんいます。
二分脊椎症=神経因性膀胱=「治らない」という構図が出来上がり、治せる患者さんも治せなくなるのが今の医療です。
膀胱頚部硬化症が内服薬で改善しなければ、私は内視鏡手術を行います。
投稿: | 2014/09/14 11:40
診察券番号32670の〇〇〇〇万理子と申します。
12月15日(月)に初めて高橋先生に診ていただき、膀胱頚部硬化症と診断されました。
毎朝エブランチル15ミリグラムを1錠飲み、水分摂取も1リットル以下でがんばっています!
私の不快な症状は、膀胱のムズムズ感(尿意)と軽い痛み、恥骨周辺の違和感と軽い痛みだったのですが、お薬を飲み始めてすぐにかなり改善されました。ありがとうございました!
しかし、今度は尿道のムズムズ感が出てきてしまいました。尿道が圧迫されているというか、尿道に尿がたまっているような感じでとても不快です。尿が出そうな感じはするのですが膀胱が張って尿意をもよおすような感じではないのが自分でも分かります。
今までにはなかった症状が出てきたので不安です。
そこで先生に2点、質問があります。
1、尿道が圧迫されているような、尿道に尿がたまっているようなこの症状はどんな状態なのでしょうか?大丈夫でしょうか?診察にお伺いしたほうがよろしいでしょうか?このままエブランチルを飲んでいけば治まってくるのでしょうか?
【回答】
大丈夫です。
効果が出てくると、症状が変化します。」
2、エブランチル1錠ずつを朝晩2回飲むなど、可能であれば増やしてみたいのですが…(エブランチルによる副作用はありません。)
【回答】
試してみてもOKですが、様子をみていてもOKです。」
お忙しいところ申し訳けありません。お時間のある時に返信いただけたらありがたいです!
〇〇〇〇万理子
投稿: | 2014/12/19 12:03
診察番号23891の者(男性)です。
膀胱内視鏡手術を行い、復活できた方々の割合が7割、完治できなかった方々の割合が3割といらっしゃったとのことですが、完治できなかった方々のうち、2度目3度目の手術をして、完治された方は、何割なのでしょうか。
2度目にて・・・何割,3度目にて・・・何割
【回答】
常に同じ割合です。」
宜しくお願いいたします。
投稿: wai | 2015/01/01 10:21
先生、失礼します。
先生は東京慈恵医大出身とのことですが、慈恵医大病院で、先生と同じような、お薬の処方、検査、手術をされていらっしゃるお医者様はいらっしゃいますか。
【回答】
いません。
投稿: wai | 2015/01/13 09:40
お世話になります。膀胱頸部の穴が小さくなることで困っている64歳の男性です。昨年7月に前立腺肥大でレーザー手術しました。その後半年位で尿の勢いが弱くなり、今年4月に内視鏡でみたところ頸部の穴が小さくなっており(膀胱頸部硬化症)経尿道的に頸部の穴を切開手術で広げましたが、今再び尿の勢いが弱くなり、今月になって内視鏡で観たところまた頸部の穴が小さくなってきていました。対応としてはブジーで広げるかさらに狭まれば手術しかないといわれていますが、これではまた再発するのではと困っています(医師もそれを否定しません)。何か良い対処法はありませんでしょうか。
【回答】
膀胱頚部硬化症を繰り返す難治性の患者さんがごくたまに存在します。
そうなると、その患者さんの膀胱頚部硬化症と手術する医師の我慢比べになります。
方法としては、膀胱頚部硬化症が降参するまで手術を繰り返すしかありません。
投稿: | 2015/10/07 21:57
膀胱頚部硬化症と診断され、先生にお世話になっている30代女性です。
症状は膀胱と尿道のムズムズ感です。
エブランチルを飲み始めて10ヶ月が経ちました。(3ヶ月前からはベタニスも合わせて飲んでいます。)
この10ヶ月間を振り返ると、薬が効き、調子よく過ごせた日がとても多く、先生に診察していただけたことを感謝しております。
しかし、3ヶ月前に突然また不快な症状が出て、それが1ヶ月以上続きました。
その後 おさまって快適な日々を過ごしていたのですが、また2週間前からも突然 膀胱と尿道の強いムズムズ感が出てきてしまっていて、今も続いています。(3ヶ月前も今回も、調子が悪くなったのはストレスをかかえていた時期とかさなります。今はもうストレスの原因はなくなったのですが…)
3ヶ月前の時もそうだったのですが、今回もまた調子がよかった時のように戻るのか、薬が効かなくなったのではないか、と、調子がよかっただけにとても不安になってしまいます。
調子が悪くなって2週間経ちますが、このままエブランチルとベタニスを飲んで様子をみていれば大丈夫でしょうか?
また、このようなことはよくあるのでしょうか?
【回答】
症状には波があります。
よくあることです。」
そして、エブランチルとベタニスのほかに処方していただくとしたらどのような薬になるのでしょうか?
【回答】
男性の前立腺肥大症に処方するユリーフなどがありますが、自費になり1か月分で4千円くらいかかります。」
お忙しいところ申し訳ありません。お返事いただけたらありがたいです。
これからも膀胱頚部硬化症とは長いお付き合いになると思いますので、うまく付き合っていけたらと思っています。
投稿: | 2015/10/10 16:46
無細菌性の慢性前立腺炎と診断され6ヶ月となります。症状は、脇腹痛と下腹部内に縦に走る痛み、臀部の鈍痛、内股周辺の鈍痛などが常時感じます。セルニルトンと鎮痛炎症剤での治療を続けていますが一向に改善しません。今度αブロッカーを泌尿器科で処方してもらおうと考えていますが、この症状で一番あった薬は何であると考えられますでしょうか。
【回答】
病名で薬剤を処方する訳ではありません。
その人に合った薬剤を見つけなければなりません。
投稿: taka | 2016/01/11 22:22
59歳の男性です。排尿時の尿勢の低下や排尿途中の尿線の断裂、尿意を感じる感覚の狭小化、回数は少ないものの尿意による夜間覚醒、起床後第一回目排尿量の減少などが年余をかけて徐々に進んできたことから泌尿器科に受診し2年半が経過しました。ユリーフ、アボルブ、ザルティアなどの処方を受けていますがほとんど自覚症状の改善なく残尿量にも変化がありません。膀胱頸部への突出は軽度あるも前立腺はほぼ正常サイズとのこと。膀胱内圧検査の結果「弛緩性膀胱」で自己導尿しか手がない、と言われました。本当に導尿しか手がないのでしょうか?ご教示よろしくお願いいたします。m(_ _)m
【回答】
膀胱頚部硬化症の所見です。
薬剤で効果がなければ、内視鏡手術で治ります。
膀胱頚部硬化症でダメになった膀胱、弛緩性膀胱を膀胱頚部硬化症の治療で復活させるのです。
投稿: なんとかしたいのです59 | 2016/05/03 22:06