« 透析の原因は・・・ | トップページ | 前立腺の膀胱内突出 IPP(intravesical prostatic protrusion) »

マインド・マップ 慢性前立腺炎編

Cpmap最近、マインド・マップなる思考テクニックに興味があり、実践しています。
ここで、慢性前立腺炎に関する私の考え方の全体像をお示しします。この図示は刻々と変化しますから、時々ご覧になって下さい。

|

« 透析の原因は・・・ | トップページ | 前立腺の膀胱内突出 IPP(intravesical prostatic protrusion) »

コメント

ここでに書かれている?真菌増殖は何を示唆しているでしょうか?

高橋クリニックからの回答
細かい個所まで読んでいますね。
尿路は無菌状態と思われていますが、実は幻想です。
尿培養などで検出されなくても、顕微鏡で観察すれば細菌(常在菌)などは確認できますし、カビ(真菌)なども確認できます。しかし、臨床上は無視されます。なぜかと言えば、検出されても、その患者さんに尿路症状が認められないからです。
これと同じことが、皮膚などにもいえます。通常、健常者の皮膚にはカビ(真菌)も常在菌も存在しますが、皮膚には炎症も何もありません。これはカビと常在菌が互いに牽制しバランスをとり、お互いを抑制しているからです。何かの原因で(抗生剤の服用など)、常在菌が少なくなるとカビが優勢になりカビが増殖します。生体の監視システムは、カビと常在菌の均衡が保たれているうちは無視しますが、均衡が破られると口を出してきます。それが炎症という形です。
ところが生体の防御反応=炎症は常在菌を殺すことはできますが、動物細胞である私たちのシステムは、植物に近いカビを殺すことはできないのです。そのため炎症が止まらなくなります。
これと同じことが、排尿障害で負荷のかかった膀胱・前立腺を含めた下部尿路に起きると考えても不思議ではないでしょう。
手術後に症状の経過が思わしくない患者さんに、「尿路真菌症」と考えて抗真菌剤を処方すると、症状が軽快する方がいます。
いつものことで、エビデンスのない私の自論・仮説ですから話半分として理解して下さい。

投稿: スイカ | 2009/04/01 12:12

抗菌剤は服用によるものでしょうか?具体的にどのような薬を処方されますか?
尿路真菌症という病気は存在するのでしょうか?
【回答】
「尿路真菌症」で保険適応がとれている内服薬が、アンコチル・ジフルカンです。いかんせん薬価が高額であるのが欠点です。

 少し飛躍して尿路真菌症により軽微な排尿障害になって結果慢性前立腺炎になったのでは?と考えることにはむりがあるでしょうか?
【回答】
真菌そのものが悪いわけではなく、真菌の増殖を生体が感知したから炎症が起こるのです。真菌増殖の原因が物理的な負荷だと私は考えます。その物理的負荷が排尿障害です。

また尿路真菌症の判断はどのようにできますでしょうか?たとえば手術で切除した組織から真菌を見ることなどできましたでしょうか
真菌→軽微排尿障害の構図もありうる??と思ったので非常に興味があります。
【回答】
判断できません。尿中に真菌が出ることは間々あることです。切除した組織を通常の染色で観察した場合、真菌は染色されません。尿路真菌症を思いついたのがごく最近ですから、まだエビデンスを集めていません。しかし組織中に真菌が確認されたとしても、世間では「カビがどうしたって?」という程度の反応でしょう。

 
 ブログで交換神経興奮による免疫過敏も読ませていただきました。こちらの説ですと排尿障害が先ですが。。。 
【回答】
はいその通りです。

 また盲腸炎患者の率と相関関係があるのは盲腸による免疫作用が失われた結果、余分に免疫過敏になるのでは??あるいはもともと免疫過敏で盲腸炎になりやすいので結果相関関係があるのでは?などとも考えたりもしていますがどうでしょうか?(これは脊椎麻酔による後遺症説否定することになりますが。素人のたわごとにしかすぎませんのでお許しください)
【回答】
人間のシステムが混沌(カオス)としていますから仕方がないでしょう。どんな理論でもありの世界です。

 ちなみに私は長く陰部がかゆくなりインキンであると診断されたこともあり、また長年放置していたので、そこから尿路真菌→軽微な排尿障害→結果ついに慢性前立腺炎になったのではと考えてしまいました。
【回答】
軽微な排尿障害→陰部のかゆみ(関連痛)→陰部皮膚の掻き壊し→陰部真菌症だろうと私なら考えます。

今まで一番謎であった最初の排尿障害を引き起こす説私自身少し勘ぐっていた部分もあって、非常に興味がります
【回答】
私の考えが荒唐無稽なので、常識派の人から疑われたとしても仕方がありません。慣れました。

長々とすいませんが ご意見いただければ幸いです。

  

投稿: スイカ | 2009/04/01 15:27

手術によって治る人もいれば治らない人もいるのは病気進度のステージが違うと言われてましたが、では高橋先生の手術で症状が術前よりいっそう悪くなる人の理由は一体なんですか?
手術が悪影響を及ぼしたとしか考えられません。

高橋クリニックからの回答
過敏になっている部分を手術で処置します。その際に、手術で悪い部分をすべて取り除くことができれば症状は軽快します。しかし、あなたのように若い若い患者さんの場合、悪い部分を残さずにすべて手術すれば、逆向性射精になります。仕方なく、1回・2回の手術では最低限の手術しかできません。その結果、過敏な個所を残すことになります。その残った部分が症状を悪化させることがあるのです。

手術が病気を悪化させたと言われても弁解の余地はありません。結果が全てですから・・・。
現在、この手術を6年間で800人以上実施しています。手術で悪化したと思われているだろう患者さんが、私の推測で、男女含めて恐らく5人です。あなたは、そのお一人でしょう。

投稿: 匿名 | 2009/04/01 15:46

なんで過敏な箇所が残ったら術前より更に悪化するんですか?本当に高橋先生の考えが正しいなら、過敏な箇所が残ったとしても、手術で切り取る前の術前より過敏になった箇所が少なくなったのだから、軽減、少なくともそのまま現状維持のはず。

なのに残ったところが更に症状を悪くするのはなぜですか?

高橋クリニックからの回答
その考えは、単純な足し算・引き算的な考え方です。
たとえば、センサーが10個あったとしましょう。その10個各々が脊髄・脳中枢に専用回線で独立して連絡していません。それぞれのセンサーからの情報が、脊髄内の神経回路でその他のセンサー回路を抑制しながら、場合によっては促進しながら、密接に複雑に関係しながら脊髄・脳中枢に連絡しています。
センサーがすべて壊されなかった場合、壊されたセンサーの神経回路は、その他のセンサーの神経回路を抑制しなくなります。すると、残りの生き残った壊されなかったセンサー神経回路は、抑制が取れて増幅しますから症状は強くなるのです。

投稿: 匿名 | 2009/04/06 09:42


そんな複雑な神経に関係するようなセンサーに外科的に手術しているのに800人も手術してわずか5人しか症状が悪化した人がいないのは逆に無理があるように思うんですが?
【回答】
事実を申し上げんているのですから、無理があろうと仕方ありません。

目で見て手術してるんですよね?抑制の回路とかなんとかそんなのを見分けられるのですか?
【回答】
見分けられる訳がないでしょう。
3Dエコー検査の画像ですら、内視鏡検査では確認できません。内視鏡手術もエコー画像を頭の中にイメージして手術しています。

そもそもどうやってそのような複雑な神経に関わるようなメカニズムを調べたのでしょうか?それとも全て仮説ですか?
【回答】
もちろん仮説とたくさんの手術結果から推理しています。
しかし、私が提唱しているメカニズムは決して突拍子もない理論ではありません。基礎医学と臨床医学を結びつければ、普通の頭脳の持ち主であれば、容易に想像できるものです。患者さんの中には医師・医療関係者も何人(10人ですが)か存在します。医療の専門家も理解・納得できるから私の治療を受けられたのでしょう。

また、世の中の常識や理論は、はじめに「ひらめき」があり、その後「仮説」を立て、実証していきます。たくさんの実証後、「理論」「定説」として認められます。仮説がなければ、医学も含めた科学の世界は成り立ちません。

投稿: 匿名 | 2009/04/06 17:01

質問を変えます。手術で悪くなった人に対してどのような治療法がありますか?話を聞いたり患者さんからのレポートを読ませて頂くと神経ブロックや再手術、デパスなどの投薬でも症状が悪化したまま落ち着いてない方もいるようですが。そのいずれも効果を示さない場合のより悪化または症状がとれない人への対処は?

高橋クリニックからの回答
悪化して来院されなくなった方は、仕方がありません。
それ以上、治療できませんから、それで終了です。
少しでも悪化し、私についてくれる患者さんには、術後3ヶ月は神経ブロックやステロイドを治療を行います。
それで大多数の患者さんはOKです。
3か月を経過しても改善の兆しがなければ、再手術になります。

投稿: 匿名 | 2009/04/06 18:37

効く効かないは別にして神経ブロックはまだ分かりますが、ステロイドはどういったメカニズムで効くのですか?そもそもステロイドを三か月も服用したら副作用で他の内臓が悪くなりませんか?

高橋クリニックからの回答
ステロイドの効くメカニズムは、下記のブログに掲載しています。お読みください。
http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/cc/2007/10/post_a2d8.html

服用ではなく月に1回の注射です。花粉症の患者さんに投与する注射と同じものを利用しています。

投稿: 匿名 | 2009/04/07 12:06

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マインド・マップ 慢性前立腺炎編:

« 透析の原因は・・・ | トップページ | 前立腺の膀胱内突出 IPP(intravesical prostatic protrusion) »