« ★ 慢性前立腺炎の要約#3 ★ | トップページ | 下部尿路症状は抑うつ症状と関連する »

前立腺炎の既往があると前立腺肥大症リスクが増大 (TTMED UROから)

前立腺炎が前立腺肥大症(BPH)に関連したイベントのマーカーあるいはリスク因子となりうることが、地域住民を対象とした試験であるOlmsted County Men’s Health Studyより得られた縦断データの検討から示唆された。
同データの標本は追跡期間が最大14年の2,447例の男性で、うち228例はBPH関連イベントの発生前に医師により前立腺炎の診断を受けていた。前立腺炎の診断歴がある男性では、前立腺炎の診断歴がない男性に比較して、その後の診療記録に前立腺症、BPH、あるいは前立腺腫大が記載されることが多い傾向にあった(90 vs 78%)。
また、前立腺炎の診断歴がある男性では、その後にBPHの治療を受けることが多く(32 vs 21%)、また、急性尿閉を発症する傾向が強かった(12 vs 8%)。
年齢、ベースライン時における受診回数およびBPHの治療回数を補正すると、前立腺炎の診断歴がある男性が、その後の診療記録に前立腺症、BPH、あるいは前立腺腫大が記載されるリスクのオッズ比は2.44(vs前立腺炎の診断歴がない男性)であった。
また、年齢およびベースライン時における受診回数を補正すると、前立腺炎の診断歴がある男性が、その後にBPHの治療を受けるリスクのオッズ比は1.69であった (St. Sauver, J.L. et al. Urology 2008, 71(3): 475-9)。

【補足】
私はこの根拠を次のように考えます。

【1】機能性排尿障害→膀胱頚部の振動→膀胱頚部硬化症→慢性前立腺炎症状→慢性前立腺炎と診断
【2】膀胱頚部硬化症→膀胱頚部の振動増強→振動が前立腺を刺激→前立腺内の腺・平滑筋の増殖→前立腺肥大症と診断

|

« ★ 慢性前立腺炎の要約#3 ★ | トップページ | 下部尿路症状は抑うつ症状と関連する »

コメント

先生のご専門と違うかも知れませんが質問させて下さい。
私は27歳男ですが、射精に伴うオーガズムが全くありません。初めて射精した時にはしっかりしたオーガズムがありましたが、徐々に快感が欠如していきました。泌尿器科に行きホルモン検査等受けましたが異常無しと言われました。書籍やネットでもこの症状に関する情報は殆ど見つかりません。何か考えられる原因及び治療法はありますでしょうか?ちなみに排尿に関する問題はありません。

高橋クリニックからの回答
慢性前立腺炎の症状として様々なものがあります。
会陰部痛・亀頭痛・尿道のかゆみ・尿道からの大量の汁・陰嚢のかゆみ・足の裏の痛み・胃痛・肩の痛み・舌の痛み・肛門のかゆみ・多汗症・めまい・EDなどなどです。
要するに、前立腺や膀胱の刺激が様々な形で症状として出現しているのです。
あなたの症状が、その一つかも知れません。

http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/cp/
をご覧下さい。

投稿: ヒーリング | 2009/02/27 15:27

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 前立腺炎の既往があると前立腺肥大症リスクが増大 (TTMED UROから):

« ★ 慢性前立腺炎の要約#3 ★ | トップページ | 下部尿路症状は抑うつ症状と関連する »