一番目立つのが膀胱括約筋の肥厚です。
まるでこん棒のように大雑把な陰影として観察できます。
次に前立腺被膜が二重に見えることです。通常一重としてみることのできる構造が、二重に見えるということは何らかの理由があるからです。恐らく前立腺内の密度が高いために、被膜周囲の循環不全が起こり、浮腫あるいは静脈のうっ滞を起こしているのかも知れません。ですから前立腺被膜の二重構造=前立腺肥大症と考えて良いでしょう。
α-ブロッカーの処方で、1ヵ月後には、1日の排尿回数は7回になり、突然の尿意切迫感は消失しました。
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