堀江重郎、岡田弘 共訳: LUTSエキスパート・マネジメント
高橋 知宏: もうおしっこで悩まない―切れの悪い尿は怖い病気のシグナルだった!!
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45歳の男性患者さんです。 半年前から尿道口の痛みを覚え、3軒の泌尿器科を受診しましたが、ハッキリした病名もなく、抗生剤を処方され続けました。恐らく「非淋菌性非クラミジア性尿道炎」として治療されていたのでしょう。 しかし、痛み症状の改善はなく、平成20年11月に高橋クリニックを受診しました。 前立腺の大きさは22ccで正常です。
尿流量測定ウロフロメトリー検査の結果は、ご覧のように元気のない排尿曲線です。残尿は、5ml以下でした。
この患者さんの膀胱括約筋もやはり肥厚・変形しています。膀胱括約筋が全体的に前立腺に向って迷入しているようにも見えます。 #1~#8まで観察すると、【膀胱括約筋の肥厚=膀胱三角部の肥厚】の公式が成立するのかも知れません。その理由は現在考案中です。
この患者さんにハルナールを1か月処方したところ、尿道口の痛みは50%に半減しました。α-ブロッカーで非淋菌性非クラミジア性尿道炎が治るという現実があるのです。
2009/01/15 慢性前立腺炎の検査 | 固定リンク Tweet
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