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学会報告#1 2008年9月 第73回日本泌尿器科学会 東部総会

20080920poster本日、2008年9月20日(土)学会報告しました。
台風でどうしようと思っていたら、朝には台風一過で晴天で暑いこと!
発表内容を順次解説します。

200809tobuhokokuたまたま製薬会社の方が、報告風景を激写していただいたので、記念に掲載します。
質問の医師に対して回答をしているワンシーンです。客観的に見て、私に迫力がないのが残念です。

Post1下部尿路の様々な症状で来院される患者さんがかなり多くいます。
その大半の患者さんはドクター・ショッピングされている方です。

Post2そのような患者さんを診察・検査すると、排尿障害を認めます。
前立腺は大きくない方が大半なので、前医に「気のせい」「慢性前立腺炎」などの誤った診断をされ、適切ではない治療を受けています。

Post3そこで、前立腺の大きさによらない排尿障害を証明できないかと考えていたところ、産科の超音波3D画像を思いついたのです。

Post4半年間に来院した患者さんのうち、排尿障害を認めた217例の男性患者さんを評価対象としました。

Post5まずは、2D画像で前立腺を含めた下部尿路を捉え、3方向~4方向の視点で観察しました。

Post63D画像が明瞭に観察できるように、視点を回転させたり、反射波感度を調節したりします。

Post7排尿障害のない男性の3D画像です。
膀胱括約筋は比較的平坦で、膀胱出口が真円に近い、小さな孔として観察できます。この写真は、実は私の膀胱出口と前立腺です。

Post8今回の評価で、男性の排尿障害には、これから解説する四つのタイプに分類できることが分かりました。
便宜上、タイプ1~タイプ4に分類します。
まずはタイプ1膀胱頚部硬化型です。
膀胱出口辺縁が硬くなり、排尿障害を来たすタイプです。

Post92D画像で観察すると、膀胱出口直上にハイ・エコーの硬化像を認めます。

Post10実際の症例です。
膀胱出口が正常の真円と異なり、ゆがんでいます。また膀胱出口辺縁が鳥のクチバシのように観察できます。

Post11別の方の症例です。
やはり同じような所見です。膀胱出口が泣いているようにも見えます。

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