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患者さんからのレポート#40 静岡での朗報 

to:高橋知宏様
ご無沙汰しています。
その節は大変お世話になりました。
2007年4月に膀胱頚部の2度目の手術をして頂いた静岡県○○○○市にすむ○○○○(44歳)です。
私の場合は、尿の勢い、尿道の痛み、頻尿はありませんでしたが、椅子に座っていられないほど会陰部が痛いというものでした。
術後3か月経っても、会陰部の痛みは術前と変わらなかった為、もう一度先生のところで手術をして頂こうと、予約をしたのですが都合がつかず手術は流れてしまいました。かといって一生この痛みを我慢していくのは精神も耐え切れないと思い、近くで手術をして頂ける病院を探しました。
しかし先生と同じ考えを持っている医師はいませんでした。そこで、先生の考えを一回目に手術をして頂いた先生に話して、同じような手術をして頂くようにお願いしたところ、手術をして頂けるということで、3回目の手術をしたのですが、結果良くなりませんでした。
それでも、また同じ先生にお願いして4回目の手術を行いました。4回目の手術は、逆行性射精になってもよいから、六時の部分を徹底的に削ってくださいとお願いしました。するとどうでしょう今まで我慢できなかった症状が半分くらいになりました。
すでに手術から3ヶ月経ちまして、術前より痛みは2,3割になりました。(逆行性射精にはなりましたが)高橋先生の考えを信じてあきらめずにやってきてよかったと実感しています。手術をした先生も信じられない様でした。
高橋先生は、いまでも毎日忙しい日々をおくられていると思いますが、お体には気をつけて、無理をしないように体を大事にして頂きたいと思います。高橋先生の考えが早く世の中に広まって全国で悩んでいる患者が減る事を懇願するばかりです。
つたない文章で最後まで読んで頂いてありがとうございます。
手術を3回もして頂いた先生は、静岡市のしお医院の影山先生です。静岡で困っている人がいたら紹介してあげてください。とても親身になって相談にのってくれます。
それでは、失礼致します。
         from:○○○○

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コメント

静岡市の影山慎二です。患者さんにブログみてくださいといわれて、訪問させていただきました。一気に読んでしまいました。泌尿器科学会の発表は是非聴きたかったです。患者さんの病気を「治そう」という気迫に溢れていて、驚きました。ブログではスライドの内容が一部わかりずらかったので、可能ならスライド原稿提供いただけませんか?私も、陰のう掻痒症の治療には、αブロッカーが効果的であると信じて、実践していました。効果もありました。なぜか?という答えに、先生の3Dエコーの画像は、きちんと答えを出してくれているようで、感動しました。薬物で効果の出ない方には、内視鏡的な切開術が適応となると思われますが、どういう所見で踏み切るかについて、また参考になる資料ありましたら、教えてください。すばらしいホームページありがとうございました。

【高橋クリニックからの回答】
ブログ訪問ありがとうございます。
また、患者さんの手術ありがとうございます。本当に助かりました。これを機会に、この治療法をぜひ実践してみて下さい。苦しんでいる患者さんの相当数が解放されると思います。

学会のスライド原稿ですが、ブログ掲載と変わらないので、分かりにくい点は、私の不徳のいたるところです。ご容赦下さい。

内視鏡手術の適応に関しては、あくまでも患者さんの判断にゆだねます。慢性前立腺炎にしろ間質性膀胱炎にしろ、その病気自体は保存的外科的治療の絶対的適応はありません。あくまでもQOLの改善が目的です。治療の選択肢を医師が複数持っているという感覚です。薬の服用で軽快するのならそのまま継続していただきます。一生飲み続けたくない、あるいは薬が効かない患者さんに対して手術の選択肢があることを告げます。

こんなに苦しいのだったら、どう考えても手術しか選択肢がないだろうと医師サイドが思っていても、患者さんがほんのわずかでも乗り気でないと判断した時には、手術を絶対に勧めません。人智を超える何かが患者さんの口を通じて『この人を手術したらリスクが高いよ!』と私に教えているのだろうと思うからです。
この5年間で600人以上の内視鏡手術を行なっていますが、事故もなく無事でいられるのは、私のこのような心構えのお陰だと思っています。

投稿: 影山慎二 | 2008/06/14 10:59

朗報ですね。言いか悪いかは別として前向きな
医者が存在した事は本当に嬉しい次第です。
このブログで罵倒するはどうかと思いますが、本当にエビデンス・エビデンスと質問すればエビデンスがないからとい答えばかりで、質問する気持ちすらなくなる医者が多い中本当に嬉しいです。エビデンスばかり言う医者はブログで質問を受けるなといいたい。

【高橋クリニックからの回答】
臨床を行なっていると、エビデンスは診断や治療のより所です。若い頃に社会科・科学の研究発表のときに収集した参考書や資料(現在ではインターネットですが)がエビデンスそのものなのです。
私たちは、エビデンスを収集して思考することに慣れ親しんでいます。それは医師も同じことです。研究機関の医師は世界中の最先端のエビデンスを収集し、さらに先を進もうとする時に役立つのがエビデンスです。しかし、エビデンスを最先端の最新の正しい知識と思い込んでいる医師もいます。有名なエビデンス検索の内容を読むと、薄っぺらな内容が存在することが分かります。現在常識としてされている内容を違う言葉で言い換えているような実験内容・大規模研究も多数存在します。エビデンスは先に進むための道具なのに、現在の常識をただ踏み固めているかのようなエビデンスもあるのです。

エビデンス思考を否定する理由はありませんが、思考スタイルの一つの方法にしか過ぎません。ですがエビデンスに重きを置き過ぎると、進歩がなくなるのです。エビデンスはあくまでも過去の事象です。未来を予見させる内容を研究する時にエビデンスがないからと罵倒すること自体おかしな行為になります。エビデンスを作るのが私ですという気概で臨床現場にいます。

投稿: ムーラン | 2008/06/14 19:56

高橋先生の医学史に残るべき
発見と分析と技術
を分かって下さる同業のお医者様が居るというだけで患者には大きな救いになります。

投稿: 高橋クリニック患者 | 2008/06/14 22:58

いつもお世話になっております。

高橋先生による2度の手術後、
ベタニス・エブランチル・デパスの服用を続け、
地元の病院で仙骨神経ブロック注射を受けていますが症状の軽快はあまり芳しくなく、
3度目の手術を考えています。

私は静岡県在住なため、
静岡県にあるしお医院(現在はかげやま医院に名称変更したそうです)
で手術が受けられればとても助かります。

影山先生は高橋先生と同じような考えかたに基づいて手術をされているのでしょうか?
【回答】
分かりません。
患者さんのご紹介を受けたことはあります。
またメールで意見交換を行い、治験の事前研究会で一度お会いしただけです。」

高橋先生は影山先生に膀胱頸部硬化症手術の仕方やエコー画像の読み方などについてアドバイスなどされているのでしょうか?
【回答】
直接アドバイスを行ったことはありません。
私のブログの情報から知識を得ただけで、能力のある医師であれば、私の診断や手術を習得し実行するのは可能です。

投稿: レイニーブルー | 2012/05/13 14:04

お返事ありがとうございます。

患者さんからのレポート#50
http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/cp/2012/05/50-d422.html
の患者さんも、
こちらの記事の患者さんも、
手術を4回も受けていらっしゃるということで、
投薬や1回の手術だけで快方に向かう患者さんに比べ、
難治性の症状を持っていらっしゃったのだと思います。
その難治性の症状が遂に軽快したということはとても興味深いものです。

レポート#50と、こちらのレポート#40の患者さんでは、
手術の結果、逆行性射精になってしまったという共通点があります。

手術の結果、難治性の症状の軽快という実感を得られたのは、
逆行性射精になることも覚悟の上で、膀胱頸部を大幅に削ったからなのでしょうか?
【回答】
その通りです。

投稿: レイニーブルー | 2012/05/13 21:33

お返事ありがとうございます。
逆行性射精も厭わず、大きく切除すれば必ず症状が軽快するというわけではないと思いますが、
大きく切除したら、それなりに大きな成果があるようなイメージを持ちました。

1.高橋先生が現在までに膀胱頸部切除術を行った患者数
【回答】
1000人以上でしょう。
ハッキリ言って数えていません。

2.高橋先生が現在までに行った膀胱頸部切除術の結果、逆行性射精になった患者数
【回答】
10人くらいでしょうか?

3.上記2.のうち、症状の度合が半分以下に軽快した患者数
【回答】
正確には分かりません。

4.高橋先生が現在までに行った膀胱頸部切除術のうち、広範囲または深い深度にわたって切除した患者数
【回答】
分かりません。

5.上記4.のうち、症状の度合が半分以下に軽快した患者数
【回答】
いちいち数えていません。

自分の3度目の手術についての参考にしたいと思いますので、以上のそれぞれについて、可能な範囲でお答えいただけますでしょうか?
【回答】
忙しい診療のなかで、あなたの言われるような統計を小まめに取る人間ではありません。
短期間の集中的な統計を取る、せいぜい学会発表が限度です。

投稿: レイニーブルー | 2012/05/14 17:28

お忙しいところ、お返事ありがとうございます。
高橋先生のクリニックの待合室にたくさんの患者さんが待っている様子を何度か見ていますし、電話もかかってきたりしますから、
「細かい数はわからない」と言われてしまうかもしれないとは思いながら、どうしてもお聞きしたかったので質問させていただきました。
細かい質問で煩わせてしまいすみません。
多くの患者さんを手術して、逆行性射精の数をかなり少なく抑えていることがわかり、丁寧な手術に頭が下がります。
ありがとうがざいました。

投稿: レイニーブルー | 2012/05/14 23:09

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