堀江重郎、岡田弘 共訳: LUTSエキスパート・マネジメント
高橋 知宏: もうおしっこで悩まない―切れの悪い尿は怖い病気のシグナルだった!!
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検査を行っていてオリエンテーションがつかないことがあります。 その場合、ランドマークを捜します。例えば、膀胱鏡検査の場合には、左右の尿管口を捜せれば膀胱三角部を確認できます。 しかし、3D4D画像の場合は、膀胱の筋肉構造が所見として見えますから、粘膜構造を正確に確認することができません。 この写真は、左尿管下端結石の患者さんで偶然に観察できた画像です。尿管下端ですから、結石の位置が尿管口ということになります。
同じように、慢性前立腺炎の患者さんの検査中に、左尿管口から尿線が噴水のように流出している瞬間を3D4Dで捉えることができました。 超音波が尿線の反射波を画像処理すると、ご覧のような墨を流したように見えるのです。流れの元(上流)が尿管口です。尿管口から左の一定距離の部分が盛上がっています。ここが膀胱壁内の尿管です。
この画像の膀胱出口をご覧下さい。オチョボ口で丸くありません。そして膀胱底の中央になく右に片寄っています。膀胱頚部硬化症の所見です。
2008/02/05 慢性前立腺炎の検査 | 固定リンク Tweet
はじめてメールいたします。 私は慢性膀胱炎に悩む42才女性です。 現在順天堂浦安病院を受診しています。 20才頃からたびたび急性膀胱炎を起してはいました。しかし抗生物質の服用により回復していました。 それが、昨年末あたりからは、抗生物質を服用してもすっきり治らず苦しんでいます。 卵巣が5cmに腫れているそうなので、そのせいもあるかも?とのこと。 尿中の白血球が多いことから普通の膀胱炎と間質性膀胱炎の疑いがあるとのことで、アイピーディー・ガチフロが今日から14日間処方されました。 膀胱なのか尿道なのかすら不明な痛みが続いてます。 コーヒー・紅茶・オレンジジュースなどは飲むと痛みがひどくなりやめています。 ネットで先生のHPを拝見し、先生ならわかってくださるかも?と思いました。 早く痛みを取りたい一心です。 よきアドバイスをお願い申し上げます。
【高橋クリニックからの回答】 難治性の慢性膀胱炎・間質性膀胱炎は微細で慢性的な排尿障害が本当の原因だと、私は信じています。 http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/cc/ をご覧下さい。
投稿: 安藤 | 2008/03/16 00:20
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私は慢性膀胱炎に悩む42才女性です。
現在順天堂浦安病院を受診しています。
20才頃からたびたび急性膀胱炎を起してはいました。しかし抗生物質の服用により回復していました。
それが、昨年末あたりからは、抗生物質を服用してもすっきり治らず苦しんでいます。
卵巣が5cmに腫れているそうなので、そのせいもあるかも?とのこと。
尿中の白血球が多いことから普通の膀胱炎と間質性膀胱炎の疑いがあるとのことで、アイピーディー・ガチフロが今日から14日間処方されました。
膀胱なのか尿道なのかすら不明な痛みが続いてます。
コーヒー・紅茶・オレンジジュースなどは飲むと痛みがひどくなりやめています。
ネットで先生のHPを拝見し、先生ならわかってくださるかも?と思いました。
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投稿: 安藤 | 2008/03/16 00:20