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振動エネルギーと前立腺症状

ある時、フッと気が付いたことがありました。
一人の患者さんの膀胱頚部硬化症の内視鏡手術の際にです。手術器械がなかなか挿入できないほど、膀胱頚部が硬くて狭いのです。排尿障害になって当然の所見です。
ところが、この患者さんは、ハルナールを服用して、症状がとても軽快していたのです。しかし、一生薬を服用したくないということで、内視鏡手術をすることになったのでした。
αブロッカーであるハルナールを服用すると、前立腺内の収縮緊張している平滑筋αレセプターを阻害して、平滑筋の緊張をゆるめ、その結果、排尿の際に前立腺が軟らかくなるから尿道抵抗が減少して排尿が楽になるという筋書きです。
この内容からは、なるほどなるほどと思ってしまうでしょう?
でも、もし膀胱出口に前立腺の代わりに、前立腺と同じ形大きさの穴の開いた軟らかいコンニャクを装着した場合と、穴の開いた前立腺と同じ形大きさの金属を装着した場合とを比較してみましょう。
膀胱が収縮して排尿する時に、コンニャクと金属とどちらが楽に排尿できるでしょうか?軟らかいコンニャクの方が出やすくて、固い金属の方が出にくいでしょうか?何とも言えないでしょう?固い金属の方の出が良いことがあるかも知れないと思われる人もいるでしょう。さて、このようにαブロッカーの尿道抵抗低下という治療理論だけでは、真実をすべて表現している訳ではないと、私は考えています。

そこで、思いついたのが振動と振動エネルギー仮説です。
以前に振動原因説で述べたように、膀胱頚部硬化症は、膀胱出口の振動が症状形成に重要な働きをします。
振動する理由に関しても、テコの原理から説明もしました。
膀胱出口の振動が、症状に結び付くのが、今ひとつピンと来ないでしょうから、ここで詳しく述べたいと思います。

Topics072501p180espana3 【愛・地球博でフラメンコギターを弾くパコ・デ・ルシアさん】

Herz【ウィキペディアから】

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コメント

 今もこの記事やリンク先にあるような振動の考えは変わっておりませんか?
【回答】
はい。

投稿: | 2012/12/13 09:22

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