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ポーカー・ゲーム

Casino【007 カジノロワイヤルのポーカー・ゲーム場面より】
慢性前立腺炎で来院される患者さんは、その多彩な症状について疑問を持たれる方が大勢おられます。その際、私はポーカー・ゲームを例えにして説明しています。
ポーカー・ゲームは、参加者が各々引いた5枚のカードの内容に応じた優劣が決められていて、その勝敗を決めるものです。公式の場面では、中央に親がいます。
さて、ここに「慢性前立腺炎」というゲームがあります。患者さんはもちろんゲームの参加者です。ゲームの流れを作る親は「排尿障害」です。ゲームテーブルは脊髄神経中枢です。親が配る5枚のカードの内容に応じて患者さんの症状が決まる訳です。

カードにはトランプカードと同様に様々なマークや意味が印刷されています。
排尿障害カードには、息み時間が長い、尿線分裂、尿線噴水、なかなか切れない、尿道に尿が残る、残尿感と種類があります。
頻尿カードには、1日3回、5回、8回、16回、20回と種類があります。
痛みカードには、会陰部痛、鼠径部痛、尿道痛、肛門痛、陰茎痛、睾丸痛、足痛、腰痛、と種類があります。
自律神経カードには、冷え、火照り、汗、EDと種類があります。
ジョーカーは、どんな症状でもOKの万能カードです。蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、尿臭、シビレ、痒みなど様々です。

患者さん:太郎さんのカードを拝見しましょう。頻尿カード3枚と痛みカードが2枚です。頻尿カードには3回、3回、8回のカードです。痛みカードは会陰部痛と鼠径部痛の2枚です。したがって太郎さんの症状は、1日14回の頻尿と会陰部痛と鼠径部痛ということになります。親が「排尿障害」にもかかわらず、排尿障害カードを配られていないので、排尿障害症状は認めません。

患者さん:次郎さんのカードを拝見しましょう。頻尿カード(5回)1枚に痛みカード(会陰部痛)1枚に、何と!ジョーカー3枚です。ゲームの親は勝敗を早く終わらせたいので、万能カードであるジョーカーをたくさん配ります。次郎さんの症状は、会陰部痛・陰嚢の痒み・尿臭・蕁麻疹です。1日5回の排尿回数は正常なので症状にはなりません。

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