« 花粉エキスと慢性前立腺炎 | トップページ | 前立腺結石と慢性前立腺炎 »

ハルナールと慢性前立腺炎 daily medical newsから

前立腺肥大症の排尿障害治療薬であるハルナールが慢性前立腺炎と慢性骨盤疼痛症候群に効くという文献があったので、下記に掲載します。私が提唱している排尿障害と慢性前立腺炎の深い関係を暗示しています。
排尿障害治療薬が効いたのだから、慢性前立腺炎の原因は排尿障害だ!と簡単に信じてもらえないのが、世の中です。未だにうっ血だ!細菌感染だ!ウィルス感染だ!真菌感染だ!アレルギーだ!ビタミン・ミネラル・栄養不足だ!ストレスだ!冷えだ!と他の原因を一生懸命に探し、治らないのは研究が不十分だからと思っている方の何と多いことか・・・。

[April 13, 2004] Tamsulosin improves symptoms and quality of life in patients with CP/CPPS
--------------------------------------------------------------------------
Some patients with chronic prostatitis/chronic pelvic pain syndrome (CP/CPPS), a disorder characterized by pelvic pain and urinary dysfunction, have shown signs of improvement after the administration of alpha1-adrenergic antagonists. These compounds act by inducing smooth muscle relaxation of the bladder neck and prostate, thereby increasing urinary flow and reducing urinary retention. A double-blind, randomized, placebo-controlled, phase II clinical trial evaluated the efficacy and safety of the alpha1-adrenergic antagonist tamsulosin hydrochloride (Flomax[R]; Boehringer Ingelheim and Yamanouchi) in 58 patients aged 55 or less years with moderate to severe CP/CPPS. After six weeks, patients receiving tamsulosin (0.4 mg p.o. once daily) showed greater reductions in their baseline total National Institutes of Health Chronic Prostatitis Symptom Index (NIH-CPSI) compared to placebo-treated patients. The effects induced by tamsulosin on the pain, urinary symptoms and quality of life of the patients were greater in patients with more severe symptoms of CP/CPPS at baseline. Most adverse events were mild or moderate, and no significant differences were found between the safety profiles of the study treatments (Nickel, J.C. et al. J Urol 2004, 171(4): 1594).

タムスロシン(ハルナール)による慢性前立腺炎・慢性骨盤疼痛症候群患者の症状およびQOL改善効果
慢性前立腺炎/慢性骨盤疼痛症候群(CP/CPPS)、下半身の痛みや排尿障害を特徴とする患者の中には、α-ブロッカー投与後に症状が軽快することがあります。この薬剤は、膀胱頚部・前立腺の平滑筋をゆるめ、それによる尿流の増加、尿閉の機会が減少します。二重盲検(無作為試験・偽薬対照薬)フェーズII臨床試験では、55歳以下の58人の中等症~重症のCP/CPPS患者の中で、α-ブロッカーであるタムスロシン塩酸塩(フロマックス[R]・日本商品名ハルナール: ベーリンガー・インゲルハイム製薬と山ノ内製薬)の効能・安全性を評価しました。投薬6週間後に、タムスロシン(0.4mg経口1日1回)の投薬を受けた患者は、偽薬投与された患者と比較して国立衛生研究所・慢性前立腺炎症状スコア(NIH-CPSI)のトータル・スコアにおいて治療前のスコアよりも大きく下がりました。タムスロシンによる効果は、痛み・排尿症状・QOLにおいて、重症なCP/CPPS患者ほど大きく差が出ました。今回の調査治療では、逆パターン(スコアが上昇・症状が悪化した)のは軽度または中等度で、安全性プロファイル間では重大な違いは見出せませんでした。(ニッケル、J.C.ら、ジャーナル・ウロロジィ 2004年4月号171巻1594ページ)

また、慢性前立腺炎の治療に関して、抗生剤が無用でハルナールが有用であると示唆する文献もあります。

|

« 花粉エキスと慢性前立腺炎 | トップページ | 前立腺結石と慢性前立腺炎 »

コメント

ハルナールを服用してますが、怪我をしてフロモックスを処方されましたが、飲み合わせは問題ないでしょうか?
【回答】
OKです。

投稿: | 2014/06/08 11:54

ありがとうございます。投稿が上手く行かず重複投稿されてたらすみません。

投稿: | 2014/06/08 12:42

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/37412/9803166

この記事へのトラックバック一覧です: ハルナールと慢性前立腺炎 daily medical newsから:

« 花粉エキスと慢性前立腺炎 | トップページ | 前立腺結石と慢性前立腺炎 »