« 虫垂炎手術と慢性前立腺炎 誰も知らなかった脊椎麻酔の後遺症? | トップページ | 患者さんからのレポート#11 »

PSAと慢性前立腺炎

高橋先生

初めてご相談させて頂きます。○○と申します。慢性前立腺炎について記載されているページを拝見させて頂き、メールさせて頂きました。
31歳の男です。
昨年の11月に勤務先の定期健康診断を受けた際にPSA値に異常が見つかり、3ヶ月くらい抗生剤等を服用しながら通院して様子を見ていたのですが、更にPSAが上昇したため前立腺癌を疑って2月に前立腺生検を受けました。
結果は陰性でしたが、逆にPSA値が高い理由がわかりません。触診等でも痛みがなく、薬を服用しても改善しないため前立腺炎でもないと思われます。(健康診断時に7.2でその後8.0、10.0と上昇しました)
排尿障害という自覚はありませんが、排尿障害がPSA値に影響を与える可能性があるのでしょうか?言われてみれば残尿感があったり、排尿の回数が多い様に思います。また前立腺付近に違和感を感じるような気もします。(気がする程度です)
元々大量に水分を摂取する性格で、毎日2~3リットルの水を飲んでいます。排尿の回数が多いのはそのためかもしれません。(1回ずつの量はしっかり出ていると思います)
今後、定期的にPSA値を測定しながら、様子を観察していかなければならないと思っていますが、絶えず不安を抱えながら生活しているため、根本的な解決策がないものかと思案しております。
アドバイスを頂ければ幸いに存じます。どうぞ、宜しくお願い致します。 ○○

【回 答】
お答えいたします。
PSAは本来、前立腺細胞に存在する酵素です。
前立腺ガン細胞は細胞壁が不完全でこのPSA酵素が細胞の外に漏出して血液中に必要以上に出てしまうので、間接的な前立腺ガン腫瘍マーカーとして利用しているに過ぎません。
前立腺ガンでなくても、前立腺細胞に障害が出るとPSAはたくさん血液中に漏出します。その例として、急性前立腺炎・慢性前立腺炎・前立腺肥大症・排尿障害・前立腺マッサージなどです。
あなたの場合、排尿障害があるのではないでしょうか?
お大事に。

このメール内容を下記のブログに匿名掲載してもよろしいでしょうか?
http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/cp/

その中で、もっと詳細に説明するつもりです。
お返事お待ちしています。

高橋クリニック 高橋 知宏
クリニック:03-3771-8000
院長直通:03-3771-8034

【補 足】
PSAとは、Prostate Specific Antigen前立腺特異抗原のことで、前立腺の腺上皮細胞から分泌される分泌タンパク質、正確には分子量34,000の糖タンパクです。腺細胞から分泌されるPSAは腺腔管を経由して前立腺噴出孔から尿道に噴出されます。ある意味閉ざされた空間を移動するのですから、PSAが血液中に大量に混入することは解剖組織学的にはあり得ません。
ところが、前立腺癌細胞の細胞壁は正常の前立腺細胞の細胞壁に比較して不完全のために、細胞質内のPSAが血液中に漏出してしまうため、前立腺癌患者さんの血液中PSAは高値を示すのです。
ここまでであれば、話は単純で問題ないのですが、実は血液中PSAが高くなる原因が他にもあるのです。ご質問の男性のように若くてもPSAが高いと、PSA高値=前立腺癌と医師に誤解され、前立腺針生検の餌食になる人がかなりおられます。犠牲者はこの男性ばかりではありません。
さて、ではなぜ前立腺癌の男性以外でPSAが高値になるのでしょう。仕組みは簡単です。腺細胞→腺腔管→前立腺噴出孔に至るまでの閉ざされた空間が一部でも障害されれば、PSAは容易に血液中に移動します。
傷害される病態には前立腺癌の他に次のことが考えられます。
前立腺肥大症、急性前立腺炎、慢性前立腺炎、膀胱頚部硬化症、前立腺マッサージなどです。
細菌性の急性前立腺炎細菌性の本当の慢性前立腺炎の場合、細菌を捕食・攻撃する白血球の寿命が尽きると現場(前立腺の中)で自爆します。その時に白血球からたくさんの毒素が一気に放出されます。この毒素はフリーラディカルであるスーパーオキサイドや次亜塩素酸などの強力な酸化物質です。放出された強力な酸化物質は前立腺内の上皮組織を傷害しPSAを漏出させてしますのです。
前立腺マッサージの場合、慢性前立腺炎の治療として行われる手技です。直腸から手指を挿入し、前立腺をマッサージする治療です。前立腺細胞の細胞膜がたとえどんなに正常で完璧であっても、物理的に強くしごかれれば、PSAは漏出してしまうのは容易に理解できますね。
前立腺肥大症の場合は、軽度の慢性的な炎症が必ず併発しているという考え方があります。その場合、始めの急性前立腺炎と同じように白血球の仕業で前立腺の上皮細胞が傷害されたからと理解は出来ます。
しかし私はこの考え方に異論があります。前立腺肥大症で排尿障害が存在すると、排尿の際に膀胱出口が振動します。前立腺は非常に硬い被膜で覆われていますから、排尿の膀胱出口の振動の時に物理的力の逃げ場がありません。すると膀胱出口の振動のたびに前立腺全体が圧迫・弛緩を繰返す訳です。この状態は前立腺マッサージと同じ状況です。お解りですね?要するに排尿障害が存在すると、毎回の排尿のたびに前立腺マッサージを行なっていることになるのです。当然、PSAは高くなります。
膀胱頚部硬化症の場合も、前立腺肥大症と同じく排尿障害がありますから、「前立腺マッサージ理論」でPSAが高くなるのです。
さて、本当の細菌性慢性前立腺炎ではない、非細菌性慢性前立腺炎の場合は、このブログの中で口を酸っぱくするほど説明しているように、排尿障害が原因ですから、当然、PSAは前立腺細胞から漏出し、血中PSAは高値になります。
排尿障害を十分に調べもしないで、PSA高値=前立腺がの存在と短絡的に誤解して、前立腺針生検の愚行を行なう泌尿器科医が多いのには、やり切れない気持ちでいっぱいです。

【コメントから】
いつもブログを楽しみに読ませていただいている泌尿器科医(8年目)です。
<排尿障害を十分に調べもしないで、PSA高値=前立腺がんの存在と短絡的に誤解して、前立腺針生検の愚行を行なう泌尿器科医が多いのには、やり切れない気持ちでいっぱいです>
以上のコメントは心が痛いのですが、「排尿障害あり→前立腺がんはない」とも言い切れないので、日々の診療で前立腺生検の適応決定に苦労しております。
高橋先生は生検の適応をどのようにして決定されておりますか。可能であればご教授ください。
ちなみに私は
①PSA(4以上)が徐々に上昇していく場合
②直腸診で硬結を触れる場合 
③エコーで低エコー領域が明らかにある場合 
④慢性前立腺炎の内服治療後もPSAが低下しない場合 (以前勤めていた病院ではTURP後にPSA1.0以上ある場合というのもありました)
だいたい①~④の内どれかで適応としております。グレイゾーンでは20~30%でがんの可能性があるという事を説明して生検をしております。先生のいつもおっしゃられている膀胱頚部硬化症の有無は確認しておりません。すみません。
もう一つ質問が。もしPSA上昇患者に排尿障害があり、膀胱頚部切開を行った場合、PSAは低下するのでしょうか。教えていただけたら幸いです。

【コメントへの回答】
嬉しいですね。同業の泌尿器科医の先生が、私のつたない文章やデータを読んでいただいて意見を述べていただくとは思いがけない光栄です。
さて、本題です。
先生のご意見はもっともです。正確にこの事象を考えれば、私の意見は不完全です。
ですが、ご相談の患者さんのエピソードをみると、主治医はPSA高値を慢性前立腺炎と思い込み、抗生剤を処方しています。その後PSAが下がらないので前立腺癌を疑い前立腺針生検を行い、結果ネガティブでした。この主治医の頭には、PSA高値は前立腺炎か前立腺癌の二つしかないことになります。そしてどちらも否定されたにもかかわらず、その後の患者さんへのフォローがありません。これは科学的ではありません。
泌尿器科学会のPSAに関するグレイ・ゾーンへの対応もいい加減極まりないとは思いませんか?このエピソードの内容のことが、日本全国で起きているにもかかわらず、同じような対処の仕方です。ネガティブの場合、期間をおいて再度針生検を繰返すのがほとんどでしょう。ネガティブの場合、穿刺数が少なく癌細胞に当たらないからという理由で、8箇所~12箇所と馬鹿のように数を競い合い生検陽性率高めようと闇雲に努力しているのが、学会の報告で分かります。
私の針生検の適応は、PSAが高いが排尿障害を認められず、硬結が触れる場合に限ります。極めて限定されます。グレイ・ゾーンの20%~30%の前立腺癌潜伏率に見合うのではないでしょうか?
逆に、PSAが高いグレイ・ゾーンの患者さんの70%~80%に前立腺癌が存在しないという事実に関して、泌尿器科医はなぜ真剣に追求しないのでしょう。
また、高齢者の死亡男性の5%に死亡原因ではない前立腺癌が存在するという報告を考えれば、PSA高値のために排尿障害を無視して針生検で前立腺癌が発見された時に、前立腺癌の存在が必ずしもPSAを高値にしたと限らないとも言えます。いかがですか?
私も含めて医師は、病気の原因を解剖学的・生理学的構造異常ではなく微細な成分異常に求める習性があります。大局的なものの見方ではなく小事に注目してしまうのです。PSAのグレイ・ゾーンに対する血清フリーPSA比率やPSA前立腺容積比の研究などが良い例です。
本来、泌尿器科医は外科医である筈なのに、内科医的データ至上主義で病気を診断する悪癖が身に付いてしまったように思えて仕方がありません。これは恐らくアメリカ的なデータ至上主義から来る影響でしょう。パターンにはまったデータさえあれば、誰が読んでも病気が診断できるという妄想です。もしそれが事実なら、私たち専門医は必要がないのではありませんか?検査技師とパソコンさえあれば十分です。
この慢性前立腺炎のブログをご覧になればお分かりのように、高々、軽微な排尿障害を見逃し、非細菌性慢性前立腺炎と診断し、患者さんを苦しめる泌尿器科医のなんと多いことか!数多の有名大学病院然り、数多の有名医師然りです。

難治性の慢性前立腺炎は排尿障害が本当の原因だと、私は信じています。ですから抗生剤治療は行いません。
膀胱頚部硬化症手術後、PSAは下降します。

4月13日~4月15日福岡の泌尿器科学会に参加しますので、もし私を見かけましたらお声をかけて下さい。意見交換しましょう。

|

« 虫垂炎手術と慢性前立腺炎 誰も知らなかった脊椎麻酔の後遺症? | トップページ | 患者さんからのレポート#11 »

コメント

いつもブログを楽しみに読ませていただいている泌尿器科医(8年目)です。
<排尿障害を十分に調べもしないで、PSA高値=前立腺がんの存在と短絡的に誤解して、前立腺針生検の愚行を行なう泌尿器科医が多いのには、やり切れない気持ちでいっぱいです>
以上のコメントは心が痛いのですが、「排尿障害あり→前立腺がんはない」とも言い切れないので、日々の診療で前立腺生検の適応決定に苦労しております。
高橋先生は生検の適応をどのようにして決定されておりますか。可能であればご教授ください。
ちなみに私は①PSA(4以上)が徐々に上昇していく場合 ②直腸診で硬結を触れる場合 ③エコーで低エコー領域が明らかにある場合 ④慢性前立腺炎の内服治療後もPSAが低下しない場合 (以前勤めていた病院ではTURP後にPSA1.0以上ある場合というのもありました)
だいたい①~④の内どれかで適応としております。グレイゾーンでは20~30%でがんの可能性があるという事を説明して生検をしております。先生のいつもおっしゃられている膀胱頚部硬化症の有無は確認しておりません。すみません。

もう一つ質問が。もしPSA上昇患者に排尿障害があり、膀胱頚部切開を行った場合、PSAは低下するのでしょうか。教えていただけたら幸いです。

投稿: KK | 2006/03/13 14:18

嬉しいですね。同業の泌尿器科医の先生が、私のつたない文章やデータを読んでいただいて意見を述べていただくとは思いがけない光栄です。
さて、本題です。
先生のご意見はもっともです。正確にこの事象を考えれば、私の意見は不完全です。
ですが、ご相談の患者さんのエピソードをみると、主治医はPSA高値を慢性前立腺炎と思い込み、抗生剤を処方しています。その後PSAが下がらないので前立腺癌を疑い前立腺針生検を行い、結果ネガティブでした。この主治医の頭には、PSA高値は前立腺炎か前立腺癌の二つしかないことになります。そしてどちらも否定されたにもかかわらず、その後の患者さんへのフォローがありません。これは科学的ではありません。
泌尿器科学会のPSAに関するグレイ・ゾーンへの対応もいい加減極まりないとは思いませんか?このエピソードの内容のことが、日本全国で起きているにもかかわらず、同じような対処の仕方です。ネガティブの場合、期間をおいて再度針生検を繰返すのがほとんどでしょう。ネガティブの場合、穿刺数が少なく癌細胞に当たらないからという理由で、8箇所~12箇所と馬鹿のように数を競い合い生検陽性率高めようと闇雲に努力しているのが、学会の報告で分かります。
私の針生検の適応は、PSAが高いが排尿障害を認められず、硬結が触れる場合に限ります。極めて限定されます。グレイ・ゾーンの20%~30%の前立腺癌潜伏率に見合うのではないでしょうか?
逆に、PSAが高いグレイ・ゾーンの患者さんの70%~80%に前立腺癌が存在しないという事実に関して、泌尿器科医はなぜ真剣に追求しないのでしょう。
また、高齢者の死亡男性の5%に死亡原因ではない前立腺癌が存在するという報告を考えれば、PSA高値のために排尿障害を無視して針生検で前立腺癌が発見された時に、前立腺癌の存在が必ずしもPSAを高値にしたと限らないとも言えます。いかがですか?
私も含めて医師は、病気の原因を解剖学的・生理学的構造異常ではなく微細な成分異常に求める習性があります。大局的なものの見方ではなく小事に注目してしまうのです。PSAのグレイ・ゾーンに対する血清フリーPSA比率やPSA前立腺容積比の研究などが良い例です。
本来、泌尿器科医は外科医である筈なのに、内科医的データ至上主義で病気を診断する悪癖が身に付いてしまったように思えて仕方がありません。これは恐らくアメリカ的なデータ至上主義から来る影響でしょう。パターンにはまったデータさえあれば、誰が読んでも病気が診断できるという妄想です。もしそれが事実なら、私たち専門医は必要がないのではありませんか?検査技師とパソコンさえあれば十分です。
この慢性前立腺炎のブログをご覧になればお分かりのように、高々、軽微な排尿障害を見逃し、非細菌性慢性前立腺炎と診断し、患者さんを苦しめる泌尿器科医のなんと多いことか!数多の有名大学病院然り、数多の有名医師然りです。

難治性の慢性前立腺炎は排尿障害が本当の原因だと、私は信じています。ですから抗生剤治療は行いません。
膀胱頚部硬化症手術後、PSAは下降します。

4月13日~4月15日福岡の泌尿器科学会に参加しますので、もし私を見かけましたらお声をかけて下さい。意見交換しましょう。

投稿: 高橋クリニックからの回答 | 2006/03/13 17:13

高橋先生 初めてメールさせていただきます。実は今日血液検査(1週間前)の結果が出て、高感度PSA値が58.7、crp4.49という数字にショックを受けています。私は55歳男性です。若い時から尿の出が悪く、尿意を催してから、排尿するまで結構時間がかかっていました。3月26日の土曜日あたりから頻尿微熱となり、日曜日には30分から1時間おきに尿意を催し尿をするたびに焼けるような痛みを感じ、残尿感もありと散々でした。28日の月曜日に会社近くの泌尿器科を受診しエコーと尿検査、血液検査を受けました。診断の結果前立腺が80ccほどに肥大している。ブドウ球菌に感染しているとのことで、血液検査は一週間後に出るので、その時まで飲むようにと前立腺の炎症を抑える薬と、抗生物質を処方されました。薬は月曜日の夜から朝晩2回服用しました。木曜日にはいったん微熱も取れ、尿の回数も二時間に一回くらいに減ったのですが、排尿痛や残尿感はありました。金曜の夜から再び悪化し土曜日の夕方には38.5度まで熱が上がりました。日曜日の朝には平熱に戻り、尿の状態も徐々に改善し今日は排尿痛もなくなり、ほとんど平常の感覚です。crpも4.49と高かったのですが、PSAがとにかく高すぎるのでこの数字の解釈に戸惑っています。担当医はもう1週間抗生剤を飲んで来週血液検査しましょうと言っています。私のような症状の場合感染症の影響でここまでPSAが高くなるものなのでしょうか、大変恐縮ですが先生のお考えをお聞かせ下さい。

【回答】
もともと前立腺肥大症があり、排尿障害による尿路感染で急性前立腺炎になり、前立腺の組織が破壊されてPSAが急上昇したのでしょう。
改善します。

投稿: Y・T | 2011/04/04 16:37

初めまして。よろしくお願いします。
今夏の人間ドックでPSAのオプションをつけて検査しました。PSAが4.7で経過観察が必要と言われました。そこで、泌尿器科を受診したところすぐに生検しましょうといわれました。私が納得がいなかったので、生検は断りました。どうしようか思案に暮れているところに、高橋先生のブログにたどり着きました。先生のご意見を読んでますますいきなり生検は乱暴すぎると思いました。仕事の都合をみはからって先生のところへ受診しようと思っています。PSAが4.7という現状でどのような診察をしていただけるかご質問させてください。よろしくお願いします。
【回答】
PSA値の高くなる原因のほとんどが排尿障害です。
詳しくは下記のブログをご覧下さい。
http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/bph/

投稿: GTO | 2014/11/03 21:56

高橋 先生
 本日は診察ありがとうございました。先生に触診とエコーを撮っていただきPSA値が一般より高くなっている根拠を科学的に示していただき悶々としていた心の闇が晴れたように思いました。
 そこで、一つ質問ですが私の場合、エコーから、膀胱から尿道へ入るところが白く堅くなっているのと、膀胱を取り巻く筋肉が開いていると言われ、多少の排尿障害があるためPSAが高いのでは、と教えていただきましたが、今後の生活の中で気をつけていった方がよいことがあれば、アドバイスいただけないでしょうか。
 よろしくお願いします。
【回答】
水分(お茶・コーヒーを含む)を極力控えて1日1㍑以下にして下さい。

投稿: GTO | 2014/11/10 14:00

当然のメールで申し訳ありません。是非とも教えていただきたいので よろしくお願いします。

61才の男性です。今年の3月に 排尿時に違和感ムズムズする感じがあり 尿も出にくい その時は血尿もあり 抗生剤を14日分いただきました。採血でPSAが8で CRPも 高かったのですが,
薬を服用後血尿はなくなり 排尿も 普通に戻りましたが ムズムズ感は残り 根茎の左側がジンジンする感じがあり 再度抗生剤を処方してもらい服用。この時PSAは10 CRPは-でした。
【回答】
急性前立腺炎だったのでしょう。
急性前立腺炎になる患者さんには、基本的に排尿障害が隠れています。」

その後 抗生剤を14日服用後PSA11 ムズムズ感も現在はおさまっています。尿も よく出るそうですが PSA比が10でした。
本人は 針生検は 全体にしない!!と言っています。余計に悪くなる!!と 年をとっているので進行が遅いと!! ただ このまま放置も 良くないと 思うので 。 排尿障害の疑いがありますか??
【回答】
はい。」

また 先生と同じように考える泌尿器科の先生が 大阪にいらっしやいますか?
【回答】
存じません。

投稿: 和美 | 2016/05/11 15:01

先日は つたない文書なのに すぐに返事をいただきありがとうございました。
PSAが高くなってから ずっと 癌かもしれない!!が頭から離れず 落ち込む日々でした。
先生の 排尿障害疑いがあるかも…で そちらを治療したら 数値が下がるかもと思うと 久しぶりにゆっくり寝ることが出来ました。ありがとうございました。

投稿: 和美 | 2016/05/13 10:43

67歳男性です。
いつもpsa値に翻弄されながら、先生のブログを拝見しております。
数年前、市の検診でpsa4.3であることから大病院での生検、ガンは検出されませんでしたが、「ヒットしなかっただけ」と言われました。
★回答
主治医のこの回答は無責任です。」

生検半年後、近隣の泌尿器科クリニックへ…psa7.8にびっくり!
★回答
針生検されて穴だらけになっているので、PSAが高くなるのは当然です。」

「前立腺炎」との診断で経過観察で、フリバス(25mg×2)トビエースを処方して頂き 以来、七年間psa6〜7.5の前後を上下してます。
ところが、昨年始めにpsa 9.93に上がり、その後psa7~7.5(ft11%)に
さがったものの生検をすすめられております。
★回答
前回のベスト状況で針生検しても検出できなかったのに、その後の針生検で見つかる訳がありません。」

若い頃から頻尿に悩まされ、現在1回の尿量は150mg程度で必ず1〜2時間おきに切迫感がありトイレに駆け込みますが、
psaの高値と排尿障害(頻尿・切迫感・勢いなど)とは無関係と言われさらに悩んでおります。
★回答
排尿障害の症状です。
PSA値が高いのも、同じ理由です。」

最近アグリマックスも飲みはじました。従来通り七年間つづいてますフリバス、トビエースだけでの経過観察だけでいいのでしょうか?よろしくお願い致します。
★回答
前立腺の大きさを調べて、大きいようであれば、小さくする治療も必要です。

投稿: コロ | 2018/02/13 14:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/37412/9043640

この記事へのトラックバック一覧です: PSAと慢性前立腺炎:

« 虫垂炎手術と慢性前立腺炎 誰も知らなかった脊椎麻酔の後遺症? | トップページ | 患者さんからのレポート#11 »