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患者さんからのレポート#5

高橋先生

お世話になっています。昨年12月3日に手術していただいた○○○○(15987)です。

 状況の方ですが、おかげさまで大分落ち着きつつあります。
状況の改善は、先月お伺いした際にご指導いただきました水分摂取量が大きく関係しているようです。 それまで、一日の水分摂取はオフィスで1.5~2.0Lが標準でした。ご指導に基づき、これを0.5以下に抑えたところ、てきめんに尿回数が減りました。一番大きい変化は、急激な尿意が激減したことです。つまり、急に催すのではなく、自分の意思である程度コントロール可能になりました。症状に落ち着きをみせているため、処方していただいたセパスは、まだ服用していません。

 一方で、尿量の方ですが概ね、秒速30ccの感覚はつかんでいるので排尿時間でカウントすると150~200ccです。 水分摂取が多い場合でも、150ccで尿意を感じていたので、センサーの方は、まだ改善していないようです。

 安定した状態で、急激な尿意を感じるケースとしてエレベーター、帰宅時、洗面所があります。
エレベーターに関しては一つの仮説を立てました。これは、重力加速度(G)によるものです。現在勤務先のオフィスは29階にあるため、高層階用の高速エレベーターを利用していますが、上昇時は急激な加速度により、体の上部から下部にかけてGが加わります。これが膀胱内で水圧と同じようにセンサーに負荷されることにより尿意を感じるものと考えます。(違うかな?)

 同じ原理によるものとして、起床後の一番尿があります。おかげさまで最近は調子がよいときは600cc程度の排尿量を記録する場合があります。これだけ貯尿しても夜中に目を覚まさないのは、やはり水圧ー尿意センサーの関係によるものではないでしょうか。すなわち、就寝時は当然横になっているため、尿意センサーに対して加わる水圧は、日常活動時とは異なります。つまり、普段立った状態で負荷される貯尿量ー水圧ー尿意というメカニズムから開放されているものと考えています。
 帰宅時、洗面所での尿意は過去の因習と考えます。以前先生からご指摘があったように水の音を聞く洗面所の心理的影響に加えて、帰宅時は(過去)いつも尿意を我慢して家にたどり着いた記憶があります。そんな、関係で玄関の前でカギを開けている最中に尿意を催すことが、いまでもあります。(頻度は減ってきました。)

 そのほか、射精後、自転車の長時間利用の翌日が調子が悪い場合があります。

 そういえば、最初に泌尿器科にかかった際に(随分昔ですが)、こういわれたことを思い出しました。
 「水の大量摂取」「射精(週5回以上)」 を習慣をすること。今考えると、どちらも根拠がないように思われてしまいます。

 素人がおもいつくまま、仮説を展開してしまいました。しかしながら、私自身学生時代に水理学という「水に関する流体力学」を学習した経験(例えば、配管内の口径が急激に細くなると粘性流が発生することにより、流体に大幅な澱みが出てしまうような実験レポートを書いた記憶があります。専門ではありませんでしたが)から、先生の主張する治療法に科学的に強く同意をしたことが、お伺いした最も大きな根拠です。そんな意味で、仮説を立ててみた次第です。

 20年苦しんだ症状が、この1年を経て少しずつ改善しています。あせらず、気長に構えていこうと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。(直った頃には、前立腺肥大の歳かもしれませんが。)

 最後になりましたが、先生の益々のご活躍をお祈りしています。

【補足】
患者さんは平成12年に「前立腺痛」という診断で、桂枝茯苓丸・セルニルトンを処方され、病状の一進一退を繰り返していた方です。主な症状は、両鼠径部痛・会陰部痛・頻尿(1時間半に1回のペース)です。
ハルナールの処方で、症状が30%程度まで軽快しましたが、患者さんの強い希望で内視鏡手術を行いました。

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