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慢性前立腺炎CPの実例2

【実例2】
21歳のプロゴルファーの卵です。
●症状:頻尿・会陰部疼痛・尿道痛
一日16回の頻尿です。日中は緊張すると1時間に1回の頻尿になってしまいます。プロゴルファを目指してトレーニングするのですが、ラウンド中にオシッコが気になって実力が発揮できません。1ラウンドに3回トイレに走ってしまいます。座っていると会陰部と尿道口の痛みを感じます。
●経過:
いろいろな病院や泌尿器科クリニックを受診しましたが、いつも「心因性」「気のせい」の診断です。最近はある泌尿器科クリニックで慢性前立腺炎の診断で治療を受けています。
●検査:
ウロフロ検査では一見正常です。超音波エコー検査で膀胱頚部硬化と膀胱粘膜肥厚の所見を認めました。膀胱鏡検査で膀胱頚部硬化症・後部尿道炎・肉柱所見がありました。
●治療:
痛み止めの座薬の処方で、頻尿と痛みは若干軽快しましたが、本人は満足できません。そこで意を決して手術に踏み切りました。手術当日は家族全員で来院し、特にお父様が深々とお辞儀をなさり手術の依頼をなさりました。
●手術:
日帰り手術で内視鏡手術を行いました。
●結果:
オシッコの勢いは強くなり、尿を3時間以上我慢することが出来るようになりました。本人も満足しています。プロテストに合格してテレビで見られるのを期待していますよと握手をしました。
その後、千葉県で行われたアマチュア・ゴルフトーナメントで2位の成績を上げたそうです。オシッコが1ラウンド中に1回で済むのでゴルフに集中できるとのこと。来年にはプロテストを受けるまで自信ができたと言っておられます。
現在、1日排尿回数は8回~10回、会陰部の痛みはなくなりました。尿道のヒリヒリ感は40%ほどまだ残っているそうです。この状態でセルニルトンを服用していただいています。排尿障害が改善すれば、セルニルトンは効きます。
●総合評価:
手術前の膀胱頚部は、やはり硬く口を閉ざしています。時計の12時の方向を縦に切開しました。手術後、膀胱頚部は縦にスリットが入った形になり、膀胱内腔が確認できます。手術前のウロフロ検査では、頻尿で尿がためられないので、101mlの排尿検査しかできませんでした。手術後、十分に尿をためることができるようになったので、何と!551mlの排尿検査ができ、もちろん結果も満足いくものです。
cpcase2.jpg

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