頻尿で見つかった膀胱腫瘍
60歳代のご婦人で、9月より排尿痛と頻尿で、地元の内科で「膀胱炎」と診断されました。尿検査で潜血反応と白血球がわずかに認められました。抗生剤をフロモックス、レポフロキサシン、ミノマイシンなどいくつも変えられましたが、効果が得られませんでした。
そこで泌尿器科の当院に来院されたのです。エコー検査で頻尿と血尿の原因が判明しました。膀胱の左壁に腫瘍陰影が確認できました。ドップラー検査で、腫瘍陰影内に動脈の流れが確認(赤い部分)できました。おそらく膀胱ガンです。
大きさは一番長い部分で5.0cmもあり、おおよそ33ccの大きさです。このくらいの大きさであれば、膀胱壁の粘膜→粘膜下層→筋層までガン細胞が浸潤している可能性が高いので、場合によっては、膀胱全摘出手術+人工膀胱の必要があります。当然、街中の小さなクリニックでは治療はできません。そこで、基幹病院や大学病院に紹介しなければなりません。(初めの写真は膀胱の側面像、2枚目が正面像)
ご主人と一緒にご夫婦で、病気について説明しました。ご希望の病院を指定して頂ければ紹介しますとお話ししました。地元では、東邦大学医療センター大森病院、昭和大学病院の主任教授とは、懇意にしていますし、私の出身の慈恵医大でもどこでもご紹介はご希望通りにします。
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コメント
ご無沙汰しております、平盛塩です。
父親の実姉である伯母が、子宮ガンを最近(2019/9月初旬)に患ったのですがステージ1b期でした。症例が希少だっため東京にある国立ガンセンターまで、セカンドオピニオンを目的として訪問しました。
詳細を申し上げますと子宮の中にある壁、平滑筋にできたガンとのことでした。父親と伯母の実母に当たる、私から見て祖母に当たる人物ですが、彼女も子宮筋腫(良性)を患った経験があり、過去に手術を受けております。
私の実父も前立腺肥大を患っており、私も高橋先生によるエコー検査で平滑筋(排尿筋)の拡張?が見られたことも含め、私が遺伝要因により慢性前立腺炎を発祥した可能性論への論理補強となるかもしれません。
一方、母親の家系では前立腺に関して思慮深い人間がおらず加療記録もありませんため、現状では考察すら不可な状況です。
最近は自習していく中で、家系図を作りメンデルの法則のごとく保因者かどうかだけでも明確にしていくことの重要性を痛感しましたし、遺伝子 / DNA / 染色体の違いをアウトラインだけでも判別できるようになったことは収穫でした。
一先ずは資料へ追記して参りたいと思います。多忙ですため少々お時間が必要ですが、編集とアップロードが完了しましたら、再度ご報告いたします。
これ以降は余談ですが、自分がこれまでに書籍で独学した除草剤について新たな報道が今年ありました。
1:国会議員らの毛髪検査で…発がん性「農薬」検出7割の驚愕 公開日:2019/05/22 14:50
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/254418
2:除草成分めぐる訴訟「米国で1万8400件」、独バイエル発表 2019年7月30日 17:09 発信地:フランクフルト/ドイツ
https://www.afpbb.com/articles/-/3237599
1に関しては国会議員の実名がありませんためその点では実データとして半端ですが、それ以外の事項と今後に警戒すべきという点では有用かと思います。
2に関しては以前から問題視されていたにも拘らず、米モンサント社が独バイエル社に買収された直後に集団訴訟が起きたことから、地雷込みの被買収ではなかったのかと疑っております。
問題となっているゴーン氏と日産も最終的には米国へ違反金を支払ったみたいですし、東芝と米ウェスチングハウス社の関係もエコノミックヒットマンが関与していたのではないかと思うため、その推測もあながち遠からずかと。こういったことがありますため、様々なことに興味を持っておいて良かったと感じました。
以上です。
投稿: 平盛塩 | 2019/10/14 19:43
頻尿と下腹部の不快感で悩んでいる56歳の女性です。頻尿は子供のころからですが、ここ最近下腹部の不快感、すぐにトイレに行きたくなる感覚で大変悩まされています。痛みはありません。間質性膀胱炎ではないかと考えております。近所の泌尿器科へ行きましても抗コリン剤の投薬、膀胱水圧拡張術を進められます。痛みに非常に弱いこと、抗コリン剤への抵抗感があるのでこれ以上診察を進めることに違和感を感じています。
先生のところへ行きたいのはやまやまですが、仕事、子供のことがあり行くことがままなりません。そこで、大阪、関西方面で先生と同じ考えをお持ちの泌尿器科の先生はいらっしゃいませんでしょうか。
ご紹介いただけましたら大変有難いです。
手前勝手を申し上げます。よろしくお願いいたします。
【回答】
ごめんなさい。
残念ながら一人もいません。
ブログや本(本当はこわい排尿障害)に記載されている内容は、私独自の考え方です。
他人から教わったことではありません。
ですから、どうしても私の考え方の治療を受けたければ、頑張って一回でもお越しになってください。
投稿: 清 | 2019/10/15 11:06
先ほどアマゾンで本を購入しました。届いたら早速読み込みます。なんとか頑張って先生の元にたどり着きます。
投稿: 清 | 2019/10/15 19:34
症状はおさまりました。しばらく様子をみることにいたします。
うっかり名前を記載してしまいましたので、イニシャルにしていただくか、名前あるいはコメントの削除をお願いいたします。
お忙しいところご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。
お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
投稿: 清 | 2019/12/13 13:08