患者さんからのレポート#20 (バルーン治療)
高橋先生
こんにちは、〇〇〇〇です。
バルーンカテーテルの手術から一カ月以上は経っています。
少し変なタイミングですが報告したいと思います。
治療の後特に問題とか痛みはありませんでした。
少しだけ尿が漏れましたが対した量では無かったです。
痛みも「やられちゃった」という感じでしたが、凄く痛いというわけではない。
という事は、男性の方は出血が酷かったと先生は仰いましたが、恐らく女性は安心してやって良いと思います。
その後三日、四日間位位調子が良くて、尿がとても出やすくなりましたが、また突然尿が出にくくなりました。
「なんか違う。なんか足りない」と思いました。
前「膀胱の動きをリラックスさせなければいけない」という風に理解していましたが、先生の説明と、見せた膀胱の中の映像のおかげで、「リラックスだけじゃなく、自然な動きを取り戻さなければいけない。」という事を理解しました。
頚部を開いたのになんか足りない。
膀胱の頚部が自然に開くにはどうすれば良い。。
まず、座るんじゃなく、和式みたいに、トイレに行く時しゃがんでみました。
しゃがんだ方が自然だと昔読んだ事あります。
これはある程度効果がありました。
暫くまた調子が良かったですが、
後数日また出にくくなりました。
まだ足りない。
尿を出す時どういう筋肉を使うか、検索して「膀胱括約筋と肛門括約筋は一緒に動く」という事がかかれました。
私は元々膀胱の問題以外も膣の周りとか、座る所に痛みがありますので自分でマッサージをやっています。
ある程度痛みは落ち着きますが、まぁまぁという感じ。
肛門の周りも揉んだりしていますが、この時私はちょっと恐ろしい発想がありました。
先生が膀胱の頚部を広げたように、肛門の括約筋も広げてみましょうと思いました。
それで、本当この説明は申し訳ありませんが、シャワーでペットボトルをサランラップに巻いて上に座ってみました。
ボトルの口は小さいけど、上に座れば段々形が大きくなりますのでそれで、肛門が広げました。
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今まで全然変わらなかった膣の周りの痛みが凄く改善して、膀胱の開きも良くなって、なんというか、引っ張られ感が改善しました。
骨盤の色んな筋肉がちゃんと動いていないという事は私のケースがちょっと特別かもしれませんが、
【膀胱括約筋と肛門括約筋、両方治療する必要があります】
という結果が出ました。
今まで気付かなかったです。
それで、現在私の膀胱の痛みはまだ消えていないんですが、50%位減っているという日もあります。
(まだアップダウンはありますが)
肛門はまた簡単に痙攣みたいな異様の緊張状態に戻りますため、毎日シャワーで広げています。
前からやっている他のマッサージとストレッチも続けています。
(肛門は自然に緊張するはずのはわかっていますが、これは本当に異様な緊張です)
それで、バルーンカテーテルの治療は凄い希望があると思いますが、恐らく何回か行う必要性があるかと思います。
例えば肩こりとか、何回かマッサージしないと取れないケースがあります。
お尻も毎日、ペットボトル・・・
そして骨盤の他の筋肉に問題が無い患者さんにはもっと大きな効果期待出来ると思います。
でも本当にこの数週間調子が良くなっています。
こんな長くて変な説明で申し訳ございません。
不明な点がありましたら、なんでも説明してみます。
ありがとうございます、また宜しくお願いします。
〇〇〇〇
【備考】
この方は日本におられる外国人のご婦人です。
この病気で、本国でもいろいろな治療を受け、改善していませんでした。
たまたま来日したおり、私のブログをお読みになり当院の患者さんになりました。
バルーン治療は治験段階であることを承知で、この治療を受けられた勇気あるご婦人です。
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コメント
先生のバルーンカテーテルの治療は素晴らしいものです
レポートにありましたが 男性の慢性前立腺炎の膀胱頸部硬化では出血が酷いんでしょうか?
【回答】
はい。』
また他の患者さんがご質問されてますがやはり30歳以下の適用でしょうか?
【回答】
はい。』
よろしくお願いします
投稿: | 2013/04/04 10:33
素人にはわからないですが なぜバルーンで広げるだけなのに出血が酷いのか? 内視鏡手術のほうが酷いならわかりますが
【回答】
バルーンで無理やり組織を裂いている訳ですから出血するのは当然です。
また、出血点を止血できませんから難しいのです。
内視鏡手術の場合、切除や切開を行っても、電気メスで十分に止血できるので安心なのです。
投稿: | 2013/04/09 09:40
となると先生がおっしゃっていましたカテーテルバルーンは内視鏡手術以外の選択肢にはならないですね?
【回答】
若い人用の治療の選択肢です。』
若い患者さんのみ選択可能であり男性は特にある程度出血を覚悟しないといけないわけですね?
【回答】
はい。
投稿: | 2013/04/10 09:35
高橋知宏先生
多くのドクターショッピングをしてまいりましたが間質性膀胱炎は慢性前立腺炎が悪化した形態ですが複雑怪奇になってしまった痛みなどは厳密には治らないと泌尿器科医師がおっしゃいましたがどうでしょうか?
【回答】
その先生は、そのように考えるのでしょう。
私は違います。
投稿: | 2013/04/19 06:45
先生
間質性膀胱炎の患者さんレポートはみなさん経過がかなり良いようですが 慢性前立腺炎よりは治りやすいとか傾向はありますでしょうか?
【回答】
同じだと思っています。
投稿: 患者 | 2013/04/20 18:11
先生ありがとうございます
しかし慢性前立腺炎の頸部硬化の内視鏡手術はかなり再硬化が見られるレポートがありますが 気のせいでしょうか?
【回答】
治りが悪い患者さんしかレポートしていません。
投稿: 愛 | 2013/04/23 13:50
先生 バルーンカテーテル治療の成果はどうでしょうか?
【回答】
効果のあった人が50%しかなかったので、現在は中止しています。
投稿: | 2013/10/01 19:27
結局高橋先生、カテーテルバルーンで広げたくらいでは改善しないのはやはり膀胱三角部分などの処置が重要だといえませんか?
【回答】
病気に対して膀胱三角部への依存度が低ければ、処置の必要はないと考えます。
投稿: | 2013/12/08 19:31
先生 大学病院の先生が間質性膀胱炎の膀胱水圧拡張手術を受けたら尿の出が悪くなると話していましたがどうなんでしょう? 理屈までは説明してもらえませんでした
【回答】
膀胱水圧拡張術は、膀胱の筋肉・粘膜・神経を無理やり引き延ばして、組織の断裂や亀裂を作るのが目的です。
膀胱の筋肉に損傷が来れば、膀胱収縮力が低下して尿の出が悪くなるという短絡的な発想です。
投稿: | 2014/01/13 13:47
先生の慢性前立腺炎や間質性膀胱炎の原因は排尿障害だということですが ある女性で何人もの間質性膀胱炎の権威に診察をしています 進行性末期間質性膀胱炎で廃用膀胱 わずか50ミリの尿でも激痛です40回もの頻尿 何度となく膀胱水圧拡張術や膀胱に薬を入れたりペインクリニックにかかっていますが
今からでも先生の排尿障害治療や内視鏡手術などを受けられますか?
このような末期的な患者さんを診察治療されたことありますでしょうか?
【回答】
頻尿の患者さんで多い順に、1日83回、78回、61回、50回、43回の5人の患者さんで、全員、間質性膀胱炎と診断され膀胱水圧拡張術を受けたが治らずに、私が内視鏡手術で健常人と同じに寛解できています。
これらの患者さんはみなさん痛みを伴っていましたが、完全に消失しました。
ほとんどの患者さんは、1日20回~30回の頻尿です。
投稿: | 2014/04/29 12:24