膀胱知覚入力のメカニズム
臨床泌尿器科の2007年7月号に特集「過活動膀胱のすべて」に下記のような説明図が掲載されています。
これほど科学や医学が進んでいるにもかかわらず、肝腎の膀胱知覚がどのようにして感じているのか不明なのです。解剖学専門書・生理学専門書・分子生物学などを探しても不明です。
上の図は、膀胱知覚入力メカニズムのあくまでも現時点での仮説です。間質性膀胱炎や過活動膀胱の頻尿が何故おきるのかは不明ですが、膀胱知覚に関して詳しく知れば原因や病態生理が解明され治療法が分かるかも知れません。
現時点での考え方は、膀胱が尿で膨らむと、膀胱壁が伸展します。膀胱粘膜上皮が伸展すると、粘膜上皮から化学伝達物質(ケミカルメディエーターCM)が放出されます。化学伝達物質とはATPアデノ三リン酸・NO一酸化窒素・ACHアセチルコリン・PGプロスタグランディンなどなどのことです。
これら化学伝達物質が、知覚神経や筋線維芽細胞を刺激して知覚を形成するらしい?というのですが定かではありません。医学といえども肝腎な所がいい加減であることに腹が立ちます。ベースがいい加減ですから、様々な憶測が混在して、病気の根拠が空想の夢物語になる可能性があるのです。
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