水の取り過ぎは逆効果!
巷では、水分健康法なるものがあります。大量の水を飲むことにより血液をサラサラにして健康になりましょうというものです。
その影響で、老若男女がお茶やミネラルウォーターのペットボトルを片手に、常に水分補給しています。
尿路感染症や尿路結石の患者さんの日常生活の注意点として、医師は患者さんに大量の水分摂取を奨励します。
急性膀胱炎は尿路感染症の病気とされていますから、泌尿器科医は当然のように大量の飲水を強要します。同じように慢性膀胱炎・間質性膀胱炎の患者さんにも同じく飲水をすすめます。
しかし大量の水を飲んで慢性膀胱炎や間質性膀胱炎症状が改善した患者さんが本当に存在するのでしょうか?
例えば、あなたが高級スポーツカーそのものだと仮定してみてください。時速250kmで走れる自動車だとするのです。
車の調子を維持するためには、たまには時速250kmの最高速度で走行しなければなりません。
ところが、そんな高級車でも、ひとたびタイヤがパンクした場合には、そんなことは言ってられません。
たとえタイヤが1個パンクしただけでも、時速250kmは出せません。もしもタイヤのパンクを無視して高速で走行したら命取りになります。容易に想像できるでしょう。
排尿障害が存在して、慢性膀胱炎・間質性膀胱炎症状になった患者さんは、満足な排尿ができません。それなのに細菌性急性膀胱炎や慢性膀胱炎の治療と同じように、大量の水分を摂取して頻回に排尿するとすれば、タイヤがパンクした状態で最高速度で走行するスポーツカーとどこか似ていると思いませんか?
治りの悪い慢性膀胱炎・間質性膀胱炎の患者さんには、水分摂取を控えるように私は指導しています。1日3回の食事に含まれる水分と1日多くて2回のお茶の時間の水分摂取で十分です。すると、水分制限だけで半数の患者さんは症状が軽くなります。
水分を好きなだけ摂取してよいのは、排尿障害のない本当の細菌性急性膀胱炎の患者さんだけです。
細菌性急性膀胱炎も非細菌性慢性膀胱炎・間質性膀胱炎も、治療や生活上の注意点が同じだと思っている医師が存在するのは悲しい事実です。
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コメント
新聞報道でこのサイトの存在を知りました。
「@からだ」といいます。
本格的な健康医療ポータルとなり家族の健康も支援してくれます。
痩せるための極意・・・・なるほど・・・
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糖尿病を患っているのですが、自分の目で改めてその状況が把握できました。
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お子様のインフルエンザなどの予防接種記録など・・・・
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レコーディングダイエット。可愛いですね。
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おくすりアラームなどの機能があり「薬の飲み忘れ」が生じないよう事前に服用時間を登録をしておくと、メールにてお知らせてくれます。HIVの方にも朗報です
一番良いのは、医師や薬剤師にジェネリックの交換を依頼してもらえる様なメール機能があります。
http://atkarada.jp/generic
自分の体調管理もしてくれます。
http://atkarada.jp/medical_examination/free
投稿: kenkou | 2009/12/29 11:34