内視鏡手術を受けられる慢性膀胱炎・間質性膀胱炎・神経因性膀胱の患者さんへ
慢性膀胱炎・間質性膀胱炎で内視鏡手術を受けようと決心した患者さんへの注意事項です。
【1】朝食は必ず召し上がって下さい。たくさん食べる必要はありませんが、必ず召し上がって下さい。理由は、脊椎麻酔の合併症であるショックなどの事故をなくすためです。
【2】水分は来院時まで飲まれて結構です。
【3】昼の12時までに来院して下さい。
【4】急用や風邪などの一般病気・生理の際には、お電話で気軽にキャンセルして下さい。無理をしてまで手術する必要はありません。手術のチャンスはお待ちいただければ必ず訪れます。
【5】東京近郊の患者さんの場合は、1日だけ近くのビジネスホテルか、クリニックから車で30分圏内の都内のホテルなどに宿泊の予約をあらかじめお取り下さい。手術当日が一番、術後出血の可能性があるからです。緊急時には来院していただかなければなりません。
【6】北海道・九州・関西・東北などはるかに遠方の患者さんの場合には、一週間ほど都内に連泊していだきます。その手続きをよろしくお願い致します。
【7】手術当日には、インフォームド・コンセントを印刷し、署名をしてご持参下さい。インフォームド・コンセントの署名が出来ない場合には、手術をお引き受けすることは出来ません。未成年の方や大学生の方は、親御さんの署名も必要です。
【8】手術後、採尿バッグを腹部に装着しますから、ゆったりしたズボンや服装で来院して下さい。
【9】手術後、止血と尿路の確保を目的に、膀胱カテーテル(ラテックス製の管)を尿道に留置します。留置期間は通常1日です。出血によって期間が延びることがあります。
【10】手術をしたから直ぐに症状が軽快するものではありません。その点を誤解しないで下さい。症状が経過するまで3ヶ月以上かかることもあります。
【11】手術後は、1週間後・1ヵ月後・2ヵ月後・3ヵ月後と通院していただきます。出血などの緊急時には、その限りではありません。
【12】遠方の方で、手術後出血の止血処置などを必要とする場合には、手術後お渡しする診療情報提供書を地元の泌尿器科医に見せ、適切な処置をしていただいて下さい。
【13】手術の費用は、残念ながら健康保険で認められなくなったので、手術費用20万円になります。
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コメント
以前より、膀胱炎のような症状で悩んでおり、特に腹部の痛みが耐えられません。
病院を受診しても、いつも菌が出ず、意を決して、先週膀胱水圧拡張術を受け、五月雨状の出血が見られ、間質性膀胱炎と診断されました。
病気を調べていくうちに、完治が難しい難病ということを知り、一生この痛みとつきあっていくのかと思うと絶望的な気持ちになりました。
高知県在住なのですが、来月5/6(水)上京する予定があります。その際、検査をしていただくことは可能でしょうか?
【回答】
5月6日は休診です。
5月7日は診療します。
投稿: 高知 | 2014/04/27 19:29
診察番号31701の〇〇〇〇です。お薬を飲み続けて3ヶ月がすぎました。安静にしてると診察当時からすれば痛みは薄らいだと感じるのですが無理するとなかなか痛みがとれず、お薬の効き目も十時間ほどできれてしまいます。
手術をした方がいいと思うのですが仕事と両親の介護で忙しく今はできそうにないものですからエブランチルとタニスを一錠から朝晩ニ錠とかに変更していただくのは可能ですか?
【回答】
エブランチルは1日2カプセルで処方できますが、ベタニスは1日1錠しか処方できません。
希望であれば、50mg錠を半分に割って、朝晩と服用すれば良いでしょう。」」
それで様子をみて改善されなければ手術を受けようと思ってます解答お待ちしてます。
投稿: たあこ | 2014/08/28 16:19
早速回答いただきありがとうございます。その処方で試してみて様子をみてみます。
投稿: たあこ | 2014/08/29 15:56