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慢性膀胱炎の実例3

【実例3】 カルテ番号12691○○○々さん22歳の場合
 3年前より1日20回前後の頻尿で苦しんでいました。泌尿器科専門のクリニックを2軒、J大学病院婦人科、某ウィメンズクリニックを受診しましたが、特に異常なく、やはり精神的なものと診断せれあきらめていました。
 インターネットで高橋クリニックを知り来院されました。来院時に頻尿日誌をつけていただくと、1日21回の頻尿と1回の尿量の平均が120mlです。来院した当初は、私もまだ慢性膀胱炎の原因が排尿障害とは考えておらず、膀胱三角部炎にだけ注目していて、レーザー光線で敏感な膀胱三角部を焼灼しただけの治療を行いました。しかし、一時的に頻尿症状は軽快するのですが、数ヶ月すると、やはり元の頻尿症状に戻ってしまうのです。仙骨神経ブロックを行い膀胱拡大術を定期的に行いますが、行った直後2ヶ月程は頻尿が抑えられる程度で、また元の頻尿症状に戻ってしまいます。
 この女性も特に排尿障害を訴えていませんでしたが、尿流測定検査を行うと、明らかな排尿障害があり、またわずかではありますが残尿も認めました。そこで患者さんと話し合い、膀胱頚部の切開手術を行いました。すると、自覚していなかった排尿障害を手術後「こんなにおしっこの勢いが良かったんだ!」と初めて自覚できたのです。
●総合評価:
ウロフロ検査では勢いはあるものの、赤く記したように山が三つあります。これは、排尿障害が隠れていて腹圧を利用して排尿している証拠です。残尿は8mlと少なかったのですが、患者さんと十分にお話をして手術を行いました。膀胱頚部を広げると、手術後のウロフロは非常によくなり、患者さんの喜びに結びつきました。
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